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さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯
*****中学校編(ロンとオーボエのはじまり)*****

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ロンと雪遊び③

 しばらく走っているとスキー場の近くにあるペンションに到着した。

 駐車場から玄関にかけてきれいに除雪されていたけれど、周りの景色は圧巻の雪化粧。


 車から降りると、雪の高さは低いところでも私の膝くらいあった。

 いつもと違う景色がロンの好奇心に火をつけたのか、車から降りた途端に勢いよく走り出す。


「ロン!あんまり走ると転んじゃうよ!」

 ロンは当然防寒用の靴も履いていなくて、素足なのでしもやけにならないか心配した。


 私たちみたいに雪用の溝の深い靴じゃないからすぐ転んでしまうとも思った。


 だけどロンは私の心配なんかおかまいなしに飛び跳ねるようにふかふかの雪の上を走って、リードを持ちながら「気をつけて!」とか「滑るよ!」とかロンに注意するように声をかけていた私のほうが滑って転んでしまった。


 雪の中にうつぶせに転んだ私のそばに慌てて駆け戻ってきたロンは、わざわざ雪に埋まった私の顔を掘り当てて顔をなめた。


 起き上がった私を見て、みんなが笑いながら「大丈夫!?」って声をかけてくれたけど、あれだけロンに注意していた私が、自分の口から出た言葉どおりに滑って転んでしまうなんて……正直無視しておいてほしかった。


 それにしても、ロンのこのはしゃぎようっていったいなに?


 あとで、しもやけがかゆいとか言っても知らないからね!

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