第六十四話「放課後」
最後の授業の終了を告げる鐘が鳴った。
「では、今日はここまでです。次回は指定した範囲から始めますので、目を通しておいてください」
教師が教本を閉じる。
「はい」
返事が重なった。
教師が教室を出た途端、それまで静かだった室内に一斉に音が戻ってくる。
椅子が引かれ、教本が鞄に収められていく。
「疲れたー」
「この後どうする?」
「図書館寄ってかない?」
そんな声があちこちから聞こえた。
俺も教本を閉じる。
学院に入って、最初の授業日が終わった。
朝、教室に入った時は、知っている相手がルシアンしかいなかった。
今は違う。
ガレス、リネット、エミールと話した。
実技では互いの魔法も見た。
昼にはエマやリリィとも知り合い、午後の魔法理論ではリアと話した。
まだ初日なのに、朝より知っている顔が随分増えている。
「腹減った」
前の席から声がした。
見ると、ガレスが机に突っ伏していた。
「昼、食べたでしょう」
リネットが鞄を閉じながら言う。
「もう三時間くらい経ってるだろ」
「三時間でお腹空くの?」
「空く」
そこだけは迷わないらしい。
エミールが教本から顔を上げた。
「朝も結構食べてた」
「見てたのかよ」
「食堂で見かけたから」
ガレスが何か言おうとして。
やめた。
「……まあいい。何か食いたい」
その様子を見ていたルシアンが笑う。
「売店行く?」
「売店?」
俺は顔を上げた。
学院案内で存在は知っている。
ただ、まだ行ったことはなかった。
「食べ物もあるの?」
「軽食くらいならあるはずだよ。文具とか実習用品も売ってるみたい」
「行こうぜ」
ガレスがすぐに立ち上がる。
目的が決まった途端に元気になった。
「私は実習用の手袋を見たいかも」
リネットも続く。
エミールは特に何も言わなかったが、もう鞄を肩に掛けている。
行くらしい。
「レインは?」
ルシアンに聞かれた。
「俺?」
一瞬、机の上にある魔法理論の教本を見る。
本当なら、この後は図書館に行こうと思っていた。
さっきリアと話したことを、もう少し考えたい。
俺に見えている魔力と、観測器に残る結果を比べる。
どうすれば実験できるのか、参考になる資料もあるかもしれない。
ただ。
顔を上げると、四人はもう教室を出る準備を終えていた。
「……俺も行く」
「図書館は?」
「また今度行けるから」
「そっか」
ルシアンはそれ以上何も言わなかった。
俺も鞄を持って立ち上がる。
五人で教室を出た。
***
放課後の廊下は、朝とは違う場所に見えた。
授業に間に合うよう急いで歩く学生はいない。
その代わり、行き先がばらばらになっている。
何冊もの教本を抱えて歩く学生がいる。
実技服に着替え、杖を持っている集団もいた。
少し先では、一人の学生が廊下を歩く教師に並び、何か熱心に質問している。
「今日、街に出ない?」
「どこ行く?」
そんな話をしながら通り過ぎていく学生たちもいる。
授業は終わった。
けれど、学院そのものが止まったわけではない。
(こういう時間もあるのか)
図書館に行ってもいい。
訓練してもいい。
教師を捕まえて質問してもいい。
寮に戻っても、街に出てもいい。
授業中より、むしろ学院が広く感じられた。
「ルシアン!」
横から名前を呼ぶ声がした。
別の制服の男子生徒がこちらに手を上げている。
「フレッド」
ルシアンもすぐに名前を返した。
「三組どうだった?」
「面白いよ。そっちは?」
「工学科、初日から課題出された」
「もう?」
「ひどいだろ。今度見せるよ」
「うん。また」
短いやり取りを終え、相手は友人たちのところに戻っていった。
それを見送って。
ガレスがルシアンを見る。
「お前、何でそんな知り合いいるんだ?」
「あ」
思わず声が出た。
「俺もそれ、昨日から思ってた」
「だよな?」
ガレスがこちらを見る。
「そんなに変かな」
「昨日、学院を歩いてた時も何人かと話してたよ」
「たまたまだよ」
「一日で何回たまたまが起きるんだよ」
ガレスが言う。
リネットも苦笑した。
「まあ、普通ではないと思う」
そこでエミールが短く言った。
「顔と名前を覚えてる方がすごい」
「あ、それ」
俺も頷く。
「一回話しただけでも覚えてるんだよ」
「そこ?」
ルシアンが笑った。
そのまま歩く。
話しながら同じ場所に向かっている。
それだけのことなのに、妙に新鮮だった。
***
「……ここ?」
売店に入って、思わず中を見回した。
想像していたより、ずっと大きい。
小さな文具店のような場所だと思っていた。
実際には棚が何列も並び、その間を大勢の学生が歩いている。
紙。
ノート。
インク。
教本や参考書。
実習用の手袋。
杖の手入れ用品。
簡易魔晶石。
工房用らしい細かな工具。
術式を書くための器具。
小型の魔導具。
奥には焼きパンや菓子、果実水まで置かれていた。
一本線の一年生だけではない。
上級生も普通に混じっている。
「俺、あっち見てくる」
ガレスが言った。
向かったのは食べ物の棚だった。
リネットは実習用品。
ルシアンも何かを見に行くらしい。
俺は。
(あれ何だ?)
小型魔導具の並ぶ棚で足を止めた。
掌に収まるほどの金属製の器具。
中央には小さな魔晶石。
周囲に細い術式が刻まれている。
手に取る。
《簡易術式検査器》
「何に使うんだろう」
「知らないの?」
いつの間にか、リネットが隣にいた。
「知らない」
「ちょっと意外」
「何で?」
「魔導具にも詳しいのかと思ってた」
「いや。まだあまり勉強できてないんだよね」
だからこそ見たい。
器具を裏返していると、近くをエミールが通った。
「エミール」
「何?」
「これ使ったことある?」
器具を見て。
「ある」
「どうやって使うの?」
「書いた術式に繋いで、魔力を流す。線が途中で切れてたら反応する」
「どこまで分かる?」
「簡単な断線とか、接続不良くらい」
なるほど。
魔力の流れそのものを詳しく調べる道具ではない。
あくまで。
術式を組んだ後の簡単な確認用か。
「流す魔力って一定?」
「説明書に書いてある」
「使った時って——」
続けようとすると。
エミールが器具を指差した。
「気になるなら買った方が早い」
「そこまで?」
「多分、まだ聞くでしょ」
「……」
止められて、思い出した。
さっき抑えようと決めたはずなのに。
思えば、セレナといるときはずっとこんな感じだったからか、感覚が麻痺してしまっている。
(もっと意識しないとなのか......)
エミールはそのまま別の棚に歩いていった。
リネットが笑う。
「よく分かってるじゃない」
「今日知り合ったばかりなのに」
「今日だけで十分だったんじゃない?」
けれど。
自分のことを知ってくれるのは、悪い気はしなかった。
気を取り直して、もう一度検査器を見る。
値段。
思っていたよりは高くない。
(欲しいな)
すぐ使うかは分からない。
でも、いつか自分で術式を組む時に試せそうだ。
ひとまず持っておこう。
少し歩くと。
ガレスはもう肉入りの焼きパンを二つ手にしていた。
「二個食べるの?」
「一個じゃ足りない」
リネットは特に驚かなかった。
手には二種類の実習用手袋がある。
片方ずつ縫い目を確認していた。
「何が違うの?」
俺が聞く。
「こっちは指先が補強されてる。実習で長く使うなら、少し高くてもこっちの方が良さそう」
「そんな変わるか?」
ガレスが焼きパンを持ったまま覗き込む。
「あなたみたいに何でも雑に扱うなら、変わらないかも」
「俺、そんな雑じゃないぞ」
「今日、筆記具二回探してたでしょう」
エミールがいつの間にか戻っていた。
「それは関係ないだろ」
「机の下にも落としてた」
「何でそんなに見てるんだよ」
「見てると面白いから」
ガレスが何とも言えない顔になる。
俺は少し笑いながら、その場を離れた。
今度はルシアンを探す。
冊子が並んだ棚の前にいた。
「何見てるの?」
「これ」
差し出された表紙を見る。
《帝都中央魔法学院 学生規則・施設利用規定 詳細版》
「……規則?」
「うん」
冊子と呼べるか怪しいほど分厚い。
「入学式の時にもらわなかった?」
「あれは簡易版。こっちは細かいところまで載ってる」
ルシアンが中を開く。
施設利用申請。
研究室の利用条件。
訓練場の優先利用。
図書館の貸出規定。
学外活動。
寮規則。
他にも細かな項目が並んでいた。
「読むの?」
「読むよ」
「面白い?」
「結構」
即答だった。
「……そうなんだ」
「レイン」
「何?」
「その手」
見る。
まだ術式検査器を持っている。
「これ?」
「僕からすると、それと同じだよ」
「全然違うよ。こっちは魔法だし」
「こっちは制度」
「だから違う」
「僕には同じくらい面白いんだ」
そう言われて、少しだけ分かった。
俺が術式を見て、どう流れるのか、どう使えるのかが気になるのと。
ルシアンが規則を見て、誰が何をできるのか、どうすれば使えるのか知りたくなるのは。
本人にとっては似たようなものなのかもしれない。
「買うの?」
「うん」
「早いね」
「レインは?」
「これとノートは買う」
「もう決めたんだ」
「エミールが多分使うって」
「なるほど」
結局。
簡易術式検査器とノートを一冊買った。
気になった魔法工学の冊子もあったが、そちらは棚に戻した。
図書館にありそうだ。
会計に並ぼうとした時。
エミールの手に小さな焼き菓子があるのが見えた。
表面に砂糖がかかっている。
「……」
見ていると、向こうも気づいた。
「甘いの好き」
「まだ何も聞いてないよ」
「聞きそうだったから」
そう言って会計に向かう。
俺はその背中を見る。
(エミールって、甘いもの好きなんだ)
今日知ったことが、また一つ増えた。
***
売店を出た後。
近くに並んでいた石造りのベンチに五人で座った。
ガレスは早速焼きパンを食べ始めている。
リネットは買った手袋を一度だけ確認してから鞄にしまった。
エミールは小さな焼き菓子。
ルシアンは果実水と冊子を買っていた。
俺は袋から術式検査器を取り出す。
「もう開けるの?」
リネットが聞いた。
「説明書だけ見る」
「寮まで待てない?」
「気になるから」
「でしょうね」
もう驚かれなかった。
説明書を開く。
端子の位置。
接続方法。
流す魔力量。
異常があった場合の魔晶石の反応。
(なるほど)
簡単な術式なら、自分で書いた後の確認に使えそうだ。
もちろん。
俺なら魔力を流せば、どこで詰まっているか直接見ることもできる。
でも、他の人がどうやって術式を確認しているのか。
そちらの方も気になった。
午後にリアが話していたこととも、少し繋がる。
俺に見えているものと。
観測器に残る結果。
(こういう道具の記録とも、リアならうまく比べられるのかな)
説明書をもう一度見る。
「レイン」
「ん?」
ガレスだった。
「実技の時も思ったけど、お前、本当に魔法好きなんだな」
「今さら?」
「実際に一日一緒にいると、思ってたよりすごい」
「どういう意味?」
「休む時くらい休まないのかってこと」
「今休んでるよ」
「頭が休んでないだろ」
それは。
そうかもしれない。
「ガレスの魔法も見てたよ」
「実技でな」
「うん。身体強化を残したまま土魔法使ってたでしょ。あれ——」
言いかけて。
止まる。
(……いや)
さっき決めたばかりだ。
一度に全部聞くのは控える。
「……また今度聞く」
「は?」
ガレスが焼きパンを持ったまま止まった。
リネットもこちらを見る。
エミールまで菓子を食べる手を止めていた。
「何で急に?」
「別に」
「今、絶対何か聞こうとしてただろ」
「聞こうとはしたけど」
「じゃあ聞けばいいじゃない」
リネットまで不思議そうにしている。
ルシアンだけが、面白いものを見るように笑った。
「多分、午後のリアを見たからだよ」
「セリウス嬢?」
ガレスが聞き返す。
「リアも、魔法理論のことになると止まらなくなるんだ」
ルシアンが軽い調子で言う。
「普段は落ち着いてるんだけどね。興味のある話になると、質問が次から次に出てくるから」
「へえ」
「レインも、自分を見た感じになったんじゃないかな」
「……まあ」
ガレスが俺を見る。
それから。
「そういや」
口の中のものを飲み込んでから言った。
「午後、セリウス嬢と話してたよな」
「リア?」
「授業の後も結構長かっただろ」
「うん。魔力視の話だよ」
「魔力視?」
「俺に何が見えてるのか、観測器の結果と比べて確かめたいって」
「……」
ガレスが止まった。
「今ので分かった?」
「何となく」
「じゃあ最初から説明する?」
「やめとく」
「え」
「今聞いたら、結局また止まらなくなるだろ」
「……」
そこでリネットが笑った。
「魔法の内容じゃなくて、セリウスさんと話してたことが気になったんじゃない?」
「そう、それ」
ガレスが頷く。
「公爵家の令嬢だし、ちょっと話しかけづらいだろ」
「まあ、そうか」
「そうだよ。しかも……」
一瞬言葉を濁す。
「すごく、美人だし」
「うん。綺麗だったね」
ガレスが俺を見る。
「……即答かよ」
「実際そうだし」
「まあ、そうだけど」
横でルシアンが笑った。
「何?」
「レインらしいなと思って」
「何が?」
「いや、なんでもない」
「けど」
リネットが口を挟んだ。
「女の子には、あんまりそういうこと言うんじゃないわよ」
「どうして?」
「本気にしちゃうでしょ。レインにその気がなくても」
「そうなの?」
「そうよ」
「リネットも?」
「馬鹿なこと言わないで。専科にいるような、普通の女の子とかのことよ」
そんなものなのか。
経験がないから、あまり分からない。
でもそれより。
俺にとっては、授業でのリアの説明や、その後の話の方が印象に残っている。
「次はちゃんと説明したいんだ」
「セリウスさんに?」
リネットが聞く。
「リアにもだけど、先生にも。正解なのに説明できないの、ちょっと悔しかったから」
「ああ」
今度は、ガレスにも意味が伝わったらしい。
「それなら分かる」
「分かるの?」
「俺だって実技で負けたら悔しいし」
「少し違う気もするけど」
「似てるだろ」
そう言われれば似ているのかもしれない。
上手くできなかった。
次はできるようにしたい。
それだけなら、確かに同じだ。
リネットが立ち上がった。
「そろそろどうする?」
ガレスも最後の焼きパンを食べ終える。
「訓練場行かないか?」
「今から?」
「見るだけでもいいだろ。放課後ってどんな感じか気になるし」
「俺は行きたい」
思わず先に答えた。
リネットがこちらを見る。
「レインは聞くまでもなかったわね」
「他の人が何してるか見たい」
「でしょうね」
エミールも立ち上がる。
「俺も行く」
「じゃあ決まりだね」
ルシアンが空になった果実水の瓶を持ち上げた。
自然と。
また五人で歩き出した。
***
訓練場に着くと、授業中とは雰囲気が変わっていた。
学生の数は減っている。
その代わり、使い方に統一感がない。
一人で基礎魔法を何度も繰り返している学生。
二人組で術式を確認している学生。
教師から一対一で指導を受けている者。
少し離れた場所では、上級生らしい二人が模擬戦をしていた。
別の場所では、杖を構えた一年生が、同じ的に何度も水弾を撃っている。
一発。
二発。
三発。
微妙に着弾点が的の中心に近づいていく。
(精度の練習か)
次。
別の魔法が見える。
風。
身体の周囲に薄く纏わせている。
(身体強化じゃない。移動補助?)
眼を向ける。
「レイン」
「何?」
「忙しいな」
ガレスが笑った。
「色々やってるから」
「全部見るつもりか?」
「見られるなら」
「それ、四年間続けるの?」
エミールが聞いた。
「多分」
「前も言ってたよね。四年しかないって」
ルシアンまで覚えていた。
「だって本当に四年しかないでしょ」
「普通は『四年もある』って思うんじゃない?」
リネットが言う。
「俺には短い」
知らない魔法。
知らない術式。
知らない使い方。
今日だけでも、いくつ見ただろう。
四年あっても、全部を見ることはできない。
だから。
見られる時には見たい。
「あれ」
ガレスの声で、考えるのを止めた。
「何?」
視線の先。
訓練場の一角に、一年生らしい学生が数人集まっている。
中央に、銀色の髪が見えた。
赤い瞳。
手には木剣。
(アルドリック・ヴァレリウス)
すぐに分かった。
入学試験首席。
入学式で壇上に立っていた。
「一組だな」
ガレスが言う。
「ヴァレリウスね」
リネットも気づいたらしい。
「そうだね」
ルシアンが答えた。
俺は。
そのまま見ていた。
アルドリックの周囲には数人の学生がいる。
一人が何かを話しかける。
短く答える。
声までは聞こえない。
偉そうに振る舞っているようには見えなかった。
なのに、自然と周囲の中心にいる。
そのアルドリックが木剣を持ち直した。
向かい側にも男子生徒が立つ。
同じく木剣を構えた。
(やるのか)
興味が一気にそちらに向く。
魔法を使うのか。
剣だけなのか。
両方なら。
どう繋げる。
入試首席。
同じ十四歳。
実技が圧倒的だったという話は聞いている。
でも。
実際に見たことはない。
「見ていく?」
ルシアンが聞いた。
「うん」
即答した。
ガレスも興味があるらしく、アルドリックの方を見ている。
リネットとエミールもその場には残った。
五人で。
少し離れたところから待つ。
アルドリックが足を開く。
木剣の先が僅かに下がった。
(あれが構えか)
派手ではない。
隙もない。
ただ、妙に眼が離せなかった。
その時。
別の場所から鐘が鳴った。
「あ」
訓練場の一部で、教師が学生たちに声を掛け始める。
利用時間の区切りらしい。
ガレスが空を見る。
「俺たちもそろそろ戻るか」
「もう?」
「初日だぞ。明日もある」
俺はアルドリックを見る。
まだ始まっていない。
「……もう少し」
言いかける。
四人は別に、俺を急かしているわけではなかった。
待とうと思えば、多分付き合ってくれる。
それに気づくと逆に、今日はいいかと思った。
「分かった。戻ろう」
「いいの?」
ルシアンが聞く。
「いつか実技で見られると思うし」
「そうだね」
「じゃあ、そのときでいいや」
歩き出す。
数歩進んで一度だけ振り返った。
アルドリックはまだそこにいた。
木剣を構えて、向かいの相手を見ている。
「明日は朝から座学かあ」
「政治・法規って何やるのかしら?」
「ルシアンは得意そう」
「どうだろうね」
少し前を四人が歩いている。
(明日も、楽しみだ)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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次話もお楽しみ頂ければ幸いです。よろしくお願いします。




