40♡歓迎会(episode有桜)
今日は異母姉の志帆の歓迎会です。
有坂ホールディングスのホテルでするみたい。
圭吾くんからはエスコートは頼まれたけど断ったと聞いてる。
「有桜~今日のドレス可愛いね。」と言われキスされる。最近さらに褒められる。あの駐車場エッチから更に甘々がましているような気がする。私も圭吾くんに甘える事が当たり前になってきたように思う。
「もっとキスして」おねだりしてしまう。
「化粧落ちたらどうする?」
「でも、して欲しいから舌無しにして」
「分かった」と30分程してる。
「旦那様、そろそろ」とドアの前で高屋さんが言う。
「わかった。じゃあ奥様そろそろ行きましょうか?」
「はい!愛しの旦那様」
車の後部座席に乗って会場につくまで圭吾くんからの愛撫が続く。
「もう!辞めてよ~」私の胸を揉む手を軽く叩く。
とっても不機嫌そうな顔で言う
「なんで嫌がるの?」
「今からパーティでしょ?圭吾くんは綺麗な私をみんなに見てもらいたいって思ってくれないの?」少し鼻声で言う。
「そりゃぁ……」
「じゃあ我慢して!その代わり終わったらサービスするから。ね?」
「分かったよ。」むくって膨れてるほっぺたをツンツンする。本当に可愛い、大好きな人。
会場について私をエスコートしてくれる。
会場はシンデレラに出てくる舞踏会みたいな会場だった。
私の耳元で圭吾くんが言う。
「有桜、ディズニー好きだったでしょ?」
「ありがとう。」扉の前でキスをする。
入場すると周りから歓声があがる。
近くに潤也さんと美海ちゃんカップルがいた。
「有桜ちゃん待ってたよ~」美海ちゃんに言われる。
「誰のパーティなんだろな」潤也くんが圭吾くんを茶化している。
そう今日は異母姉の志帆の歓迎会だ。
「もちろん。分かってるさ……」圭吾くんが意地悪や笑顔をしている。
「有坂社長!」志帆の父親(私の父親でもあるが)が話しかけてきた。
「どうも。」
「今日は志帆の為にありがとうございます。」
「私からもお礼言わせて下さい。」
「いえいえ。楽しんでください。」圭吾くんは私の腰を更にこちらに引き寄せながら言う。
「有桜、喉かわいてないか?あそこの飲み物を持ってこさせようか?」
「大丈夫。自分で好きな物取りに行ってもいい?」
「あぁもちろん。」
「では!失礼します」軽くお辞儀をして二人で取りに行く。
父親と志帆の母がこちらを睨んでいた。
「よかったの?」
「ん?どうして?」
「一応恩人の両親でしょ?」
「そのこと?実は有桜だから言うけど、水川は俺の恩人じゃなかったんだ。」
「そうなの?」
「詳しい事はまた話すね。今日はとにかく楽しんで」
「分かった」笑顔で答える
乾杯の挨拶や主役の志帆の挨拶があって歓迎会も和やかにすすんで行く。
「ここで有坂社長よりあいさつがあります」司会が言うと圭吾くんが壇上にあがる。
「今日は僕の高校の友人の水川志帆さんが海外から戻って来られるとの事で歓迎会をさせて頂きました。皆さんお楽しみ下さい。後、皆さんにご紹介したい人がいます。」気づくと圭吾くんのお父さん、お母さんが私の近くに来ていた。
「有桜ちゃん。行きましょ!」とお義母さんに言われて私も壇上に上がる。
「僕の妻の有桜です。」会場の人達から驚きの声があがる。そうだろう。身内以外は私の事は社長の専属秘書だとしか思ってなかったのだから。会場をぐるっと見ると志帆と父親達が私を睨んでいた。彼らにしては大事な娘の好きな人を奪った憎き女なんだろう。
「妻と僕は1年前に結婚しましたが、仕事に責任を持っている妻から公私混同はしないでほしいとの事で今まで皆さんにご紹介出来ませんでした。しかし結婚1周年を記念して、皆さんにご報告させて頂く事になりました。」圭吾くんが私の前に膝まづいて私の左手を持って言う。
「俺は優しくて可愛い有桜の事を愛してる。1周年ありがとう。そしてこれからも俺と共に夫婦として歩んで行って下さい。」指輪を薬指にはめてくれた。
「ありがとう。私も圭吾くんが大好き」目から涙がこぼれ落ちた。圭吾くんは私を抱き上げてキスをしてくれた。圭吾くんのお父さんが挨拶をする。
「この度息子圭吾と共に有桜さんのご報告が出来たこと嬉しく思います。有桜さんは高校時代からお母さんの入院費を貯めるためにアルバイトを頑張っていました。それでも大学卒業まで特別奨学金を貰う程、秀才なお嬢さんです。仕事も熱心で役員の間でも評判です。そんないい子が有坂家に嫁いでくれて私たち夫婦も嬉しい限りです。圭吾、有桜さんを大切にして行きなさい。有桜さん、圭吾の事が嫌になったり喧嘩をしたら気にせず本宅に来なさい。私達は有桜さんの味方です。二人が支え合っていい家庭を築けるように周りの皆さんも若い2人を手助けお願いします。」
会場から拍手が溢れる。お義父さんと話をした事はあまり無かったけど私の事をここまで大切にしてくれてて嬉しかった。
「有桜、サプライズはまだあるよ。」耳元で圭吾くんが言う。司会の人が言う。もう1人2人をお祝いしたい方がいらっしゃいます。
その人は車椅子に乗って登場した。
「うそぉ。」涙が溢れて喋れなくなった。
「有桜さんのお母様です。」ずっと植物状態だった母が入ってきた。司会者にマイクを渡される。
「圭吾さん、有桜。おめでとう。」弱弱しい声だったけど久しぶりに聞いたママの声だった。有桜ちゃんと優しく頭を撫でて抱きしめてくれていた……ママだった。
「妻のお母さんはずっと交通事故で入院していましたが、2週間前に目を覚まされました。有桜。黙っててごめんね。実はお母さんの事故は偶然ではなくある人物によるものでした。」圭吾くんの合図で扉が開き警察が会場にはいってきた。
「水川忠男並びに早苗に殺人未遂の容疑がかかっている。」
2人が連行される。
「圭吾!どうして」志帆が言う。
「罪を犯したら裁かれるのは当たり前だろ?」
「私は圭吾の恩人じゃない?」
「本当に君は俺の恩人か?本当の恩人はここにいる俺の妻の有桜だろ?君たち家族が有桜を冷遇してなりかわっただけだろ?」
「なんで……それを」
「調べたんだ。あれだけの怪我をしていたんだ。入院歴を調べたら入院していた女の子は水川有桜、しかも俺より2個下の君の妹だろ?よくそんな事が出来たな。恥を知れ」今までになく冷たい目で志帆を見つめて言い放つ。




