28♡女子会(episode有桜)
今日は圭吾くんのお母さんと買い物に来ていた。
流産とか色々あって結婚1周年が過ぎてしまっていた。契約結婚で愛がないと思っていたから実はお祝いをしないと思って準備していなかった。
でも、志帆が会社に来た次の日に圭吾くんから
「結婚1周年のお祝いを今度の休みにしない?」
と言われた。私も何か圭吾くんにあげたいと思い、お義母さんを誘ってみた。
実は私、お義母さんの事、大好きなんです。
圭吾くんのお母さんだから当然だけど、いつも優しくて。将来はこんな奥さん、お母さんになりたいって思ってる。
「有桜ちゃん。どんな物プレゼントする予定?」
「えっとですね。ネクタイとタイピング、カフスボタンかなって思ってます。」
「なるほど……じゃあいつも主人御用達のお店へ行きましょう」
「はい!」
店員さんとお義母さんと相談しながらプレゼントを買えた。
「ありがとうございます。良いもの買えて良かったです。」
「いえいえ。かわいいお嫁ちゃんの頼みですもの」
お義母さんは洗練された貴婦人だからどんな所作も綺麗だ。
「私もお義母さんみたいになりたいです。」
「まぁっっ嬉しいわ。でも有桜ちゃんは十分魅力的よ」
「ありがとうございます。」
色々喋って、晩御飯をおばあ様も一緒に3人でする事になった。
せっかくなので私のオススメの所に行くことになった。
【レ ローワ】人気で中々予約がとれない事で有名だが当日でも席が取れた。
おばあ様もお義母さんも一度は来てみたいと思っていたそうで良かった。
「ここ、いつもいっぱいなのによく取れたね。有桜ちゃん。」お義母さんが笑顔でいう。
「はい。実は強力なツテがあるんです。」
「へぇ〜凄いわね。うちの孫娘は」おばあ様も笑顔でいう。
そこにお腹が大きな店員が入ってくる。
「本日はレ ローワにお越下さりありがとうございます。良ければ特別メニューのコースブルーはどうでしょうか?」
「せっかくだしオススメのコースにしましょう。」
シェフもやって来て挨拶にくる。
「今日はお越しくださりありがとうございます!あーちゃんのご主人のおばあ様とお義母さまと聞いてます。
楽しんでください。後、あーちゃんお代はいいからね。」
「あーちゃん?」お義母さんが不思議そうにいう。
「あの2人は私の幼なじみなんです。店の名前も、れいくんのレとろわちゃんのロワからとってるんです。」
「お代はいいっていうのは?」おばあ様が聞く。
「ここを建てる時に頭金を私が出したんです。それをまだ感謝してくれてて、未だにお代はいいって言ってくれるんです。」
ピッチャーをもった青年を呼んで
「このお花とお菓子とプレゼントを副支配人に渡してください。」
「かしこまりました」
「お金は受け取らないんで、プレゼントを渡してます」
お代はいいとは言うが、2人が苦労してここまできたのを分かっている有桜には何もしない訳にはいかなかった
。
そんな有桜をみて苑はやっぱり圭吾の奥さんは有桜で良かったと思った。
有桜は2人に幼なじみとの思い出などを話した。3人は和やかな時間を過ごしていた。
有桜のスマホが振動する。
圭吾からだ。3人でご飯をたべに行きますと連絡してからマナーモードにしていたので気づかなかった。
着信が10件にLINEのメッセージも着ていた。
「ちょっと圭吾さんから連絡きてました。今電話してもいいですか?」
「いいわよー」デザートが運ばれてきて堪能していた。
「もしもし。圭吾くん?」
「有桜、今どこにいるんだ?」なぜかとても怒っている。
「お義母さんとおばあ様とご飯にいくって連絡しませんでしたっけ?」
「あぁ。着てたよ。俺じゃなく近藤くんにね」
えぇ?!うそ。まさか、間違えてたなんて。
「ごめんなさい。圭吾くんにおくったつもりだったの」
「どうだかね。」と言ってブチッと切られる
本気で怒ってる。どうしよう??
でもちょっと待ってよ。間違えた事、ちゃんと謝ったよね?怒ったとしてもいきなり切ることある?
何かムカムカしてきたので電源を切ってしまった。
「圭吾なんだって?」おばあ様が聞いてくる。
「楽しんでおいで!と言ってました」本当はそんな事言ってないけど。もう知らない。
「まぁ。圭吾も成長したってことですね。お義母様」
「そうだね。夫たるものどしっと構えとかないとね」
「なるほどメモしときます」
「有桜ちゃん。何でも百戦錬磨のおばあちゃんに聞きなさい!」
「ありがとうございます!おばあ様」
楽しくお喋りする。
また3人で行きましょうと約束をし解散した。
時計を確認すると21時になっていた。
電源をいれると圭吾から電話とLINEが着ている。
LINEのメッセージを見て笑顔になる。
【いきなり切ってごめん。でも、有桜の可愛い笑顔は俺だけが独占したいんだ。】
【有桜、怒ってる?早く返事ちょうだい】
【有桜、もうあんな事しないからお願い返事ちょうだい。】
【有桜ちゃん泣泣】
泣いてる子犬のスタンプ、うさぎのスタンプ、クマのスタンプ……って!動物ばっかじゃん!!
もう可愛くて笑ってしまう。
電話しようとおもって開いたら留守番も入ってて聞いてみる。
【有桜。ごめんなさい、許して下さい。】
【有桜の好きなお店のケーキ買ってきたから帰ったら一緒に食べよう。】
【お願い電源いれてください。】
【俺を嫌いにならないで、有桜に嫌われたら生きていけないよ】最後は半泣きになってる。
電話をかけてみると……プルっだけで電話が繋がる。ちょっとワンコールは待とうよ笑
「もしもし?」
「もしもし……怒ってる?ごめん。もうあんな事しないから許してよ」
「う~ん、どうしうかな?いきなり切られて結構傷ついたんだよなぁ」
「ごめん。本当にごめん」
「どうしたら許してくれる?」
「うんっと駅まで迎えに来てくれて、ギューってハグしてキスしてくれたら許したあげよっかな?15分以内に」
「え!?家から駅まで15分……ギリギリじゃん。」
「じゃあいくよ!1.2.3」
「ちょっとまってよ。有桜」被せ気味でスタート!!と言って電話を切る。
実は恋人が出来たらしたかった事なんだよね♪
何分で来るかな?ワクワクしちゃう。来てくれたら何分でもいいの。思いっきりぎゅーってしちゃおう!!楽しみだなぁ。早く会いたいよ圭吾くん。




