24♤望まない訪問者(episode圭吾)
社長室のフロアに着く。
「近藤部長。佐藤さんだが、少ししんどいみたいで俺の車で休んでいる。他の職員には俺の仕事の処理をしていると言っておいてくれないか?」
「分かりました。佐藤さん大丈夫でしょうか?後で見に行きましょうか?」
「あまりに遅かったら声をかけに行ってくれ。」
「分かりました。」
久しぶりの挿入だったから沢山無理をさせてしまった。反省しないとなぁ。もうしないと言われたらどうしよう。今日はお風呂上がりにマッサージしてあげよう。
つい笑顔になってしまう。
そんな俺をみて近藤部長が言う。
「社長楽しそうですね。佐藤さんと仲良くされてるみたいで安心しました。」
「ありがとう。そうだな笑」
内線がなる。番号をみたら受付だった。
「社長。水川様と一条様と言う方が来られてるのですがお通ししても宜しいでしょうか?」受付嬢か困ったように電話をかけてきた。理って彼女達に当たられてもこまるので通すように言う。
「あぁ。社長室迄通してくれ。」
「かしこまりました。」
ヒールの音が聞こえる。ノックも無しに社長室へ入ってくる。
「圭吾!何で会ってくれないの?」甲高い声が聞こえてくる。
「仕事だからだ。」低い声で応える。
「でも、電話した時は家にいたんだろ?ちょっと顔出す位は出来なかったのか?」
「今日も仕事なんだ。それに君もいたんだろ?君が介抱すればいい事だろ?」
「でも……私圭吾に会いたくて……」涙目でこちらを見つめてくるが嫌悪感しかない。これが有桜なら可愛いのに……昨日の情景が思い浮かんで思わず口元か綻ぶ。
「あと少しで歓迎会だろ?そこまで待てないのか?」
「わかったわよ。」むくれてる志帆を無視する。
「そうだ。圭吾。あのビ……専属秘書さんはどこ行ったんだ?」
「佐藤秘書は社長かは頼まれた仕事を処理しております。それが終わり次第出社致します」
「サボってんじゃねぇのか?」
「その様な事はこざいません。」
「ふ~ん。ねえ!圭吾。もし良かったら私が専属秘書しよょっか?」
「なんで志帆がするんだ?」不快感が増していく。
「だって。私海外留学してきて英語もフランス語も喋れるし圭吾の力になれると思うんだけど?」
「圭吾!いいじゃねぇか!!志帆なら優秀だし」
「結構だ。佐藤さんはとても優秀な専属秘書であり、よく出来た俺の妻だ。公私共に満足しているから問題ない。」
「でも!圭吾」
「近藤部長。お客様がおかえりだから案内してあげて下さい。」
「承知しました。水川様、一条様、ご案内します。」
「わかったわよ。」
うるさい2人が出て行った。自分から別れ話をしておきながら別れてからも擦り寄ってくる。志帆が信じられなかった。
俺は嫌悪感でいっぱいだった。
「社長、おかえりいただいて来ました。つぎはアポを取るように伝えてます。」
「わかった。すまない。」
「いえ。あの、水川さんがトイレに行かれて戻ってくる時に佐藤さんが見えました。顔色が悪かったのでご報告させて頂きます。」
「わかった。後で声をかけてみるよ。」
昼休憩の時間になった。有桜の様子を見ようと思って立ち上がった時にドアがノックされて有桜が入ってきた。
「有坂社長、体調が悪くて早退してもいいでしょうか?」明らかに青白い顔をしている。
「構わないけど、大丈夫?送っ行こうか?」
「圭吾くん。まだ仕事だから大丈夫。地下鉄の駅に迎えに来てもらえないか聞いてくれない?」
「わかった。」家に電話して高屋さんに駅に迎えに来てもらうこと林医師に来てもらう様に頼んでおいた。
「有桜激しくしてしまってごめん、」
「ううん。大丈夫だよ。ただ凄くだるくて……私こそ迷惑かけてごめんね」
「大丈夫だよ!帰ってゆっくり休んでね。」
「ありがとう。じゃあ失礼します。」ヒラヒラと手を振っ手帰って行った。
有桜が心配だっので定時に終わらせて帰る。
家に着いて江原さんに有桜の様子を聞く。
「有桜の様子はどうですか?」
「旦那さま。奥様は戻られてからしんどそうにしておられましたが林先生に診ていただいてから落ち着いておられます。今は夕食も早めに召し上がって寝室でおやすみです。」
「分かりました。ありがとう。」
急いで2階に上がる。寝室に入ると有桜がベットで起き上がっていた。
「有桜大丈夫?俺が無理をさせてごめんね。」
「圭吾くん。心配してくれてありがとう。もう大丈夫だよ。」
「でもまだ青白いよ。」
「林先生が言うにはあの薬が合わなかったみたいで、夕食後からは違う薬に変えてもらったの。それは大丈夫だったよ。もしかして、私の事で早く帰ってきてくれたの?」
「当たり前だろ!有桜は俺の大事な奥さんなんだから。でもよくなって良かったよ。」
「早く帰ってきてくれて嬉しい。」
有桜が俺のおでこに自分のおでこをくっつけて微笑んでいた。
穏やかな時間が過ぎていった。
「圭吾くん一緒にお風呂入らない?頭洗いやっこしてゆっくり浸かるの。だめ?」
「もちろんいいよ!俺の洗うのはまたでいいから今日は俺が洗ったあげるよ。」
先に有桜に自分の体を洗っておいで貰ってから俺は浴室へ入った。ピンクの巻タオルを巻いてすわって待っていた。バスタブに体をほぐしてくれる入浴剤をいれて有桜わ浸からせる。
俺は髪を洗い、使用人達に有桜のマッサージをしてもらう。
「わぁ。気持ちいい。」顔がほぐれていく。
「力加減どう?」他人の頭を洗うのは初めてだから力加減が分からないから不安だった。
「気持ちいいよ。圭吾くん。ありがとう」はにかんで言う。有桜の笑顔1つで俺の機嫌なんて右肩上がりだ。
今日の嫌な気持ちなんてなくなっていくようだ。毎日有桜の笑顔を横でずっと見ていきたい。有桜が傷つかない様に護っていきたい。そう思いながら洗って行くと有桜からすうすうという寝息が聞こえて来た。起こしたら行けないから使用人にお願いして俺は主寝室へ戻る。
着替え終わった有桜がベットに乗って主寝室へ運ばれてきた。
俺は有桜を横抱きにし、主寝室のベッドに寝かせてあげた。
「ゆっくり眠ってね。」とキスをし横で俺も寝ることにした。




