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キャラメル  作者: しろちゃんまま


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21♡運命の人(episode有桜)

圭吾くんの元カノ、そして運命の人でもある水川志帆が海外留学から帰ってくる。そして私の異母姉でもある。











朝、圭吾くんの携帯がなる。通知の名前は【志帆】だった。











「もしもし」











「もしもし!圭吾。今日10時にそっちに、着くんだけど迎えにきてくれる?久しぶりに会いたいわぁ。」











「その時間は会議があるから無理だ。隼人に頼んだらどうだ?」










「えー。わかったわよ。その後に会いに行くわね。じゃあまた後でね。」









甘えた声が聞こえてきたが、面白くなくてつい膨れてしまった。










「楽しそうですね。」自分でも思った以上に冷たい声になっててびっくりした。









「あぁ。志帆は昔からあんな感じなんだ。」違うし……志帆じゃなくて圭吾くんが楽しそうって言ったの!!









「そうなんですね。」サラダのグリンピースがフォークにささらなくてイライラする。グリンピースが跳ねて圭吾くんの顔に当たる。









「あ……」思わず焦ってオロオロしてしまう。









「有桜ちゃん。グリンピース嫌いなの?好き嫌いはだめだよ。はい。あ~んして」クスクス笑ってる。









「へ?!」変な声がでちゃって恥ずかしくなる。








「ほら。口あけて。あ!!もしかして……わかったそういう事かぁ」またあのイタズラっ子の顔してる。








「何!?」耳元で圭吾くんが言う。








「口うつしがよかった?でも今は皆いるから2人の時にしてあげるから待ってて」頬に軽くキスされる。








「もう……」ぷくぅぅっと頬をふくらませてみる。ほっぺたを片手でつままれてキスされる。








皆いるのに……と思ってると。








「ほら見て、皆見てないよ」彼の言うとおり皆、違うところ見てる。さすが社長!洞察力すごいんだなぁと感心する。








ママのお見舞いにいってから圭吾くんが甘々になったきがする。私も前より甘えられる様になってきたかも。








少し機嫌が直ってきたので準備して玄関へ向かう。







「有桜、送って行こか?」圭吾くんが体調を心配して行ってくれる。







「駅で真子ちゃんと約束してるので大丈夫です。ありがとう!」ちょっと寂しそうな顔をしてたのでネクタイを引っ張って頬にキスする。圭吾くんは背が高いから背伸びだけでは届かない。







「行ってきます~」







軽やかな足取りでバスと地下鉄に乗って行く。







「おはようございます!有桜さん」






「おはよう真子ちゃん」






待ち合わせしていた真子ちゃんと会社まで一緒に行く。






スタバで新作してたので買っときました。と言って私の分をくれた。






私は料理長が作ってくれたお菓子をあげる。






「有桜さんのくれるお菓子いつも美味しいですよね。どこで買ってるんですか?」






「私も貰い物だからまた聞いとくね」危ない。うちの料理長といいそうだった。結婚してる事はなるべく秘密にしたい…契約結婚が終わって離婚した時に困るから…







「そういえば今日社長の恋人が戻ってくるらしいですよ。」






「元カノじゃなくて?」恋人って言葉に切なくなる。






「あぁ元カノですね。別れてるけど、社長の運命の人だって営業課の同期が言ってました。昔、社長を助けたらしいですね。」





「そうなんだ。」





上の空になりながら会社についてデスクで仕事をしていると近藤部長から社長に呼ばれてると言われて社長室へ入る。





「社長、ただいま参りました。」





「今夜、会食があるから同席して欲しい。」





「承知しました。」





「じゃあ18時半に俺の車で一緒に行こう」





「はい。」すぐに立ち去らない私を見て彼が不思議そうににこちらを見てくる。




「どうしたの?佐藤さん?」




公私混同したくないけど、気になってしまって聞いてしまった。




「今日、水川さんと会いますか?」




「うん?」やっぱり会うんだ…頭が真っ白になり俯いて慌てて「失礼しました」といい外へ出てしまった。




デスクに戻り聞くんじゃなかったと思い、後悔する。LINEの通知が光っている。




見ると圭吾くんからだった。




恐る恐る開いてみる。




【有桜、どうしたの?突然出て行ってびっくりしたよ。さっきの事だけど、志帆とは会わないよ。今夜会食ではお酒飲まなくて大丈夫だからね。先方にも伝えてるから。美味しいご飯食べて楽しんで帰るつもりでいいからね。今日も仕事頑張ろう!】




私の好きな可愛いうさぎのスタンプも押してくれてた。わざわざ連絡くれて体調まで考慮してくれて嬉しさでいっぱいだった。





「佐藤さん!そろそろ出ようか。」




「はい!有坂社長。」




車に乗り出発する、走り出してすぐに電話がなる。車のオーディオから甘い声が響く。




「けいごぉ…今皆でご飯食べてるんだけど、来れない?」




「今から取引先と会食だから無理だ」




「それ終わってから少しだけでも来れない?」




「遅くなるからムリだ。今月に歓迎会があるだろ?その時でいいだろ?忙しいから失礼する。」




「えぇちょっと、け」喋ってる途中だか圭吾くんはあっさり切っていた。




さっきの電話はなかったかの様に話しだす。





「今日の料亭は刺身が美味しいらしい。有桜、魚好きだったよね?」




「うん。楽しみだなぁ。」




「いっぱい食べてね。」




「わかった!」




色々話していたらあっという間に着いてしまった。案内されると取引先の社長さんと私と同じ位の歳の女性がいた。社長さんも圭吾くんより2つ程上らしい。




「有坂社長、佐藤さん今日はありがとうございます。」



「いえ。こちらこそ松下社長ありがとうございます。そちらは松下社長の秘書の方ですか?」


「紹介します。営業担当してます。林道奈央です。実は私と林道は結婚する事になりまして、その挨拶も兼ねてなんです。」


「そうだったんですね。それはおめでとうございます。」


「ありがとうございます。さぁ奈央も挨拶しなさい」


「林道奈央です。有坂社長、有桜さんよろしくお願いします。」


「え?なんで私の名前?」


「実は有桜さんの大学の同級生なんです。学部は違ったんですけど実はずっと有桜さんに憧れてて、仲良くしたいと思ってたので、今日健太さんから有桜さんが来るって聞いて嬉しくて」


「わぁ。こちらこそありがとうございます。憧れだなんてこんなに綺麗な方から言われたら嬉しいです。」


食事中は和やかや時間だった。松下社長と奈央さんは奈央さんが大学時代から付き合ってて卒業と同時に同棲をしていたそうだ。結婚する日は決めてたが奈央さんが妊娠してこのタイミングになったそうだ。嬉しそうに見つめあってる2人は本当に幸せそうでこちらまで幸せな気分になった。


「では、失礼します。」と私が言うと、松下社長が言った。


「佐藤さん、良かったらこれからも奈央と仲良くしてやって欲しい。いいかな?」


「はい。もちろんです。」


「ありがとう。では有坂社長これで失礼します。」


2人と別れて私たちも帰路につく。

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