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第七十一話:空飛ぶ刺客を撃墜せよ! 奏多が召喚せし新たな相棒たち!

帝国軍の空中艦隊に対し、ハルが炎を吐き出し反撃開始!

奏多は空の猛者たちを新たに召喚し、一気に形勢逆転!

オウギワシやカラス、ヘラクレスオオカブトといった「地球の猛者」たちが、異世界空域を蹂躙する!

上空では、帝国軍の最新鋭戦闘機部隊が、館を逃げ場のない檻へと変えようと編隊を組んでいた。その時、真っ白な翼を広げたハルが、怒りの咆哮と共に雲の合間から飛び出した。幼体とはいえ、その翼幅はかつての比ではない。ハルは空中を舞いながら、黄金色の炎のブレスを吐き散らし、帝国軍の先頭機を直撃させた。

「ぐわっ!? アレは……生きていたか! あの『バハムート』の幼体だ!」

隊長はモニター越しにハルの姿を認め、歓喜に顔を歪めた。

「好都合だ! あれを捕獲せよ! 帝国が誇る魔導洗脳技術を使えば、あんなものはただの強力な生物兵器に成り下がる。全て生け捕りだ!!」

ハルの援護に、インコのピーとポポ率いるハトの群れが加勢する。ハトたちは機体の隙間を縫うように飛び回り、魔道具カメラのレンズをその体で塞ぎ、機銃の照準を根本から撹乱していた。

俺はその光景を庭から見上げ、心の中で叫んだ。

「空を……空だけは、絶対にお前らに支配させない!」

俺は庭の広場に立ち、召喚の儀式を執り行った。八つの新たな魂が、この世界では存在し得ない「地球の概念」を纏って顕現する。

「現れよ、新たな相棒たち! この世界の空に、かつてない悪夢を見せてやれ!」

光の粒子が収束し、次々と異形の影が空を埋め尽くした。

最大最強の猛禽類・オウギ(オウギワシ)、漆黒の知能集団・レイたち(10羽のカラス)、空飛ぶ捕食者・ヤンマ(オニヤンマ)、黄金の甲冑を纏った戦士・ヘラクレス(ヘラクレスオオカブト)、空の毒針・バチたち(オオスズメバチの大群)、夜の吸血鬼・コウたち(ナミチスイコウモリの群れ)、巨大な嘴を持つ狩人・ペリカンのペリ、そして空中殺し屋・シオヤ(シオヤアブ)。

俺は即座に掌を掲げ、全相棒に魔力を注ぎ込む。

「――【異世界魔獣全バフ付与】! 限界突破リミットブレイク!」

全ての相棒の眼光が赤く輝き、ステータスが異次元の数値へと跳ね上がった。

空は一瞬にして地獄と化した。

「な、なんだあの魔物は!? 『デス・シャドウ・バイパー』に似た飛行能力だが、もっと速い! 動きが読めん!」

帝国兵が悲鳴を上げる。彼らにとって、カラスやコウモリといった「地球の動物」など、この世界には存在しない。見たこともない不気味な黒い鳥、音もなく群れる吸血獣、巨大な甲虫が空を飛ぶ姿は、彼らにとっては異形の悪魔そのものだった。

「ひぃぃっ! あの虫のような魔物は、かつて『森の悪魔・デビルマンティス』と言われていた種に似ているが……あの数はなんだ! 100や200ではないぞ!」

空では、オウギが巨大な爪で戦闘機の主翼を根元から叩き折り、レイたちがカラス特有の狡猾な連携で、機体の視界を塞いで衝突を誘発させる。オオスズメバチのバチたちは、戦闘機の魔導エンジンに直接突入し、内部の魔力回路を破壊し尽くした。

俺はその様子を確認すると、すぐに館の地下コンソールルームへ向かい、聖域の防衛結界を最大出力まで引き上げた。

地上では、アイギスが魔導魔法を乱射し、次々と敵機を撃墜していく。その時、森から地響きのような足音が響いた。

「エリス様からの緊急要請により、現場に到着した!」

王国軍の騎士たちが、重い装備を携えて聖域の森に駆け込んでくる。

「遅れてすまない! 王国本体よりガルス騎士団長率いる精鋭たちが、今この時も全力で走って合流中だ!」

窓から戦況を見下ろしていたシルヴィアは、優雅に髪をかき上げた。

「あらあら……奏多、少し気合いを入れすぎているんじゃないかしら? 伝説の『バハムート』の力を引き出しすぎると、後が大変よ?」

ルミナは呆然としながら呟く。

「すごい……私たちが出る幕がないほど、空が制圧されていく……。あんなにも勇敢で、恐ろしい獣たちを操るなんて……」

帝国軍の飛行部隊は、完全に統制を失っていた。彼らが信じていた「空の無敵神話」は、俺の召喚した「かつて地球にいた」生物たちの、あまりに自然で、かつ残酷な連携の前に、ただ崩れ去っていくだけだった。

第七十一話、いかがでしたでしょうか。

空の戦い、迫力がありましたか? まさか、かつての動物たちがこれほどまでに異世界で恐れられるとは……。帝国軍の面々も、想像を絶する事態にパニック状態ですね!

次回、さらに激化する空の戦い。ついに隊長が追い詰められる!

次回:

「撃墜の連鎖! 帝国軍の崩壊と、ハルの咆哮!」

お楽しみに!

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