第十七話:相棒たちの成長!大幅なレベルアップで召喚枠が5種類へ!
ダンジョン攻略の戦果により、管理者・奏多のステータスが覚醒!
レベル10到達により、召喚枠が10から15へと大幅拡大した。
マーリドの導きで自分のステータスを初めて知った奏多は、10の属性が存在するこの世界で、次にどの「力」を味方につけるべきか思案する。
宴の喧騒の中、管理者として次のステージへ!
「それじゃあ、今日はダンジョン攻略の祝賀会だ! 思いっきり食ってくれ!」
昨夜の冒険から帰還した相棒たちを労うため、館の広間は朝から祝祭の空気に包まれていた。テーブルの上には、相棒たちがダンジョンから戦利品として持ち帰った、見たこともないような食材が山積みにされている。
「見てください、奏多様。これは『剛力猪』の肉ですね。そしてこちらは『雷鳴鳥』の胸肉……。どれも魔力を豊富に蓄えていますが、丁寧に調理すれば絶品の料理になるはずです!」
ルミナが目を輝かせながら、手際よく調理を進めていく。魔物の肉と聞いて最初は少し怯えたが、ルミナの解説によれば、適切な処理さえ施せばこの世界の魔獣肉は、現世の食材よりも遥かに生命力に満ちた滋養強壮の源になるという。
俺はキッチンでルミナの手伝いをしながら、レオたちが楽しげに毛づくろいし合う姿を眺めていた。その平和な日常の風景の中、突然、脳内に直接響くようなマーリドの声が届いた。
『奏多、いつまで浮かれているつもりだ』
「マーリド? どうしたんだよ。せっかくの祝勝会だぞ」
『ふん、お前が自分の変化に気づいていないだけだ。昨夜、あのダンジョンで相棒たちが暴れ回った結果、館の魔力基盤である「炉心」に莫大な経験値が蓄積された。おかげで、お前の管理者としての階位も引き上げられたのだ』
マーリドの光が怪しく明滅する。
『お前、転生者なのだから自分の「ステータス」くらい確認できるはずだろう。……今すぐ確認せよ。召喚枠に大きな変化が起きているはずだ』
ステータス? そんなもの、考えたこともなかった。俺は集中し、自分の内側に意識を向ける。すると、視界の端に半透明の光のウィンドウが浮かび上がった。
【管理者:風間奏多のステータス】
レベル: 10 (※レベル10到達ボーナスにより枠追加)
称号: 館の管理者
固有スキル: 【異世界魔獣召喚】
契約: マーリドとの【館の契約】
保有魔力: 限界突破・上昇中
デバフ: 契約による館からの敷地外追放禁止
召喚可能枠: 10 → 15 (+5枠追加)
【現在の召喚相棒リスト】
1. 犬:ゴールデンレトリバー 【地属性】
2. 猫:三毛猫 【風属性】
3. ハムスター(ハム):ジャンガリアン 【地属性】
4. ウサギ(ラビ):ロップイヤー 【地属性】
5. インコ(ピー):セキセイインコ 【風属性】
6. クモ(スパイ):オニグモ 【毒属性】
7. カタツムリ(カタ):リンゴマイマイ 【水属性】
8. ミツバチ(ビー):セイヨウミツバチ 【毒属性】
9. ヤギ(ゴロ):アルパイン種 【地属性】
10. モグラ(モグ):アズマモグラ 【地属性】
(+新規召喚枠 5枠)
「15……!? 本当に5枠も増えてるのか!」
思わず声を上げると、ルミナが不思議そうに振り返った。「奏多様? 何か良いことでもあったのですか?」
「ああ、いや……。相棒たちが強くなったおかげで、もっとたくさんの仲間を呼べるようになったみたいなんだ」
俺はリストを眺めながら驚きを隠せなかった。この世界には火、水、地、風、雷、毒、氷、自然、光、闇、そして特殊な無属性が存在する。現時点での俺の相棒たちは、地や風の属性を色濃く持っているようだ。新たに5枠増えたということは、戦術の幅が劇的に広がることを意味していた。
『良いか奏多、この枠は無駄にするな。今の戦力に足りない属性を補完し、帝国との決戦に備えるのだ』
マーリドの言葉に、俺は深く頷いた。これまでの10匹の仲間たちとの絆、そしてアイギスという最強の盾。そこに新たな5種類の仲間が加われば、この館はもはや「ただの空き家」などではなく、真の意味で帝国に対抗しうる要塞へと昇華する。
「よし……! 新しい仲間を、慎重に選ぼう」
俺は料理の合間に、リストに空いた5つの空白を見つめながら、どんな存在を呼び出すべきか考えを巡らせた。これからの戦いは、今まで以上に過酷になるはずだ。
宴の準備を終え、俺とルミナは並んで食卓に座る。
レオが俺の膝に頭を乗せ、ミケが料理の匂いに目を輝かせている。
管理者としてのレベルアップ。それは、俺たちの家族がまた増えるという合図でもあった。
俺の理想郷は、こうして少しずつ、かつ着実に、世界を脅かすほどの強大な力と絆を蓄えていくのだ。
第十七話、いかがでしたでしょうか。
ついに明らかになった奏多のステータス画面。属性の概念も登場し、より本格的な異世界の様相を呈してきました。
新しい5枠にどんな「動物」を召喚するのか、読者の皆様もぜひ想像してみてください!
次回:
「新たな相棒を求めて! 奏多が選ぶ次なる属性と、森の予兆」
お楽しみに!




