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藤田剛の記述(3)
成田賢太郎の自宅で彼と話すことができ、一連の事件についてさらに理解が深まった。彼は山岡有紀子たちと同じ日に静岡にある彼女の実家へ向かっており、山岡杏子が殺害されている現場の様子を目撃していたそうだ(家の外から)。正直、この時点で彼を疑ってしまった。何のためにそこへ行ったのか、私には理解できなかったからだ。また、七月五日には、中村修平の死を目の前で目撃していたそうだ。
このように、彼の存在は一連の事件のキーになると思われる。明日、再び彼の元を訪ねることになっているが、まずは、彼の書いた日記を読ませてもらうことにした。山岡有紀子との交際当初から書いていたように、二人が事故に遭った後も、彼は日記を書き続けていた。その内容が重要になると考え、日記を深く読み込むことにする。
七月九日 十五時五十三分 藤田剛




