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32 作詞

「そういえば、あの言葉はどのような意味があったのだ?」

「言葉?…ああそうか、『日本語』のままだったっけ」

「吟遊詩人の詩とは違ってだいぶ短かったようだが」


 何か物語を語ったわけではないならなあ。詩ですらないかも。

 歌詞か…こっちの言葉であらためて作ってみようかな。

 いや、メロディの方が先?んー、あれもこれもは欲張り過ぎか。


「シルさん!私がこの地の言葉にしてみます!」

「え、リムさん、僕の言葉がわかったの?」

「雰囲気です!」


 リムさん、ようやく復活したと思ったら、なんか愉快な人になったような。

 いや、失礼だな。真剣な眼差しだ。なぜ真剣なのかわからないけど。


「よし、では俺は楽器制作を試してみよう」

「え、メロディのことわかったの?」

「とりあえず、聴いた時の思念は既に記録してある。あとは試行錯誤だ」


 なぜにこうもフットワークが軽いのか…。ていうか、王都観光はどこに。


「しかし、国王への土産が増えたな。晩餐会にちょうどいい」


 …なんですと?

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