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20 研究
「魔力の素性をもう少し調べたいなあ。付与じゃなくて蓄積がしたい」
「確かに、討伐した獣の魔力を順次蓄積できればいろいろ使えるな」
「たまに体調不良で魔力量が下がりますから、私達にも便利ですね」
おおう、実現前から発想がぽんぽんと。本当に応用力がすごい。
一方僕は、魔力制御はできるけど魔力蓄積・供給はできず中途半端。
指はあるけど動かないようなものか。と言ったらまたふたりに怒られた。
「いや、魔力制御手順は記録感知できるんだから、改良とかできないかなと」
「シルなら新しい発想で改良できそうだが、改良版の記録は厳しいだろ?」
「シルさんの国で使っていた文字?を使うとどのようになるんですか?」
持っていたノートとペンで日本語にしたら、説明だけで数ページにもなった。
説明だけである。実際にどう発動するかは、数式やら図解やらが必要だ。
イメージを伝える記録魔法や翻訳魔法に多くの魔力が必要なわけである。
「王都って多少は人口が多いんだよね。研究とかしている人はいないの?」
「専門の人がいるとは聞かないな。普通は、経験から発見するものだし」
おばあちゃんの魔法の知恵袋が数百年蓄積されたようなものか…。
王都の図書館(仮)はこの街より記録が多いそうだから、そこに賭けるか。




