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女の子たちの内緒話

ここ数日更新できなかった理由は前回と同じです。それに加えて、眠くて…

「妹、おりこうにして。起きてくれないか。お兄ちゃんは一番おまえが好きだから、お願いだよ」


「わたしのことが好きなら、あの卑しい女を追い出して。うちを汚さないで!」


「だめだ。政治的な庇護だって言ってるだろう。だめなものはだめだ」


「じゃあわたしはお兄ちゃんの上に乗ったまま。お兄ちゃんが折れるまで」


「なら仕方ないな」


頭痛が引いてきたのを感じ、手を妹の脇の下に差し込んだ。力を集中し、腰を抱え、ゆっくりと持ち上げる。——当然、筋肉が張り詰めることで背中の抓り傷がさらに裂け、痛みが走った。思わず奥歯を噛み締める。硬い歯と歯がぶつかり合った。


「えぇぇ、抱っこ攻撃とかずるい。お兄ちゃんずるい。降ろして!」


妹はそう言いつつ、実際にはさらにきつく抱きついてきた。顔を首に押しつけ、幼い舌がたった今自分で噛みつけた傷口を舐め始めた。歯形の中で舌先がくるくると回る。まるで子犬だった。


そんな状態のまま——首で延々と繰り広げられる小さな舐め回しに耐えつつ、筋肉を限界まで張った両腕で妹を抱え、ゆっくりと部屋を出た。安定させるため、手の位置を下にずらし、妹のお尻を支える形に変えた。


本来はただ抱きやすくするためだった。だが重力のせいで、手にはしっかりとお尻の重みがかかっている。衣越しでも伝わる滑らかな臀肉。精緻な宝玉を撫でているかのような、一筋の瑕疵もない手触り。


「んっ……お兄ちゃんの手、わたしのお尻にすっごく力入れてるよ。えっち」


「はぁ、はぁ……ふざけてないで。もう階段だ。お兄ちゃん痛い、疲れた、降りてくれ」


「だめ。あの卑しい女を追い出すって約束してくれない限り。じゃなかったら今日一日ずっとこのまま」


「この程度で俺を止められると思うなよ。何年も戦をしてきたのは伊達じゃない」


深く息を吸い込み、妹を抱き直した。指が臀肉に沈み込む。弾力があって、ふわふわと柔らかい感触が手のひらに広がり、意識がどうしても散ってしまう。


膝を曲げ、妹の重みを抱えたまま螺旋階段を一段ずつ登り始める。——感覚がさらに増幅した。もともと反応していた部位が、階段を上るたびにお尻と繰り返し接触する。擦れ合う。一歩上がるごとに沈み込み、持ち上がるたびに離れていく。柔らかな臀肉がそれを包み込んでは、解放する。


「お兄ちゃんのそこ、すっごく硬いよ。ずっとわたしに当たってる。そんなに妹の身体が好き? だったら最初からわたし一人だけでいいのに。わたしはお兄ちゃんのもの、お兄ちゃんはわたしのもの」


「おまえがしがみついて降りないからこうなるんだ。行為を曲解するな」


「そう? でもお兄ちゃん、緊張して汗かいてるよ。わたしの舌で、お兄ちゃんの緊張の味がわかるんだから。えへへ」


「疲れてるからだ、はぁ、はぁ。人を抱えて階段を登るのは、すごく疲れるんだ」


「疲れてるだけでこうなるの? わたしはお兄ちゃんのことしか知らないし、お兄ちゃん以外の男の人を知るつもりも触れるつもりもないけど——疲れてるだけなら、あそこがあんなに元気なわけないよね?」


「もう相手にしない」


「うわぁん! 無視しないで、しないで。噛むよ」


妹が再び首に噛みついてきた。


「やめろ、階段で転んだらどうする。危ないだろう」


「お兄ちゃんと一緒に階段で死ねるなら、それはそれで美しくない?」


「どこが美しいんだ。笑い話として後世に語り継がれるだけだぞ」


「ほんと、風情のない人」


そんなやり取りを続けながら、痛みと疲労に耐えてようやく階段を登り切った。回廊に出ると——姉がにこにこと微笑みながら、階段の上り口で待っていた。


「あら、弟、ずいぶん遅かったわね。お姉ちゃんにはわかってたわよ。きっと妹を連れて自分の部屋に行ったんでしょう。お土産を渡しに、でしょう? 昔からずっとそう。こんなに親密な抱っこ、お姉ちゃん本当に羨ましいわ」


「お兄ちゃんが一番好きなのはわたしに決まってるもん。お姉ちゃんが妬いたって無駄だよ。——ねえお姉ちゃん、お兄ちゃんの浮気のこと知ってる?」


「知ってるわよ。お姉ちゃんは前から情報要員を配置してあるもの。弟が帰ってくる情報はいつでも報告が上がるの。妹、降りてちょうだい。ちょっとお話があるの。もう話はついたわ」


「チェルシーに何かしたのか」


「"何かした"ですって? お姉ちゃんとも呼ばなくなって、怒ってる? あの子は大丈夫よ、大広間であなたを待ってるわ。安心しなさい」


「お姉ちゃんの話が、わたしをお兄ちゃんから降ろす損失に見合うものだといいんだけど」


そう言いながら、妹は名残惜しそうに私の身体から降りた。——降りる直前に、左頬をぎゅうっと吸い上げた。


「お姉ちゃんも」


妹の姿を見て、姉も駆け出してきた。右頬に力いっぱい吸いつき、それから妹を引っ張って行った。何やらひそひそと耳打ちしている。


密談中の姉と妹を横目で見て、困惑の溜息をひとつ。振り返り、主広間に向かった。


幾重もの回廊を抜けて城内の主広間に着くと、チェルシーが果たして静かに待っていた。私の姿を認めると、ふっと笑った。——だがすぐにいつもの冷ややかな表情に戻る。


「大丈夫か? 姉さんに何かされなかったか?」


「大丈夫。もう話はつけたわ。あなたの邪魔はしないはずよ。——本当は困ってるあなたをもっと見ていたかったけど。お父様を殺した報いとして」


「何を話したんだ? あの姉を完全に納得させて、騒がなくさせるなんて」


「教えてあげないよ」


「そういえば"よ"をつけるの、久しぶりだな。子どもの頃はよく使ってたのに」


「今そんなことに感慨を覚えてる場合? 私とセリン様は、この後あなたが封臣を集めて政務をしたがるだろうと見越して、先に使いを出して召集をかけておいたわ。領主の座で待ってなさい」


「そうか。珍しく気が利くな。ありがたく受けておく」


そう言いながら広間を歩み、椅子に身を預けた。チェルシーがいつの間にか自然と、私の傍らに立っていた。


しばらく待つうちに、封臣たちが続々と城の大広間に集まってきた。帝都まで随行していた者もいれば、ずっと領地に留まっていた者もいる。


「おはようございます、殿。ご安泰をお祈りいたします」


羊皮の外套を纏い、鋭い眼光の封臣——昨日の随行者の一人が、ゆっくりと前に進み出て片膝をついた。


「レナードか。久しぶりに家に帰った気分はどうだ?」


「蒸し暑い鎧を脱げたのは何よりです。ただ、以前は管家に任せていた仕事を自分で裁定しなければならなくなり、いささか煩わしくはありますが。軍旅に比べれば、はるかに楽ではございます」


「まあ仕方ないさ。聖タク帝国の時代とは違う。帝国の崩壊以来、各地の秩序は回復していないし、戦乱も途絶えたことがない。——だが真っ先に挨拶に来てくれたのは、雑談のためだけじゃないだろう。何か報告があるのか?」


「はい、殿。ご報告がございます。私が軍役の義務を果たし、殿にお仕えしている間に、あの愚かな管家が、私の領地の農民をきちんと統制できませんでした。一部の農民が逃亡し、殿の管轄するコメスの城市に流入しております。殿のお力をお借りして、彼らを私の領地に連れ戻していただけますよう、お願い申し上げます」


「わかった。名簿を提出してくれたら、衛兵を遣わしておまえの領地に送り返す。下がっていいぞ」


「殿のご温情に感謝いたします」


レナードが立ち上がって一礼し、ゆっくりと退いた。

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