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僕は何を見たんだ?  作者: 孑孑(ぼうふら)
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ニ、僕は何を聞いたんだ?

暗闇の中で静かにたたずむ、スマートスピーカーの青い光。便利で身近な存在となったテクノロジーは、私たちが気づいていない「何か」の気配までをも拾い集めているのかもしれません。

これは、静まり返った深夜の部屋で起きた、ごく短い怪異の記憶。

あなたが普段使っている端末も、今夜、思いもよらない「声」を届けてくるかもしれない――そんな恐怖とともに、どうぞお読みください

第二話:夜更けのスマートスピーカー

「次は何を再生しますか?」

深夜3時、AIスピーカーの無機質な声で目が覚めた。静かな部屋に、呼びかけてもいない端末の青い光がぽつんと浮かんでいる。

「何も頼んでないよ」

寝ぼけ眼で呟いた僕に、スピーカーは軽快な応答音を返した。

「承知しました。『それ』の声を再生します」

ザーッという激しいノイズとともに、部屋のスピーカーからかすかな吐息が漏れ始めた。驚いて起き上がろうとした瞬間、ノイズに混じって「声」が聴こえてくる。

その声はスピーカーからではなく、僕の耳元、まくらのすぐ横で囁いていた。

「あ、聞こえた?」

物語の振り返り

日常に潜む違和感: 身近な家電であるスマートスピーカーの「誤認識」という日常的なトラブルから始まります。

視線(聴覚)の逆転: スピーカーから流れているはずの音が、実は「すぐ耳元」から響いていたというクライマックスのギャップが恐怖を引き立てます。

あとがきノート

深夜にスマートスピーカーが突然喋り出す現象は現実でもたまに話題になりますが、もし「呼びかけていない何か」に反応していたとしたら……。

お休みの際は、念のためマイクのミュートボタンを押しておくことをおすすめします。

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