第59話 お泊り
ドサッ
「・・・んー」
「・・・はぁ 疲れた・・・」
あのまま燐はまた眠ってしまい、俺はまたおんぶして運ぶことになってしまった。
燐の家へとは思ったが・・・かぎないし・・・
燐は持ってるだろうけどポケットとかかばんとかあさられたく・・・ないよなぁ普通。
だから俺の家に連れてきてベッドに寝かせてる。
今日は両親はいない。
なんか・・・どっかに旅行に行くとか行ってた。
結婚記念日が昨日だかで、昨日からどこかに行ってた。
俺も学校休んで来いって言われたけど文化祭あるしっつって断った。
トポポポポポ・・・
コップにミネラルウォーターを注ぐ。
ガチャッ
ドアを開けてのぞきこむ。
「すぅ・・・すぅ・・・」
燐は寝息をたてていた。
「・・・っ」
変に意識してしまう自分が情けない。
好きな女が無防備に横たわってて しかもここは自分の部屋
両親はいない
燐だって家に両親いないから泊まってったっていい。
「・・・って バカじゃねえの俺」
それでも制服のスカートから伸びる長くて細くて白い足。
「・・・風邪ひくだろ」
そう言って布団をかけてやる。
「・・・ん・・・ん?」
燐が目を覚ます。
「燐 水・・・飲むか?」
「んー・・・飛鳥ァ?」
「うん 俺だよ。ホラ 起きて水飲め」
ゆっくり燐が起き上がる。
まだ寝ぼけてる瞳
乱れた頭と服
ピクンとのどが動く。
すぐに燐は水を飲み干してコップを俺に渡す。
「ありがと・・・」
「うん まだいる?」
「ん・・・いい・・・ここ どこぉ?」
燐はまだ寝ぼけた目でキョロキョロと辺りを見回す。
「俺の部屋」
「・・・飛鳥の部屋ぁ?こんなだったっけ?」
「こんなだよ・・・こないだ来ただろ やっぱ寝ぼけてんな」
「ふぁ・・・」
燐が小さくあくびをする。
「今日は泊まってくか?明日は学校休みだし・・・今日親いないからさ」
って 親いないのに女泊めてく気か俺は・・・
まぁ、いくら燐でも泊まってくことは・・・
「ん・・・そうするぅ〜」
「・・・へ?」
「泊まってってい?」
寝ぼけたままの目で俺に言う。
そりゃ・・・言いだしっぺ俺だし・・・やっぱ無理 なんていえるわけないよなぁ・・・
「うん いいよ。パジャマとか俺のでい?」
「ん・・・全然いい・・・」
「そっか そんな寝たら夜寝れないからもう寝るなよ」
「うん・・・」
えーと・・・夕飯はもう食べてきたようなもんだよな・・・俺腹いっぱいだし・・・
「風呂・・・寝起きじゃ無理か 少ししたら入れよ」
「うん・・・」
風呂・・・・・・・・・
少し危ういことを考えて慌てて首をふる。
バッバカ!!
誰も覗いてしまおうかとか考えてたわけじゃねぇぞ!!?
だっだって そんなことして嫌われたくねぇし!!




