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第47話 バラバラ

教室に戻ると克哉が要を喋ってた。


「・・・新一ってさ 夢乃達のこと一言も言わねぇよな 昨日もボーッと見てただけで・・・」


要が少しイラついた様子でいう。


「・・・別に」


なんで要が急にそんなことを言うのか一瞬不思議に思ったけど・・・


やっぱり 要も私と同じ。


何か 私達がしなきゃと思ってしまうんだ。


ずっと一緒にいるから


お互いのことが わかっているから


わかってる私達がどうにかしなきゃいけないとか思う。


それなのに 同じ条件の中 新一が黙ってるのは確かに気になる。


「・・・なんで俺等がいちいち言わなきゃいけねぇの?」


そういえば 飛鳥は私と考えが違ってた。


やっぱり 人間というものが複数いれば 考えが違ってくるものなのかな?


「なんでって・・・アイツ等2人が暗かったら俺達だって・・・」


「んなこと言うのはいいけどさ 仲良しこよしすんのも勝手だよ。だけどさ それがなんになるわけ?いつまでも・・・もうそろそろ離れていんじゃねぇの?」


その言葉に 衝撃を受けたのは私だけだろうか?


「どうせ人間なんてバラバラにうまれて 偶然接点が生まれて 結局バラバラに死んでくんだよ。そろそろバラバラになる準備したっていいんじゃねぇの?」


新一の言ってる意味が わかるけどわかりたくなかった。


何がいいたいのか わかってしまうこの頭を憎んでしまう。


「お前・・・何言い出すんだよ!」


「燐と飛鳥がいいきっかけだよ!どんなに仲良くしてたって所詮男女なんだよ。そういうのもそろそろ考えるべきだと思うね」




私と飛鳥が付き合い始めたことで 確かに始まってた。


私達の関係が 崩れていく準備が。





あのままずっと みんな仲良しで


男女 関係なくて


あのままでいたら・・・どうなってた?


周りを寄せ付けず『わたしたち』というグループでずっと通してきて・・・


将来離れ離れになって どうするの?


男嫌いで冷静沈着 他人の意見を聞かない夢乃は?


結婚はきっとできない 他人から見れば感じ悪いひと きっと職場で嫌われる。


そんな夢乃でもいいところはいっぱいあって


それは たくさん私達は知ってて


それでも知ってるのはあくまで『私達』というグループの中で


その外にいったら?




考えたくもなかった。


だからこれまで考えなかった




「・・・別に夢乃と克哉は・・・ほっときゃいいんじゃねぇの?」


新一がボソリとつぶやいた。


「・・・・・・」


要はため息をついた。





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