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夜桜のメモ3  作者: 夜桜(小林さん)
プチっと連載
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6/8

メイドですが男子校に潜入しております③

聖白鳥学園に編入してから1ヶ月後。

そう時は来た!なぜなら、今日は春斗さまが聖白鳥学園に編入してくる日だからです。と言うか今、黒板の前で担任に紹介されていますね。


ここまでの経緯をまとめますと。朝、友達と一緒に寮から学園まで行き、席に着いてホームルームをしていると担任が突然、編入を紹介するとか言い出して、はい春斗さまのご登場。

あっもちろん、奥さまや旦那さまの手配で私と春斗さまは同じクラスなのですよ。


「なぁ、千秋。あいつの背、お前と同じくらいじゃねぇ?」

「そうかもな」


私の席は一番後ろで真ん中。そして今、右隣の席から私に声をかけてきたのはこの学園に来て最初に友達になった(ひいらぎ) 相馬(そうま)、髪は短髪で少しだけ赤色に染めてますね。

やはり、名の通る呉服屋の息子だけあって顔立ちはよく、なにやらファッション雑誌にかなりの頻度で登場していると言う情報あり!


「御子柴 春斗です。よろしくお願いします」


春斗さまは担任に言われて私の斜め左前の席に座りました。元々、ここは私が来た当時から空いていたのです。後察しの通り、なぜ空いていたのかと言うと、学園側と奥さまと旦那さまの策略ですよ。


「なぁ、春斗だっけ?」


相馬に呼ばれて春斗さまがこちらを向きました。現在、担任が教壇の前でホームルーム中ですけど、そんなの相馬にとっては関係ナッシング。


「俺、柊 相馬な!よろしく」


不良に見えるかもしれないですが、相馬は良い方ですよ。性格も男前で共学校にいたら速攻でもてたでしょうね。


「お前、乙女ゲームにいそうな顔してるな。あっそうそう俺は藤村(ふじむら) 直樹(なおき)ね」


今、藤村 直樹と名乗ったのは私の目の前の席に座る男子生徒で、特徴を挙げますならそうですね。髪も色も黒色ですし身長は平均くらいですし、うーん強いと言えば幹目の下に泣きぼくろがあるくらいで、普通で普通な男子生徒ですわ。


「それ、よく言われる」

「だろ!お前、絶対そんな感じだよな」


ついでに、この相馬と直樹が私の友達でよく一緒にいますの。私が編入して来た時も第一に声をかけてきて、それから仲良くなり今に至ります。

おっと、春斗さまと直樹のやり取りを眺めていたらバッチリと春斗さまと目が合いました。栗色の髪の毛はふわふわですね〜、ライトブラウンの瞳は旦那さま譲りですもん。

こうやって見るとやっぱり春斗さまは乙女ゲームに出てくる攻略キャラのようだと改めて実感しました。


「えーと、君は」

「俺は千秋。相馬と直樹の暴走を止める役目をしている。よろしくな」


別に奥さまからは春斗さまと友達になっても良いと許可は頂いております。ただしその場合は春斗さまにバレないようにと。


「千秋は女みたいな顔してるけど男だせ?惚れるなよ、あっもしかして春斗はそっちの気があるのか」

「ねぇよ!」


直樹が茶化して春斗さまが怒る。

確かに今、春斗さまは私のことをじーと見ていましたからね。でも、バレませんよ。と言うかこの3年間、バレると言う失態なんてやりません。


「そうか、春斗は女じゃなくて爽やかイケメンが好きなのか」

「だから、違うって」


今度は相馬が茶化して春斗さまが怒る。

完全に相馬と直樹に遊ばれていますね。ここは、私も参戦いたしましょうか。


「へぇ〜」

「千秋、違うからな!ただ知り合いの奴が男装したらこうなっただろうなぁ〜とか思っただけだからな」

「知り合いとか言いつつ彼女だろ?」


相馬に弄られる春斗さま。


「彼女ではないけど……でも」

「何、赤くなってんだよ」


あなたたちは女子か!そんなツッコミを胸に私は春斗さまを囲む相馬と直樹を眺めていました。

さてさて今後、春斗さまはどんな学園ライフを過ごすのでしょうかね。






ここで、このお話は終わりです

お次は『人外×メイド』のお話です

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