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勇者パーティを追放された僕は、エルフの君と来世まで恋をする  作者: Atelier Lotus


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SS 第4話 また会おう

 数日後。


 フィオナは、改めてルネの家を訪れていた。


 扉をノックすると、ルネの母親が優しく出迎える。


「あら、王女殿下」


「本日は、わざわざ御足労いただきありがとうございます」


 フィオナは穏やかに首を横へ振った。


「こちらこそ、お邪魔します」


 すると奥から、父親も姿を現す。


 深々と頭を下げた。


「王女殿下」


「この度は、妻から事情を聞きました」


「息子がお世話になりました」


「いえ」


「私の方こそ、素敵なお話を聞かせていただきました」


 フィオナが微笑むと、二人も安心したように笑顔を見せる。


 父親は少し照れくさそうに口を開いた。


「厚かましいお願いかもしれませんが……」


「これからも、息子と遊んでいただけませんでしょうか」


 母親も優しく微笑む。


「あの子、とても嬉しそうだったんです」


「王女殿下のお話ばかりしていて」


 フィオナは、迷うことなく頷いた。


「喜んで」


「私も、ルネ君ともっと仲良くなりたいです」


 その言葉が聞こえたのだろう。


 庭から、小さな足音が近付いてくる。


「お姉さん!」


 ルネが満面の笑みで駆け寄ってきた。


「あっ!」


「また来てくれた!」


 その無邪気な笑顔に、フィオナも自然と笑みがこぼれる。


「こんにちは、ルネ君」


「今日も妖精さんと遊ぶ?」


「うん!」


「今日はね、昨日よりたくさん来てるんだよ!」


 ルネはフィオナの手を取る。


「早く早く!」


「一緒に遊ぼう!」


「ふふっ」


「そんなに引っ張ったら転んじゃうわよ」


 それでもルネは嬉しそうにフィオナの手を引いて走り出す。


 その後ろ姿を見送りながら、ルネの両親は顔を見合わせて微笑んだ。


「よろしくお願いします」


 その言葉に。


 フィオナは優しく振り返る。


「こちらこそ」


「よろしくお願いします」


 そうして。


 二人は、ゆっくりと新しい思い出を重ね始めた。

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