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勇者パーティを追放された僕は、エルフの君と来世まで恋をする  作者: Atelier Lotus


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第122話 帰る場所

 フィオナの言葉を聞きながら。


 リュカは静かに隣へ目を向けた。


 そこには、いつものように優しく微笑むフィオナがいた。


 その笑顔を見た瞬間。


 これまでの旅の記憶が、走馬灯のように胸へ蘇る。


 初めて出会った日。


 一緒に旅へ出た日。


 見たことのない景色を眺めた。


 美味しいものを食べた。


 笑った。


 泣いた。


 喧嘩もした。


 仲直りもした。


 同じ家で暮らした。


 恋をした。


 夫婦になった。


 寿命の違いに悩み。


 生と死について考えた。


 それでも。


 共に生きると決めた。


 そのすべてが、リュカにとって何ものにも代え難い宝物だった。


 もう。


 過去へ戻りたいとは思わない。


 勇者パーティは、かつての帰る場所だった。


 だが、今は違う。


 リュカが帰る場所は、もう決まっている。


 隣で優しく微笑む、大切な人のいる場所。


 それが。


 リュカの帰る場所だった。

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