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勇者パーティを追放された僕は、エルフの君と来世まで恋をする  作者: Atelier Lotus


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第118話 妖精と共に

 戦場へ駆けつけたリュカとフィオナは、暴れ続ける魔眼獅子(デスレオ)と対峙した。


 巨大な咆哮が響く。


 大地が震え、人々は息を呑んだ。


 リュカは静かに杖を構える。


 かつての自分なら。


 力ずくで魔粒子を支配しようとしていただろう。


 しかし、今は違う。


 目を閉じる。


 世界を流れる魔力の息吹を感じる。


 風が囁く。


 木々が揺れる。


 大地が応える。


 そして。


 妖精たちが、楽しそうにリュカの周囲へ集まってきた。


「みんな」


「力を貸して」


 その優しい呼びかけに応えるように、無数の妖精が光となって舞い上がる。


 リュカは決して命じない。


 支配もしない。


 心を通わせ。


 共に力を合わせる。


 それが、妖精誘導法。


 フィオナも隣で静かに杖を掲げる。


「リュカ!」


「援護する!」


「お願い!」


 二人の魔法が重なり合う。


 妖精たちは歓喜するように舞い踊り、世界そのものが二人へ力を貸していく。


 魔眼獅子が咆哮を上げ、鋭い爪で襲いかかる。


 リュカは一歩踏み出した。


 妖精と共に。


 愛する人と共に。


 災厄級魔物との本当の戦いが、幕を開けた。

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