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第115話 勇者パーティ
巨大ダンジョンの入口。
そこには、アウローラ魔導国最強と謳われる勇者パーティの姿があった。
勇者にして剣士、レイン。
卓越した剣技で仲間を率いる、勇者パーティのリーダー。
錬金術師、ヴィオラ。
多彩な錬金術と支援能力で戦場を支える才女。
タンク、ガルド。
圧倒的な防御力と怪力を誇る、鉄壁の盾。
そして。
新たに勇者パーティへ加わった魔法使い、セシリア。
かつてリュカが担っていた役割を引き継ぐ、若き魔法使いだった。
四人は、巨大ダンジョンから現れた災厄級魔物――魔眼獅子討伐のため、この地へ集結していた。
周囲では、多くの冒険者や兵士たちが固唾を呑んで見守っている。
「勇者様なら大丈夫だ」
「オリハルコン級冒険者だぞ」
「必ず倒してくださる」
人々の期待を一身に背負い、レインは静かに剣を抜いた。
「行くぞ」
三人が力強く頷く。
「ええ」
「任せろ」
「はい!」
勇者パーティは、一歩、また一歩と巨大ダンジョンの奥へ歩みを進める。
誰もが信じていた。
アウローラ魔導国最強の勇者パーティならば、必ず災厄を打ち払ってくれると。
しかし。
この時、まだ誰も知らなかった。
この戦いが、勇者パーティにとって初めての敗北となることを。




