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勇者パーティを追放された僕は、エルフの君と来世まで恋をする  作者: Atelier Lotus


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第111話 魔王との違い

 リュカの決意を聞き終えたオルドは、静かに頷いた。


「其方とニコラスは」


「似ているようで、まったく違う」


 リュカは黙って耳を傾ける。


 オルドは穏やかな口調で続けた。


「魔王ニコラスは」


「死を拒絶した」


「己の死を受け入れられず」


「永遠の命を求めた」


「だから」


「世界を喰らった」


 その言葉には、責める響きはなかった。


 ただ、千年前に起きた事実を語っているだけだった。


「一方」


「其方は違う」


 黄金の瞳が、真っ直ぐリュカを見つめる。


「其方は」


「死を受け入れた」


「そのうえで」


「再び巡り会う道を選んだ」


 リュカは静かに頷く。


「はい」


「いつか訪れる別れは悲しいです」


「それでも」


「僕は、生命の理から逃げません」


「来世でも」


「フィオナに会えるように生きます」


 オルドは小さく微笑んだ。


「それでよい」


 一拍置き、穏やかな声で告げる。


「其方は」


「最後まで、其方のままであれ」


 その言葉は、白竜皇からリュカへ贈られた、何よりの餞の言葉だった。

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