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宇宙(そら)の女神~転生先は異世界ではなく 異星でした~  作者: 三毛猫乃観魂


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第六十五章 各国のお祝い

 地球の危機が去った後。

「見事だったぞ」

 赤い宇宙戦艦に帰ってきたエリスとダイアナとケイシーにオーギュストが労いの言葉をかけてくれた。

「凄かったよ、エリス、ダイアナ、ケイシー」

 駆け寄ってきたギートが三人を褒める。

「ギートも頑張ったんじゃないか」

 気軽にギートの肩を叩くケイシー。

「ちょっと、ケイシー、手が汚れてしまうよ」

 汚れた作業員服がいかにギートが頑張ったのかを皆に教えてくれる。

「俺たちは今しがたエイリアンと戦っていたんだぜ、汚れることを気にするのはギートの方だろ」

 再度、肩を叩かれも照れくさそうにしているギート。

「見てみろ」

 オーギュストが窓を指さす。エリスたちが視線を向けてみると、地球が見えた。青く美しい星、地球。

「あれがお前たちの護った星だ」

 言われて、改めて自覚する。地球を護ったんだと。

 オーギュストの言葉はエリスとダイアナとケイシーだけに送られてものではない、地球を護るために戦った者全員にかけられた言葉。

 宇宙で戦った戦士たち、地球で尽力を尽くしたMIBのエージェントたち、スペリオルだけいれば十分なんてエリスもダイアナもケイシーも思ってもいないし、言いもしない。みんなが一緒に戦ってくれたからこそ、安心して背中を任せて戦うことが出来たのだ。

 慢心は失敗の元。個人ではなく、一つの軍隊として戦うからこそ、勝利を掴むことが出来たのだ。決して驕り高ぶってはいけない。


 赤い宇宙戦艦は宇宙港へ。この宇宙港の存在は地球側には隠されている。知っているのはごく一部のみ。

 都市伝説的に語られることがあっても、殆どオカルト扱い。

 赤い宇宙戦艦から降りるエリスとダイアナとケイシーを見送ってくれるオーギュストとギートとクルーたち。

 敬礼するオーギュストとクルーたち、それを見て慌てて敬礼をするギート。

 姿勢を正し、エリスたちは右手を左胸に当てた。


 エリスとダイアナとケイシーは小型の宇宙船、地球側からすればUFOに乗って地上へ。


「ありがとうございます」

 MIBの日本支部に入るなり、炭田が泣きながら駆け寄ってきてエリスとダイアナとケイシーの順番で両手の握手をしてきた。

 富永とエージェントたちは感謝の気持ちを込めた拍手。

 エリスたちが巨大マンタ型のイヴィルを倒せなかったら、地球は破壊されていた。誰も生き残れなかった、何も残らなかった。

 各国のMIBエージェントたちは異星に避難することなく、地球を護るために自分たちのやれることを全力でやり通した。

 各国の要人の中には家族を連れて異星に避難した者もいることはいたが、非難するつもりはない。誰でも生き残りたいと思うのは当然である。

 逃げずに後方で戦うことで生き残る道を選んだか、逃げて生き残る道を選んだかの違いに過ぎない。

 逃げたした者たちは、地球に帰ってきている途中。最もMIBのことを知らない家族は記憶を消すことになるが。

 壁のモニターに各国のMIBエージェントたちが映し出された。

 感謝しているのは日本支部のエージェントたちだけではない、全世界のMIBエージェントたちも感謝している。

 時差があるにも関わらず、それぞれの国の言語で感謝の気持ちを伝えてきた。

 翻訳機を介して受け取るエリスたち。

「地球を護ったお祝いに、パーティを開いてみてはどうでしょう」

 富永の提案は、

『それはいい』

『賛成だ』

『私も賛成しますわ』

『どうせなら、ド派手に行こう』

『OK』

 各国のエージェントが満場一致で賛成した。

 迫りくる終末に、恐怖や不安を少したりとも持たないのは無理なこと。みんなの活躍で地球は護られた。恐怖や不安は消え去った、その反動で湧き上がってくるのは喜び。

 誰も彼も祝いたい気分なのだ。


 エリスとダイアナとケイシーのいる日本の時間、夕方に合わせてパーティが開かれた。

 モニターに映し出される各国のMIBエージェントたち。早朝や深夜の時間の人もいるのに参加してくれた。

 長テープには料理が並ぶ。各国の共通メニューとして用意されたのが山盛りのパスタ。トマトソース、ミートソース、オイルソース、ミートボール、しょうゆ風ソース、たらこソースなど、それぞれの好みのソースを掛けて食べる。

 パスタの他は各国が好みの料理を出した。日本支部は寿司におにぎりにてんぶら、ローストビーフに唐揚げにソーセージ、ポテトサラダに各種野菜を盛り合わせたサラダ。マヨネーズ、オーロラソース、ごま、和風醤油、青じそ、ワサビ、シーサー、フレンチ、イタリアン、中華、サウザンドアイランド、コールスロー、沢山のドレッシングを用意。

 食後にはデザートもある。

 グラスを手な取る各国のエージェントたち、エリスとダイアナとケイシーのグラスの中身はリンゴジュース。アルコールの飲めないエージェントのグラスの中身もリンゴジュース。

「乾杯」

 エリスの一言でパーティが始まる。

 パスタの全ソース制覇に挑むケイシーに、

「ちゃんと、野菜も食べないとダメだよ」

 エリスはサラダを進める。

「そうだな」

 素直にサラダも食べる。サラダも全ドレッシング制覇を目指す。

「最初は魚を生で食べるのは抵抗があったんだけど、今は大好き」

 寿司を食べるダイアナ、ワサビありで。本音を言えば、もう少しワサビ多めが好みだが、文句は言わない。

 モニターの向こうのエージェントたちも飲み食いして楽しく騒ぐ。

 地球を護れたこと、何も失わなたったこと、みんな無事だったことが嬉しくてたまらない。

 余興で歌やダンスやマジックを披露するエージェントも。

 酔ってはいなかったが場の空気に飲まれたケイシーが巨大化を披露。ちゃんと、部屋を壊さないように配慮して。

 ダイアナがサイレントの力を応用した歌でエージェントたちを感動させ、エリスは重力を操って日本のエージェントたちを宙に舞わてみせた。







 パスタのソースの好みは?

 個人的にはミートソース。

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