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+-の魔法使い~目標高く信念低く~  作者: こげ肉
第一章 迷宮の猫魔獣
4/18

探索と飢餓

はい、こんな感じで日常が瞬く間に非日常になりました、と

今は起きたばかりだが、一応称号も鑑定し終わった。結果は


称号‥その者の成した功績にみあった名を称す

補正を持つものもある。


転生者‥異世界から転生したもの

成長補正《微》


予想の範疇だった。

鑑定はステータスを開いてないと使えないようで魔力は残り14だ。


さて、今日からダンジョンを探索するんだが、

目標は〝生き延びる力を身につける〟にする。

大雑把だがこれが今最重要の目標だ。

次に信念、これは変えることはないだろう(すぐ破るかもだし)〝生きるために手段は選ばない〟

みっともなくても、意地汚くても、生き延びる。


岩肌から頭ひとつだし安全確認。

うん、見えない。だが転生時にも言っている通り薄暗い光が差し込んでいる、右から左にかけてどんどん暗くなっていることから右に光源があると見た。


足音を立てぬよう慎重に歩き、暫くすると大きな部屋、いや空洞に出た。

「ギナー(すげー)」

そこは水晶のような光を放つ原石で埋め尽くされていた。

そう、鍾乳洞だ。


自然と足取りが弾む、光源には視界の確保以外に重大な目的があった。


それは、自分の姿を見る、ということ。本来は光源に反射する物体を持ってきて見るつもりだったが手間が省けた。

それにずっと楽しみだったのだが、〝キメラ〟と聞きさらに興味が湧いたのだ。


光石に近付くに連れてこの空洞には俺が来た道以外にも沢山の穴が空いており、中心地のような場所なのだとわかった。

目がやられないようにもう光をほとんど放たない光石の目の前にたどり着く。

さあ、運命の時だ!




猫だ。

真っ黒の猫がそこには映っていた。

1対の真っ黒の翼つきだが。

いや、別に嫌じゃないんだ、猫は可愛いし、前世でも飼っていた。

問題はこの翼、蝙蝠のそれに酷似しており可愛らしい猫の姿を凛々しくしている、そういえば良く聞こえるかもしれないが


、、動かないのだ

ピクリともしない、転生したら本能とかで分かるだろ普通!

理性があるせいなのか、何なのか。

「ギニャァ!!(動けぇ!)」

渾身の叫び声に反応するようにピンと翼が広がる。

飛ぶにはほど遠いが、俺の心は達成感に包まれた。


それと同時に腹の虫が大泣きした。


そうじゃん、俺産まれて(ポップして)から2日飯食ってないじゃん。

目先のことばかり考えて今のことを考えてなかった。

意識し出したら喉も乾いてきた。


と、とにかく食料を探しに元の道に


戻れねぇ!あっちミノタウロス居るじゃん。

負けイベには行かん。

とはいえ、死活問題だ。

そういえばものに鑑定ってできるのか?

現実逃避したわけじゃないぞ、もしかしたらこのダンジョンが何処かの手懸かりになるかもと思っただけだ。


という訳で、光石鑑定!


ライトミスリル

光輝く魔力銀(ミスリル)の結晶。

迷宮の洞窟エリア10F~に発生することがある。

光属性の魔力を帯びている。

希少価値 A


希少価値のランクは魔物の階級と同じだった、つまり超希少。チート持ちのご都合主義主人公なら持って帰るところだが、生憎俺は鏡か光源としか使えない。畜生。


そんなことより、ここがダンジョンの地下10F~に位置するってことがわかったぞ。俺の実験は無駄ではなかった。


だが、食料問題は未だ解決していない、一か八か別の道に行くしかないようだ。

ここは真剣に、


倒れた石の方向に進もう!

仕方ない、細長い石を見つけてしまったらやりたくってしまう。俺悪くない

せいっ!斜め右。


※※※※※※※※※※※※※※※※


あれから斜め右の道を進み始めて、一時間ほどたったと思う、時間の感覚が狂っているため多分だが。

ここはちょくちょく緑の光を帯びた茸が生えていて、大気中にも光の粒が漂っているため明るい。鑑定したら


ヒカリダケ

緑の光を発光する胞子を放つ。

迷宮の洞窟エリア3F~に群生する。

発光する原因は不明。胞子は無害だが、茸自体には神経毒が含まれる。


若草色の淡い光が洞窟を照らす様はさながらジ◯リの世界だ。茸の胞子と思うと見方が変わってくるが。食えないのも残念だ。


そんなことを考え、足元を見渡すと黒い影が1つ、睨み付ける勢いで目を凝らすと、丸出しの尾、肌の透けた白い体毛、鼻先に伸びる長い髭、急いで鑑定!


ディープマウス 0歳   階級:G


名称:無し     状態:普通


Lv3/5


HP6/6

MP0/0


《鑑定のLvが上がりました》


食えるはずだ、絶対食える。

食わなきゃどっちにしろ死ぬ、どんなに意地汚くても生きるんだろ、俺。

鑑定のレベルが上がったみたいだが、今は後回しだ。


猫の体なら鼠狩りなんて楽勝に決まってる。行くぞ!

爪を鉤爪状に立て、飛びかかる。

こちらに気付きもしない鼠、勝負あったな。


外した、動かない相手に。

鼠は驚愕を顔に浮かべ颯爽と逃げ出す。

ふ、見たかこれが俺流威嚇攻撃だ。


待てやゴラァ!!

毎日投稿はあと3日続けます。

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