79話、耳掻き
次の日は特になにもすることが無かったと言っておこう、強いていえば魔法学園入学前に無茶をしてヨーデに喰らっていたペナルティの精算をしていたと言っておこう。
え?詳細プリーズ?
な、なんで教えなきゃいけないの?黙秘権を行使します!
はい、姉上そこまでなのだ我が皆に伝えるのだ
エクレール?OSIOKOされたく無かったら黙ろうね?
ぐぅ……だが皆に伝えるという義務が……
エクレー「お前ら!」
なんだよ昴邪魔建てするなよ
「いい加減にしろこっちが疲れるわ!」
「よし、俺が我が愛娘との1日を大暴露だ!」
「やめてぇえええええええええええええええ!!!!!!!ーーーーー」
「おはよう……かおり……」
「お、おはよ……イヴ」
「今日も寝不足?おいで、膝枕してあげる」
ポスっと香りの頭を僕のひざに寝かせる
「ごめんね、昨日寝る前に思いつけばよかった【魔法創世】【生成:安眠熟睡】」
「ううん、大丈夫」
「おやすみ【安眠熟睡】」
暫く香織の寝顔を見て満足したので布団にゆっくりと寝かせる
「あれ、そういえばいつも寝ぼすけさんのエクレールが居ない」
僕には一つ心当たりがある、そこに行ってみよう
「やっぱりか……」
エクレールは寝ていた。いや、抱き枕にされていた。明日香に
「ねぇ、明日香寝ぼけてエクレール連れてっちゃったとか笑えないよ?」
「んぁ?……あぁ……おニィか……もうおニィ固定でいいよね?私にとってはおニィはおニィなんだし」
「うん、ぜんぜんいいよ、それはいいからエクレール」
「はれ?なんでエクレールちゃんが?」
「マジでか……ホントエクレール好きだよね」
「今のお兄の瓜二つだからかな?今のお兄はラーク君とか香織とかヨーデさんとかレイラさんが占拠しちゃってるから……」
「別に普通に甘えてきてもいいんだよ?寧ろ妹が疎遠になってく方が悲しいかな」
「ん、わかった。そうする」
「おっけい……それはいいとしてエクレール、早く起きなさい」
「あと5分……」
「はぁ……飴あるよ?」
「おきた!起きたのだ!」
「はい、顔と歯磨きして、ご飯食べたらね」
「は、嵌められた……」
「起きない方が悪い」
「あはは……」
「ぐぅ……」
「出来たわよ」
レイラの作った朝食が食卓に並べられる。香織はお昼まで寝かせておく。学園とか大会とか忙しかったし、この臨時休暇くらいいいだろう
「今日は……とーさま」
「おう、ほら口開けろお前の好きなニロタマだぞ」
ニロタマと言うのはニロって言うニラに似た味の野菜を玉子で閉じた、いわゆるニラ玉だ
「あ~ん」
「……」
「……」
「……」
「とーさま!いい加減に食べさせて下さい!」
「ふはははは、ほれ、これが食べたければ俺のほっぺにチューしてみろ?」
こないだ寝るときチューしたことにより調子に乗っているな……
「かーさま、これは流石に自分で食べていいですよね?」
「わかった!俺が悪かった!食べさせさせてくれ!」
「もう……あ~ん」
「ほい」
口の中にニラ玉……ニロタマの懐かしい味が口の中に広がる
「おいひぃっ!」
「そうか、もっと食えほら」
「パクッ」
「うまぁいっ」
「イヴ、肩もみしてくれないか?」
「えっと今忙しいんですけど」
「あ~悲しいなぁ……魔法学園に入学する前の約束も忘れられてるなんて。俺なんてどうでもいいんだろうなぁ」
「わかりましたっ肩もみしますっ」
投げやりに言葉を返し、肩もみを始める
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛肩もみ効く~~」
「おっしょっと」
「イヴ、今日は風呂一緒に入ろうな」
「えっそれは……」
「約束」
「う、……わかりました」
本気で嫌がらない分、ヨーデを嫌っていないことが証明される
「イヴ、ほら膝に頭乗っけろ」
「何でですか?」
「耳掻きだキリッ」
「効果音まで口に出さなくてもいいですよ」
「なるほど効果音無くても俺をかっこいいイヴのとーさまだと、わかってくれるか。とーさまは嬉しいぞ!」
「いいから早く耳掻きっ」
「イヴは耳掻き大好きだな」
「~~♪♪」
「イヴ今日はヨーデさんとよくじゃれるな」
「いいんじゃない?イヴりんだって親子の触れ合いは大事だよ」
「お兄嫌がってるふうに振舞ってるけど今日はヨーデさんに甘えてあげるって言ってたんだよ」
「それは初耳だ、素直じゃないなイヴも」
「朝に妹なんだからもっと甘えてもいいんだよって言った時に付け足して今日はヨーデに甘えてあげるから無理だけどって言ってたの」
「へぇ~」
「そういえばかおりんは?」
「まだ寝てるよ、お昼まで寝かせておいてだってさ」
「明日香、喋るか耳かきしてあげるかどっちかにしたら?」
「小百合姉には言われたくないなぁ昴兄に耳かきしてあげてるじゃん」
「明日香はエクレールの耳かきしてるでしょ」
「それにしてもイヴもエクレールも耳掻きや頭撫でられたりするの好きだよね」
「話変えないでよ……まぁいいけど」
「エクレール寝ちゃったよ。耳かき気持ちよかったんだろうね」
「昴も寝ちゃった」
「こっちもラーク様寝ちゃった」
横でラークはレイラに耳かきをされていた。イヴの方を見るとイヴも幸せそうに寝ていた
「なんでみんな耳かきされて寝るの……」
「いいじゃない、可愛いんだから」
「ラーク様も……ううん、息子になるんだからラークかな?可愛い」
「レイラさんもうそれは確定事項なんですね」
「イヴの態度からして丸わかりよ」
「「確かに」」
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