53話、魔法大会本戦、寝起き
気がつくと寝てしまっていて、朝になっていた
なぜ起きたかというとラークが僕の耳を触っていたからだ
「んっ……にっ、ラークっやめて……」
「あ、起きた?ごめんね?」
「寝起きで耳触られるのはキツイよ……」
「あはは、ごめんごめん」
「今日7試合目がラークの出番だっけ?」
「そうだよパール・エイスって言うエイス家の娘さん」
「気をつけてね」
主に男女の仲的に
「うん、ありがとう」
「んぁ……おはようにゃのだ姉上、ラーク」
「おはよう」
「さぁ、エクレール早く着替えて、今日はエクレールも試合あるでしょ?」
「そうであった!姉上と当たるのが決勝じゃないと当たらにゃいのでつい喜んで怠けてしまった!」
「どういう理由さ……」
言い訳が寝ぼけてて上手くないね
「ほら、今日はこれ着て」
エクレールの服はレイラが色違いのものを頼んだり、自分で作ったりして僕とおそろいのものを用意していた
まさに双子って感じ、ちなみに双子ってことで何故かテンション上がって無駄に何かと揃えようとしてしまってるのは内緒だ、髪の毛の結ぶ方向とか……
まぁそれはいいとして……エクレールも今日は試合があるので負けないとは思うけど頑張って欲しい
「よし、着替えたのだ、行こう姉上」
「歯磨きして顔洗って、髪結ぶから早くしてね」
「う……承知した」
まだ少し寝ぼけてるようだ
「姉上、終わったのだ」
「はい、そこ座って」
今日はサイドアップスタイルというポニーテールを横にしたようなやつだ詳しくは本物の女子に聞いてください
僕は右側でエクレールは左側で結んでいる
「よし、ラーク行こ」
「わかったよ〜」
僕達は会場に向かう
「お、来たな、おはようイヴ、ラーク、エクレール」
昴が挨拶してくれる
「おはよう」
「おはようにゃのだ」
「うん、おはよう」
結局耳は治っていない、皆が裏で手を組んでたのかな?……ヨーデまで手を組むなんてことあんまり考えられないけど……
「六試合目はリア・ザケーニャだってさ」
「え、次ラークと当たっちゃうじゃん……」
「お前の中ではラークはもう勝ち確定なんだな?」
「?当たり前じゃん」
「そ、そうだなお前はそういうやつだ」
よくわかんないけどいいや
「お、リアが勝ったみたいだ、またあんなにボコボコにするようにゃ事は流石にしないか」
「ねぇ、ところで香織と小百合と駿来は?」
「小百合は少し気持ち悪いって言って部屋で休んでる、香織はそれに付き添ってる、駿来はどこいったんだろう?」
「え?わかんないの?どっか行ったのかな」
「そうか……それよりも、ラーク行ってこなくていいの?」
「すぐ行ってくる」
だっ……!と駆けていく、いや次ラークの試合なんだから覚えておこうよ……
「駿来探すか……【千里眼】」
ん〜と、どこだ?……っと
「ん?」
「どうしたイヴ」
「にゃんかね……依頼受けてるみたい……」
「はぁ?何で依頼なんて受けてんだよ」
「ん〜、あ!にゃんかね結界術が必要らしくて、ギルドマスターのライトさんの攻撃も防いだほどの人の結界魔法を借りたいらしくて、指名依頼が来てたらしいよ」
「千里眼便利だな、どこでも見れそう、男のロマンだ」
「そんにゃことに使えないよ」
「どうしてだ?」
「そんにゃの見て興奮してもやる事やれなくてやるせない感じににゃるだけにゃんだよ僕は……」
「あぁ……そうか、ごめんな」
「まぁ僕らはラークの試合でも観戦しに行こうかエクレール」
「…………」
「エクレール?」
「あ、すまん、姉上」
「あれ食べたいの?」
「…………」
無言でこくこくと頭を振る
僕はケバブもどきを三つ買い、三人で食べた
案外ケバブとあまり味が変わらなくて美味しい
エクレールってば日本の食べ物に似てるものに興味を示すよなぁ……
「ねぇ、エクレール日本ってわかる?」
「二本?」
「あぁ、にゃんでもないよ」
偶然か
「イヴ、これケバブみたいでうまいな!」
「うん、日本にあるようなものが少ないからこういうのって何だか故郷の味がするよね」
「そーいうものにゃのか?(姉上は何を言っているのだろう?)」
「そー、そー、そういうもの」
僕達はケバブもどきを食べながらラークの試合を見るために観客席に向かう
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