54話、魔法大会本戦、ラーク
『第七試合目ラーク・テーンス対パール・エイス』
「うふふ、ラーク様可愛いわね……」
「……」ゾワッ
「食べちゃいたいくらい可愛いっ」
「先輩、試合に集中しましょうね……」
「え〜?ラーク様、このまま2人でリタイアして遊びに行きましょ?」
「だ、駄目だよ!イヴと戦うまで頑張るんだ!」
「イヴって……あ〜1年の代表ね、あれの何がいいのかしら?私の方が魅力的だと思うのだけど?」
「うるさいっ……とにかくリタイヤもしないし負ける気もない!」
「ん〜残念」
『試合開始!』
「僕の呼び掛けに答えろ【召喚:風龍】」
「わ、やば……」
「風龍!僕に力を貸して!【纏:風龍】」
開始早々に竜人化に成功する
「喰らえっ!風神脚」
「空間魔法【ワープゲート】」
風神脚が黒い渦の中に吸い込まれ、いつの間にかラークの後に出来ていたもう一つの渦の中から風神脚が飛び出す
「な、なにっ……ぐはっ……」
「もうギブアップしたら?」
「うるさい!疾風よ怒涛の嵐となれ【疾風怒涛】」
「くっ……これは大きすぎてゲートじゃ転送しきれないわね……土石魔法【土石壁】……ぐっ」
直撃は少し逸れて、土石壁で防がれたがそれなりのダメージを与えた。それにしてもカオリと同じく詠唱省略か……
「今のはいたかったわ、回復魔法【高回復】」
見る見るうちに傷が塞がる
「くっ……なら!風の力を僕に!【疾風】からの、鎌鼬、鎌鼬、鎌鼬!」
疾風で素早く移動しながら鎌鼬を連発して絶え間無く鎌鼬をパール先輩に撃つ
「……っゲート対策ね……詠唱も無いからこれは確かにやばいかも……」
「鎌鼬、鎌鼬、鎌鼬、鎌鼬、鎌鼬!」
「空間魔法【裏世界】」
「なっ消えた!?」
『召喚魔法【召喚:炎龍】』
なんだ!?声だけが聞こえる……
『【纏:炎龍】、空間魔法【表世界】』
現れたパールは竜人がしていて、炎龍の炎を纏っていた
「な!?パール先輩も龍と契約を!?」
「ふふ、貴方だけじゃないのよ?竜人化できるのは……私の知る限りこの学校に竜人化できるのはラーク様と私だけ……」
「イヴもできるよ」
「え?あいつも龍と契約を?どの龍よ」
「え〜言ってもいいのかな……」
『別にいいよラーク』
念話でイヴからOKを貰った
「えっと雷轟龍って言う龍」
「SSランク!?しかも雷轟龍……」
「無駄話はここまでにしましょう先輩!風神脚!」
「土石魔法【土石壁】」
「なんで特技使わないんですか?」
「この子は特技が使えないのよ……火焔魔法とか身体能力の底上げくらいしかできないのよ……」
「……」
「ま、そんなことは関係無いの、竜人化してるだけでかなり強化されるからね」
「特技はないって事は龍化はできないのかな?」
「龍化?」
「イヴの雷轟龍もできないはず、これは次のカオリと戦う時にとっとくつもりだったけど今使わないと負ける!」
「龍化!」
ラークの体が徐々に大きくなり、牙や角、翼が何倍にもなり、本来の龍の2/3くらいのサイズになる
「な……龍になれるのか……」
「龍に僕の力が合わさっているから本来の風龍よりもつよいよ鎌鼬!」
「土石魔法【土石壁】」
土石壁を紙を突き破るかのように破壊し、パールに鎌鼬が襲いかかる
「うっ……何って言う威力……さっきの比じゃない……」
「疾風よ怒涛の嵐となれ【疾風怒涛】!」
「ちょ、ちょっとまって!それは洒落にならなーーー」
と言いかけたところで疾風怒涛がパールを飲み込み、次に現れたのラークの上着を身体の上に被せられて倒れているパールの姿だった
「ごめんね服ボロボロにしちゃって」
『勝者ラーク・テーンス!』
「「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」」」」」」」」
「流石ラークだね!」
「あぁ、凄い」
「エクレールは僕が纏ったら龍化できたりする?」
「あれは風と光の龍にしかない特技にゃので我には使えないのだ」
「へ〜風と光じゃにゃいとダメにゃんだ、にゃんでだろうね」
「さぁ?我にもよくわからぬ」
「まあいいか、ラークのとこに急ごう」
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