51話、魔法大会本戦、香織
今日一話目の更新です
「カオリ・シライシさーん、どこですか〜控え室に待機して下さ〜い」
「すみません!遅れました!」
「来たか、控え室に行って、呼ばれるまで待機していてください」
「はい、わかりました」
「やぁ!君がカオリさんだね!」
色男が話しかけてきた、結構うざいかも
「何のようですか?」
「いやぁ、君のような美しい人を見たらの声をかけない手は無いと思ってね、今度食事でもしないかい?」
「間に合ってますので遠慮させていただきます」
私にはいぶがいるしね、
「誰だ、それはそれは僕よりもカッコいいのかい?僕みたいなイケメンと食事できるというのに、全く君という人は罪な人だ……ならばこうしよう、僕が勝てたなら、食事に誘われてくれ、もしも、僕に勝てたなら僕は諦めよう」
「そうね、それでいいわボッコボコに顔面歪めてあげる」
いぶをそれ呼ばわりしたことを後悔させてやる
『第四試合を始めます、カオリ・シライシさんとルイナンド・サークリエスさん、準備して下さい』
『第四試合、カオリ・シライシ対ルイナンド・サークリエス』
『試合開始!』
「火焔魔法【灼熱地獄】」
先制攻撃で灼熱地獄を放つ
「水精魔法【水郷蓮武】」
水がルイナンドの足元から生まれ渦を巻くような美しいな動きをし、襲い来る炎を片っ端から消し飛ばす、ちなみにステータス1/4の腕輪は健在だ
ステータスが元通りだとあの魔法の水を蒸発させてダメージを与えるくらいの火力はある
それにしても詠唱省略か……やるね……そこだけは
「ふふっ僕の美しい魔法の前では火力だけの魔法なんて意味をなさないのさ」
本当に火力が高ければ美しいだけなんて意味をなさないけどね
「土魔法【クレイソード】」
砂鉄を集めてクレイソードを作り、火炎魔法で焼き、水で冷やす、こうして簡易鉄剣を創り出す
「空間魔法【空間切り】」
小声で詠唱して私は宙を縦横無尽に切り刻む
ルイナンドは一瞬警戒するがそれを解き軽口をまた言い出す
「ふふふ、僕の美しい攻撃を見て錯乱したのかな?僕の魔法は罪だなぁ」
勝手に言ってろ
私は大きく後ろの斜め上方向に飛んで相手の射程内より遠くに退避する
「そんなに離れなくてもいいじゃないか音魔法【音速移動】」
狙い通り相手が距離を攻めようとしてくる
「ぐっ……!何だこれは!」
さっきまで私のいた所より少し離れたところでルイナンドの服や皮膚が切り刻まれる
「私があんたの技に見惚れるわけも錯乱するわけもないじゃない、嫌悪感を覚えるだけよ、それは空間魔法、空間を傷つけておいたの」
「くそ、だがあれから空間魔法は使っていない、なら今攻めるべき!残念だったね!今ので仕留められなくて!攻撃のネタを話しちゃだめだよ?音魔法【音速移動】」
更に距離を詰めようとするがそれはかなわない
「な……に……!?」
ルイナンドの腹部に強烈な一撃が入る
「私がただ適当に空間を傷つけるわけないでしょ?私の後には十数回同じ空間を傷付けた一つの大きな傷つけておいたの、後方の斜め上に飛んだ時に気づくべきだったね」
「く……そ ……」
『勝者、カオリ・シライシ!』
「「「「「「うぉぉおおおおおおおおお」」」」」」
「あ〜あ、……イヴに使うつもりの切り札使っちゃった……水魔法ちょっと厄介だったからしょうがないか……」
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