32話、誓いなさい、
今日3話目の更新です
「イヴ、やっぱり制限してたらあんな硬い相手倒せないよ……」
「でも勝負にならないでしょ?制限無かったら」
「そうだけど……」
「文句言わないであきらめて」
ガシッ
「へ?」
「じゃあいぶも諦めてね?」
香織が僕を羽交い締めにしてきた
「か、香織……?」
「さぁ、なんでいぶがラークに抱きついていたのか……教えてくれる……?」
ニコッと笑いかけてくるが目は笑っていない
「と、取り敢えず落ち着いて?は、離して?」
「やだ、逃げるでしょ?」
「じゃあ緩めて!苦しい!」
「これでいい?」
締めが少し緩んだ
「え、えっとね?ラークが2回戦も勝って頑張ってたみたいだからお疲れの意味も込めてちょっとギュッてしたらそのまま抱きつき返されたからそのまま寝た……みたいな?」
「なんで疑問形?隠してることでもあるの?」
「な、無いよ!そんなのない!」
「ほんとに?」
疑いの目を向けてくる
「無い」
「もうラークを抱きしめないって誓える?」
「…………」
「誓いなさい」
僕は無言で急成長を行い、びっくりして更に緩んだ腕から抜け出した
「ノーコメントで、これは変えない」
「油断した……」
「【テレポーテーション】」
「あ!イヴ!」
逃げますた☆
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「ただいまラーク」
「あ、おかえりイヴ」
「ラーク3回戦も突破したんだって?凄いね!」
「い、いやぁ……そ、そそれほどでもないよぉ?」
ラークが照れてる……もっと褒めてみようかな?
「凄いよ!今日明日香だって3回戦目で負けちゃったのにラーク3回戦目突破してるじゃん!」
相手が相手だったけどね
「ふへへ、そんなことないよぉ……」
そのまま照れながら布団の中に隠れてしまった
「じゃあ明日4回戦目あるし今日はもう寝よっか?」
「そ、そうだね、もう寝よう」
ラークの隣にもぞもぞと入る
「お休み」
「お、おやすみ」
今日もラークに抱きついてみることにした……起きてるうちに
ギュッ
「へぇ……?い、イヴ?」
「ほら寝るよ」
昨日と同じく顔をラークの胸に埋めて眠る……なんと言うか安心できるっていうか……う……ん……
「すぅ……すぅ……」
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「ど、どうしよう……」
イヴが、僕に抱きついて寝てしまった、寝られないぃ……
《ラーク、らー……く……》
頭の中にイヴが僕を呼ぶ声が聞こえる……念話だ……これで寝れるわけない……好きな子が同じベッドで寝て、抱きついて、僕の名前を呼んでくれているなんて……
いやいやいや、寝るんだ!明日は4回戦だ!寝なきゃダメだ!
《……たすけて……やだ……ラーク……い……たい……し……に……くない……》
ちょっと寝苦しそうにイヴが顔を歪めてる
「……」
僕は今のを聞かなかったことにしてイヴを優しく抱きしめた
すると、念話によるイヴの声が聞こえなくなってどこか安心したかのような顔をしてイヴは寝ていた
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「イヴとラークの中が深まってる気がする……!!」
「気の所為では?」
「いいや、深まっているに違いない!ふふふ……」
たまには当たる国王様の感である
そのうち色々な人のイチャイチャ描きたい……
読んでいただきありがとうございます




