31話、魔法大会3日目、明日香
今日二話目の更新です
試合の前に休憩所のソファに座っていると前から次の相手の男の人が歩いてくる
「ん~これはちょっと分が悪いかな……」
相手はガッチガチの鎧で私のレイピアじゃあ破壊できそうもない
「む、主が次のあいてだな?」
「はい、そうですけど……ガッチガチ過ぎません?」
「む、そうだな私はタンクなので、これくらいでないとな」
「私のレイピアじゃあ砕けそうにないんですが……」
「まぁ、やって見なくてはわからぬ」
「そうですね……」
「カオリ・シライシさーん、ガルド・レドリアさん、試合が始まりますのでリングへお願いします」
「出番のようだな」
「そうですね、行きましょうか」
……学生なのに何でこんな貫禄がありそうな喋り方するんだろう……
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『Jブロック第三戦目!カオリ・シライシ対ガルド・レドリア』
『試合、開始!』
加速、筋力強化、剣気強化、を行いPOW、AGLを上げる
「炎よ私の剣に宿れ【ファイアーエンチャント】」
剣に炎を、纏わせる
「行きますよ!」
「あぁ、来てみろ」
私は瞬歩で攻撃を仕掛けるようなフェイントを入れながら瞬歩を連続して使い、ガルドさんを翻弄する
「む、これは……どこから来るかわからんな……」
「はぁあ!連続突き!」
背中に11連撃を見舞う、筋力強化をして、剣気強化もし、加速もして更に炎まで纏っている、しかも死角からの不意打ち……これで仕留められなければ私の負けだ
「ぬぅ!?」
鎧の重そうな見た目に違わず素早い動きで反転して盾で11連撃を受け止められた
「やるな……」
「あ~ぁ仕留められなかったか……あれは今の私の全力なのに……」
「ぬ?今、だと?」
「うん、今の私じゃああなたに勝てない降参するわ」
『凄い攻撃だったがあの守りを突破できないと悟ったのか……ここで降参だ!』
『勝者、ガルド・レドリア!』
「負けたけどあの女の子の方めっちゃ早かったよな……」
「あぁ、あれはタンクが相手じゃ無かったら確実に勝てたな、運が悪かったなあの子」
「あの連撃を受け止めた男の方も凄かったよな」
「確かに、あの11連撃も相当重かったはずだ……」
観客からは色々な声が上がっている
「ガルドさん、ありがとうございました。では」
私はガルドさんに挨拶をして戻ろうとした
「ちょいと待て」
……が、ガルドさんに呼び止められた
「何ですか?」
「お主さっき“今の私には”と言ったな?」
「そうですが?」
「それは私の防御を崩して勝利できる事を確信したからだろう?」
「あ、あぁそれはですね、一日目で暴れすぎちゃって友達に能力を1/4に抑えられる付与魔法のかかったこの腕輪をつけてるからですよ」
私は腕を上げて腕輪を見せる
「なんと……!?あれで1/4だと!?ならばその腕輪がなければ私に勝てていたではないか」
「はい、ですけどこれは友達に課せられたペナルティなので来年また頑張りますよ」
「む、そうか……では来年は本気で戦おう私もそれまでにもっと鍛えておくとしよう」
「はい、あ、ちなみに駿来、昴、香織って人も友達でこの腕輪つけてるんですよ」
「それは誠か!?」
「はい、兄……じゃなくてイヴって友達にやりすぎだって怒られちゃって……」
「なんと……」
「じゃあ、ガルドさん頑張ってください!」
「ありがとう」
私はガルドさんと別れてみんなの所へ向かった
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