交渉
とりあえず明日、交渉してみましょう。
~次の日~
さてと、交渉しに行きましょうか。
交渉しに行くのは…
「おはようございます、航様。」
そう、航様です。
「おはようございます、桜花様。
生徒会との対決の話ですか?」
「!どうしてそれを?」
「昨日結斗様から電話が来たんです。
事情と、力になってくれ、と。」
結斗様が?
「そうですか…
それなら話は早いですわね。単刀直入に言います。一緒に戦ってはくれませんか?」
「勿論です。」
「そんなにあっさり…
生徒会と戦うということは、場合によっては学校生活が不安定なものになるんですよ?」
これが、巻き込みたくなかった理由。
この学園はそもそも、学生中心で出来ています。
そして、生徒会はその二大勢力の片方。
それを敵に回すとなると、学校生活をしている限り、生徒会だけではなく、生徒会を支持している生徒全員を敵に回すことになるのです。
つまり、学校生活が危うい状態になる可能性がある、ということ。
ましてや、今やろうとしているのは校則を厳しくするということ。富豪の方々も敵に回してしまいます。
風紀には一人で話をしに行ったので大丈夫だと思いたいのですが…
本当は一人で話を終わらせたかったのですが。
「分かっています。しかし、私は貴方の力になりたいのです。」
すごく真剣な目で見つめられました。
こういう目、弱いんですのよね…
「貴方の考えは分かりました。改めて、協力お願いしますわ。」
「はい。
あぁ、それと、結斗様が昨日、一人足りないのでは?という話をしていたので、考えてみたのですが…
交渉次第では一人、出来そうな人が…」
「あら、どなたですの?」
「…風紀委員長です。」
「え?」
「あんな感じですが、勉強も運動も出来ます。
人を引っ張っていく力もありますし。」
「そうなんですか…
でも手伝ってくれるでしょうか…?」
「それは大丈夫かと…」
「?どういうことですか?」
「いえ、とにかく、大丈夫だと思いますよ。」
「分かったわ、行きましょうか。」
~風紀室~
「失礼します、風紀委員長はいらっしゃいますか?」
あら、昨日の今日ですが、少し格好がしっかりしてきていますわね。
「何の用だ?」
委員長が出てきました。
事情を説明して、一緒に戦ってほしい、と頼んでみました。
「いいぜ。」
「まぁ急にそんなこと言われても…
!良いのですか?」
「ああ。」
「ありがとうございます。詳細は決まってから報告いたします。」
「分かった。」
「それでは失礼いたします。」
とりあえず揃いましたわ。
不安がないわけではないですが、負けるわけにはいかないのです。
優花と共に生きるために!




