↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仁侠?それって美味しいですか?  作者: 甲斐性なし
3/10

第3話

「おら、腰が浮いてんぞ。気持ちいいんか?情けねぇ顔してんじゃねえぞ?」


「てめぇ!やめろ!ぶっ殺す!」


 拷問が始まって暫くすぎた。鬼島(おにじま)は吐き捨てた言葉とは裏腹に、明らかに快楽に流された顔を晒している。カ(・)メ(・)ラ(・)は(・)そ(・)の(・)一(・)部(・)始(・)終(・)を(・)、(・)撮(・)影(・)し(・)て(・)い(・)た(・)。

 鬼島本人も、奇妙な興奮を感じていることに、困惑を隠せないでいた。


「鬼島さぁん?さっきからずっと、表情と台詞が合ってないですよ?」


 チンピラが鬼島の首筋に、キスマークをつけると、乳首を捏ね回す。

 鬼島の微かな喘ぎ声に合わせて、チンピラがパケを取り出した。


「これ、見覚えありますよね?あ(・)ん(・)た(・)ら(・)の(・)シ(・)マ(・)ウ(・)チ(・)で(・)流(・)れ(・)て(・)る(・)、(・)レ(・)イ(・)プ(・)ド(・)ラ(・)ッ(・)グ(・)で(・)す(・)よ(・)」


「し、知らねえ!知らねえよそんなの!」


 チンピラが軽く爪をたてると、鬼島から野太い声が漏れる。


「百木がヤク嫌いなのは知ってるでしょ?こんなもん流そうとしてたなんて、どうすンですか?あんた殺されますよ?」


 チンピラが鬼島の菊門に、錠剤を入れようとした。


「だから知らねえっつってんだろがよ!てめぇ!おい!やめろ!」


「なら今回の件は全部、あんたが仕組んだって認めろよ。そしたら勘弁してやるよ」


「ふざけんじゃねえぞチンピラ!組割って勝手に揉めてんのは、てめえらだろが!」


 鬼島が叫んだ瞬間に、チンピラの指がなかに入っていった。

 結構ユルマンなんだ、普段から使ってんでしょと笑うチンピラに、鬼島は怒鳴り散らした。


「鬼島さん、あんたボケてない?俺ら警察じゃないんだよ。証(・)拠(・)な(・)ん(・)て(・)な(・)く(・)て(・)も(・)、(・)絵(・)図(・)が(・)見(・)え(・)た(・)ら(・)戦(・)争(・)で(・)し(・)ょ(・)?」


 冷たい言葉と裏腹に、チンピラが優しくシゴくと、鬼島はかつてない快楽の波に、自身が壊れることを恐怖した。


「やめろ!やめてくれぇ!そうだ、俺だ!全部おれが悪かった!だから頼む!ヤクを抜いてくれぇ!」


 鬼島は洗いざらい吐いた。そこには一家の長としての、威厳はもはや存在しなかった。


「素直になりましたね、鬼島さぁん?じゃあ楽にしてあげますよ」


 チンピラは指を入れると、慣れた手つきで掻き出す動きをした。しかし、反対の手は鬼島を扱き続けていた。


「あっテメェ!あっうぁ?!やめてぇ?!」


「あんたこれでもう廃業だよ……おら逝け!!」


「びゃ、びゃめでぇ……!ぃぐぅ…!」


 チンピラが思い切り指を引き抜くと、鬼島の意思とは関係ない排泄が、上も下も続いていた。


「はい撮影会は終了〜!鬼島さん、お疲れさまでした!もう聞こえてないだろうけど、こ(・)れ(・)全(・)国(・)の(・)各(・)団(・)体(・)に(・)、(・)生(・)放(・)送(・)し(・)て(・)る(・)か(・)ら(・)ね(・)?(・)」



 虚ろな目で排泄し続ける鬼島を無視して、チンピラは立ち去っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。