第一章3話
4/28日追記、少々手直しをしました。
お久しぶりです!!
ゴルノフさんがアロンソギルド長とリーゼロッテさんをとても素晴らしい笑顔でフルボッコしてからあっと言う間に一週間が経ってしまいました。……いや、中々に濃密な一週間でした。
あの後、ギルドの直営酒場で軽めの朝ごはんを頂いてから、ラオルスク神殿と錬金術師ギルドへと伺い、ゴルノフさん曰く『本物』の現役ビショップのローレンス様と、ポーション製作主任であるアレーデさんにご挨拶したんですが。どうしてゴルノフさんの知人である方は濃い人が多いのでしょうかー?
荘厳な神殿に見とれていたら、遭遇したんです。そう、名前は忘れましたがその通り名を一度聞いたら忘れられないであろう世紀末覇者拳○!!一言で言うとそんな感じの厳つく、そして筋骨隆々なとっても大柄な人が聖職者が羽織るローブを纏い降臨したんですよ。しかもですよ、こう、のたまうのです。
「はあぁははははは!!よく来たな!!ブラザー!!」
と、その瞬間、ふっと消えた……と、思います。ローレンス様は棒立ちになってる熊さんみたいなゴルノフさんへと間合いをつめて、思いっきり、そう、思いっきりハグしたのです。あの世紀末覇者○王がです!!
そして、神殿に響く絶叫……。
「うぎゃあぁぁぁ!!やっやめ、やめろぉぉぉ!!背骨が折れる!!身体がミシミシ軋みをあげてるだろうがぁぁぁぁ!!」
「ははは、久しぶりではないか、ブラザーよ!!息災であったか?ブラザーよ!!」
「はなせぇぇぇ!!俺はお前のブラザーじゃねぇぇぇ!!」
「はははは、つれない事を言うなよ。ブラザーよ。俺とお前の仲ではないか」
「はっはわわわ……ゴルノフさんの周りにBar……」
「やめろ!!それ以上言うんじゃねぇ!!てか、助けろぉぉぉ!!」
ゴルノフさん。貴方ですら抜け出せないそれを、私がどうにか出来ると思ってるんですか?
ブラザーを連呼するローレンス様ですが、何でしょう?視覚聴覚五感の全てで感じれば、単なる親愛を表すやり取りなのですが、聴覚だけに頼ると途端に怪しい薔○が咲きはじめそうな雰囲気を出してしまいそうです。一応、後で確認しましたが、ローレンス様は居たってノーマルな方です。序に私もノーマルです。ガチムチのおっさんの絡みを見るよりは、うるわs……うおっほん!!話を戻しましょう。
次が、錬金術師ギルドのアレーデさんと言う方のアトリエへと向かったのです。
ゴルノフさんがアレーデさんのアトリエの扉をノックをしてあけた瞬間に、巨大な木ヘラが飛んできて眉間に直撃し、その衝撃で熊みたいなゴルノフさんが吹っ飛んだのです。
「ああぁぁぁぁぁ!!もう、無理だっつってんだろぉぉぉぉ!!これ以上ポーション作れねぇぇって、何べん言えば分かるんだ、このぼけがあぁぁぁぁ!!もちっと大事にポーション使えや、ごるあぁぁぁ!!」
凄まじい、咆哮が響きました。そう、魂の篭ったシャウトです。恐る恐る扉に近づき、そっと中を覗くと凄く綺麗な女性の方がおりました。ただし、その御髪は残念な事にボサボサで、目の下にどす黒いクマが出てきてまして、心なしかやつれていました。そして、その、アトリエの奥には死屍累々な感じの人達が何人かおります。
「……あ?……だれ?」
これが、アレーデさんとの出会いになりました。
蛇にターゲットロックオンされた私が、脂汗を流しながら固まってると、魂が口からにゅるりと半分ぐらい抜け出ててゴルノフさんが再起動し、私の事を紹介したのですが……。
「みんなぁぁぁぁ!!人員の補充が来たわよぉぉぉ!!」
「ほわ!?」
ちょっ、まって、私、挨拶に来ただけなんですけど!?
「おい!!まてって、今日は挨拶に来ただけだっていったろうが!!」
「おっお願いよぉぉぉ、今日中に後300本レッサーキュアポーション作んないといけないのよぉぉぉ!!ねぇ、その子、薬師のスキル持ってんでしょ?お願いよぉぉぉ貸してぇぇぇ!!あんたも序に手伝ってくれてもいいからぁぁぁぁ!!」
「無茶な依頼を受けたのが悪いんだろうが、俺達を巻き込むなよ!!」
「元はといえば、あんたの所のギルドから大量にポーション入用だから作れって強引に依頼してきたんでしょ!!……ええぇぇぇい!!問答無用よ!!みんな、逃がすんじゃないよ!!」
ゆらりと立ち上がる、死屍累々だった人達……生きてるけど、まるで、おとぎ話に聞くゾンビみたいに近づいて来るのです。
その後、どうなったかですって?逃げるまもなく、お縄となり……二人でグツグツと薬草が煮込まれている大鍋を、木ベラでかき回すお仕事を……夜中になるまでやらされましたです。
……因みに、夜番から上がってから一睡もする事も無くヘロヘロな所を無理して、魔力注ぎながら大鍋をかき回す作業をさせられたゴルノフさんは、見る影も無くやつれ果てて解放されると同時に意識を失い倒れてしまいました。ええ、私に向かってです。幸い怪我はしておりません。結果から言うと、熊の様なおっさんが幼女を押し倒してる図と言う感じになってしまいまして、このままではゴルノフさんが犯罪者に成ってしまう状況になったんです。いや、焦りました。
私も、気力も体力も尽きてましたから胸から下を押さえ込まれた状態では完全に抜け出すことが難しくとりあえず私のお腹を枕代わりになる様に頭を移動させてこーTの字になる様な状態まで何とか体を動かした所で、私も力尽きまさした。
翌朝、私達の状態を見たアレーデさんにゴルノフさんがロリコン認定されかかってたようです……。一応、本人の名誉の為にちゃんと弁護してあげましたですよ。
……えーと、こう言う時はなんと言えば良いですかね?……どんまい?
とっ、とりあえず本日中の投稿間に合った……。




