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「ゴッドギア」  作者: りゅう
第1章 闇ギルド

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闇ギルド

第4話です。


今回、エバーリンクに新たな依頼が舞い込む!


街で多発する窃盗事件。

その裏に潜むのは、あの闇ギルドなのか……?


エゼルたちは事件の真相にたどり着けるのか。


ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

第4話【闇ギルド】


「次の議題だが、最近街で窃盗事件が目立っていることだ」


「被害件数は24件。いずれも同一犯と思われる」


「しかし、厄介なことに魔法士が関わっていると思われる」


ギルドマスターたちが集まり、会議を行っていた。

その中には、エバーリンクのマスター、ラルドの姿もあった。


「今回、この事件の対処をエバーリンクにお願いしたい」


ラルドは驚き、勢いよく立ち上がった。

「おい、なんでうちなんだよ」


「いずれの被害もお前たちのギルドが一番近いからだ」


ラルドはため息をつきながら椅子に座り直した。

「しょうがねぇな。何か情報はねぇのか?」


「犯人は複数犯で、鎖魔法を使っている者がいたとのことだ」


「鎖魔法? もしかして、ゾルペスの奴らか!?」

ラルドは再び立ち上がり、声を荒らげた。


「あぁ。その可能性はある。だが、実際に姿を確認したという情報はないので、まだ分からない」


「とにかく、これ以上の被害を出さないためにもよろしく頼んだぞ」


――ラルドがギルドに帰還。


「よぉ、お前ら。仕事だ」


「おかえり、マスター」

ギルドメンバーたちが声をかける。


「今いるのは、エゼルにマナ、ライザ、セイフォン、ノルドマン、マーシャか」


エゼルがギルドの奥を指さした。

「奥にアクタスもいるぞ」


「それで、仕事ってなんだよ?」

ライザがラルドに内容を尋ねる。


「街で窃盗事件が多発してるらしい。犯人を探す仕事だ」


「窃盗事件?」


「ああ。それも、鎖魔法を使う魔法士が関わってるらしい」


「鎖魔法って、ゾルペスの奴らか!?」

ライザが驚きながら反応する。


「わからない。とりあえず街に行くぞ」



――エバーリンクのメンバーは、それぞれ街へ向かった。


エゼルとマナ、ライザとセイフォンとノルドマン、ラルドとアクタスに分かれ、それぞれ聞き込みを行う。


マナが街の人に聞き込みを始めた。

「すいません。ここ最近、窃盗が多発しているんですけど、何か知っていることはありませんか?」


「ごめん、わからない……」


「そうですか。ありがとうございました」


他の住民にもうかがう。

「すいません、窃盗事件のことで何か知っていることはないですか?」


「んー、わからないなー」


「わかりました。ありがとうございました……」


その頃、セイフォンたちも聞き込みを始めていた

「なぁ、ちょっといいか?」


「すまん、忙しいんだ」


ライザも声をかける。

「おーい、聞きたいことがあるんだけど」


「ごめんよー。またにしておくれ」


一方、ラルドとアクタスはというと、

「ほら、行くぞ」


「やだ、やめてくれー!」

アクタスが叫び散らしている。


「ガキじゃねぇんだから仕事しろ。じゃねぇと、部屋中に明かり付けるぞ」


「ひゃあー! 誰かこの人を討伐してくれー……」



――聞き込みすらしていなかった……。


そんな中、エゼルに一人の少年が話しかける。

「ねぇ、お兄ちゃん」


「なんだ?」


「泥棒を探してるんだよね?」


「あぁ、そうだ」


「あのね、この前、うちの野菜が盗まれちゃったんだ」


「ばれないように盗んだ人を追いかけたら、その人たちが洞窟に入っていくのを見たんだ」


「それは本当か?」


「うん……」


「わかった。その場所に案内してくれるか?」


「うん! ついてきて!」


――マナも合流し、3人で少年が言っていた洞窟へ向かう。


少年が指さす。

「あそこだよ!」


マナが笑顔で少年を見る。

「ありがとう」


エゼルが洞窟を見つめる。

「洞窟の前に見張りがいるな」


「待って、お兄ちゃん。あの腕の紋章を見て!」

マナが見張りの腕を指さした。


「あれは間違いない。ゾルペスの紋章だ!」


「ゾルペスって?」

少年が不思議そうに尋ねる。


「闇ギルドの名前だ」


「ここは一旦ギルドに戻って、皆で作戦を考えよう」

エゼルがマナに提案する。


「うん。わかった、戻ろう」


「あ、あの僕はどうすれば…」

少年は不安そうに尋ねた。


「お家でお留守番できる?」

マナが優しく問いかける。


「うん!」


「よし、この子を送り届けたらギルドに戻ろう」

エゼルの言葉に、マナも頷いた。


――エゼルたちは少年を家まで送り届け、ギルドへ戻った。



――その頃、洞窟内。


「それでは、我々は列車に向かいましょうか」

一人の男が、仲間たちを見回した。


「もうすぐ目標が達成できるのか! わくわくが止まらねぇぜ!」

別の男が興奮した様子で笑う。


「……終わらせよう。くだらない世の中を」

女がつぶやく。


「お前ら、ここの守備は頼んだぜ」


「おぉー!」

周りにいた仲間たちが声を上げる。


彼らが列車を狙う理由とは――。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

もし面白いと思っていただけたら、ブックマークや評価で応援していただけるとうれしいです。


毎週火曜、金曜、日曜に更新しています。

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