表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
入学と1週間

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/600

狂愛

「き、今日は本当にすいません、でした」


 俺が戦闘空間から離脱した後もペコペコ謝るアンさんに対し俺は


「大丈夫だから。俺はもう寮に帰るけどアンさんはどうする?」

「わ、私はまだ残ります。で、ですからショウくんは、お、お気をつけてお帰りください」


 残るのか。1人で訓練するとは感心感心。でもそしたら今までの訓練時間はなんだったんだ?ま、まぁいいや。疲れたし戻るか。

 俺が1年生訓練所から出て行くのをアンさんは手を振って見送ってくれた。




「はぁー。私、ま、またやっちゃった」


 私、アン・ガンチスの異能は狂愛だ。好きになってしまった人と距離が近すぎて興奮した場合とか思いが爆発するくらいになると私の身体能力がかなり向上する。逆に好きな人もおらず気になる人もいなければ私の異能は全く使えない。先生方のランク付ではCランクと判断された。


「わ、私って、ほ、本当に、ち、ちょろいよね?ふ、へへ。でも、シ、ショウくん、が、悪いんだよ?あ、あんなかっこいいことするから」


 私はショウくん、ショウ・マスラギに完全に惚れてしまった。だってそうでしょ?あんな庇い方されて惚れない女子はいなくない?私のためにあそこまでしてくれるなんて。


「え、えへへ。えへへ」


 想像しただけでもにやけがとまらない。私の異能、ショウくんに聞かれて濁しちゃったけど仕方ないよね?だ、だって


「私の、い、異能、言ったら、わ、私がショウくんのこと、す、好きってばれちゃうから」


 こんな異能じゃなきゃ私普通に告白とかできたかな?でもこんな異能じゃないとショウくんの隣には立ってられないかもだし。ショウくんは噂によればキサキさんを倒したらしいから。つ、強くないと、私は隣に立てないよね。


「だ、だからもっと、強くならないと。そ、それに今は、と、隣で戦闘で支える、ことはできなく、ても、委員会で、支えることができるし」


 思いきって、学級委員になってよかった。コ、コムにはその点だけ、か、感謝しないと。


「こ、今度こそ。昔のように、失敗し、しないためにうまくこ、行動しよう」


 私は握り拳をつくってぐっとした後に1年生訓練所で相手をしてくれそうな人を探した。




「ふぁー。今日は本当に疲れたな」


 俺は寮に戻って入り口のドアを開けると俺の目の前にはちょうど風呂場から出てきたモルクがバスタオル1枚を体に巻いて立っていた。

 あ、こ、これやばいやつじゃ?でも不可抗力だよね?なんせ俺は部屋に入っただけだし。


「お疲れ!モルク!」


 俺は親指を立ててモルクに言うとモルクが異能で作ったであろう石を顔に向けて投げられた。理不尽!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ