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エゴイスタスライフ  作者: ペロ子
3/21

放課後ザリガニデイズ

 放課後にわいわい過ごすのっていいでありんすな

 放課後、裏口から帰ろうとしたら大と小の特徴的なシルエットが見えた


 大のシルエットの方は、身長は、普通より少しだけ高めの百八十センチで髪は、男の癖に長く腰まであり若干ウェーブがかかっていて顔がここ数年に病気を患ったかの様に青白い


 小のシルエットの方は、身長は、普通よりもかなり低い百四十一センチしかなく髪は、赤毛のボブカットで頭に空軍グラスを着けていて、ポケットが沢山ついてるチョッキを制服の上から着ていた


 「へーい、テメェら久し振りだな」

 「久しぶりでありますなー、杏殿ー、」

 「今日わ、杏さん」


 近づいてそのまま二人にハイタッチする


 この身長三十九センチ差の二人組は、友達なんざいらねぇと言うスタンスの私としては、珍しいそれなりの付き合いがある友達だ

 名前は、大きくて病人見たいのが御影英一で、小さくて空軍グラスを着けている方が島根みもねだ


 えっ名前が違うってか?望ちゃん何て名前なんざ四つ目が適当につけた名前だよ、意味なんか無ぇよ


 「テメェらまた二人でいんのか、カップルかよ」

 「カップルじゃないですよ杏さん、小生さんとは、ただの腐れ縁ですからギャルゲの様なのだったら良いですけど」

 「そうだよなーテメェら幼なじみのはずなのに仲悪いからな」

 「えーそれって英一殿からの視点だけじゃねーでありますか小生は、英一殿が大好きでありますよ」

 「安心してください、嫌いじゃありませんから、ただウザいと思ってるだけですから」

 「はは、そっちの方がひでぇな」

 「そうでありますよー、本っ当にデリカシーねーでありますなー」


 みもねがほっぺをフグの様に膨らませて怒りを表現したが本人は、小学生の様な顔をしていて可愛い

 無性にほっぺ引っ張りてー、みもねって表情筋がコロッケかGE2の主人公なみにあるからきっとさわり心地良いんだろうなー


 つーかみもねって本当に髪の毛ボブカット体つきが細くてコケシ見たいだな


 「ところでありますなー杏殿ってこれから何か予定ってあるでありますかー」

 「予定?伊藤容化堂のフードコートに行って遊ぶだけだけど」

 「じゃあその予定は、いつでも変更可能でありますな」

 「そうだけどテメェらでどっかに行くのか?」

    「えぇそうですよ、これから小生さんと新しくできたと言うケーキバイキングに行こうと思ってるんですけど―どうですか?一緒に行きませんか?」

 「ん、行く行くー、つーか無理矢理でも連れてけ」

 「行くでありますか」

 「じゃあ決まったし早速行きましょうか」


× × ××× ×× × ×× さてこの禍酉市、学芸都市どーのこーの言って人口もそれなりにいるけど外からのアクセスは、禍酉市西部にある禍酉駅と高速道路しかなくかなり悪い


 そしてみもねが言ってたケーキバイキングの店は、禍酉駅からほど近いクリーム色の駅ビルにあった


 「ここのビルに新しくできたケーキバイキングの店があるんでありますよ」

 「あー、いつの間にかこんな所にビルができたんだな」

 「あれ?ここら辺は、そんなに行かないんですか」

 「行かねーしここら辺は、三年ぐらい足踏み入れてねーし」

 「三年って、長えでありますなー」

  「どうしたんですか三年って長すぎますよ」

 「だってさここって来るたびに愚民共がさ沢山来て楽しそうに過ごしてるのを見てるとどーも死んどけって、つーか楽しそうにしている能天気なバカは、全員説亡しろ」

 「相変わらず歪んでますね」


 英一が笑いながら言った


 「私は、歪んでなんかねぇぞただ他人の不幸見てメシウマになれるだけの普通の女子高生だよ」

 「あれでありますか?ヒグラシ風に言うと俺は、狂ってなんか無い狂ってるのは、世界なんだ発言でありますか」

 「痛いですね(笑)小生さん」

 「そうでありますな(笑)英一殿」

 「ボロクソ言いやがってテメェらが絶亡しろ」

 「はいはい、乙ですとりあえず行きましょうか小生さん」

 「そうでありますないつもの杏殿の病気でありませんから気にする事無いであります」

 「あってめえら待ちやがれ」


 英一とみもねは、私を置いてさっさと先に行ってしまいそれを急いで私は、追いかける


 クソがとりあえず絶亡しやがれ


× ×× ×× ×× ××


 「それでは、当店のシステムを説明します、当店では、一時間の間ドリンクと一部のサイドメニュー以外は、全て食べ放題で終了五分前になりましたらそちらにあるランプが光ります、それでは、スタートです」


 「クリームソーダください」


 多分、ドリンクでかなり儲かってなと思いながら即座にオーダーをぶちこむ私、


 「あっじゃあ私は、紅茶をひとつお願いします―小生さんは、何を?」

 「小生は、いらねぇでありますよ」

 「以上でお願いします」

 「はい、クリームソーダに紅茶ですね、それで紅茶の濃さは、何にしますか」

 「濃いめで」

 「わかりました」


 「とゆうか杏さんずっと思ってたんですけど、高校生になってもクリームソーダ頼みますか普通?」

 「うっさい絶亡しろ、好きなんだからしょうがねえだろ」

 「そうでありますよ英一殿人間誰だって本当に好きな物が一つや二つあるでありますよ」

 「それもそうですね、じゃあ早速ケーキ取りに行きましょうか?マネーイズゴールド・オア・タリーイズゴールドですよ」


×× 三十分後×× × ×


 島根みもねがショートケーキのイチゴをつつきながら言った


 「お腹がきつくなってきたでありますな」


 私は、本日二十三個目のブルーベリーパイにフォークを入れた


 御影英一が紅茶をすすりながら言った


 「そうですね小生さんコンプ狙おうとしましたけど無理ですね」


  うまいなぁやっぱりタルトは、この生地とブルーベリーが本当にうまいなぁ


 「甘いものでありますからいくらでも食べれると思ったんでありますけどな」


 やっぱりタルトで一番大切なのは、あのしっとりとしている生地だよな生地


 「甘いものは、別腹と良く言いますが始めからケーキですから意味が全く無いですよね」


 こうさぁ口の中に入れた時にタルト生地がボロボロと崩れていく歯触りが良いんだよなぁ


 「小生は、もうごちそうさまでありますよ」

 「まだ時間ありますし食べ終わったらどこ行きます?」

 「そうでありますなぁこのままカラオケいくでありますか」


 タルトの最後の一口を口に入れてフォークを皿に置き一息つく


 これでやっと二十四種類目かコンプリートまであと二十六種類なり、きついな


 「ところでさっきからストイックにケーキを食べている杏さん、これからどうしますか?」


 「絶亡しろ」


 「へっ何て言ったでありますか?」

 「絶亡しろって言ったんだよ」

 「またいつもの病気ですか」

 「いーや違うね今回は、本気だぞ」

 「何があったでありますか」

 「ここは、バイキングだろ」

 「えぇそうですね」

 「バイキングだったらコンプしなきゃ意味無ぇだろうが!」

 「本気で言ってんでありますか、ここのケーキは、五十種類もあるでありますよ!」

 「しかもこう言っては、なんですが某激安回転寿司チェーンのサーモンの寿司並みに似ているケーキがあるんですよ!」

 「料理マンガ並の説明的な科白ありがとよ、だけど私は、やるぜ残り三十分で全種類喰らい尽くしてやるぜ」


 何だよこのミニコント


 「じゃあとりあえず一時間粘るって事ですね―小生さんところでいくら賭けますか?」

 「んー、そうでありますなー、食べれる方に五百円賭けるであります」

 「あっそうですか、それじゃあ私は、杏さんが食べれない方に野口さん一枚賭けます」


 勝手に賭けるな!!


 「杏殿!がんばって全部食うでありますよ!」

 「と言うわけで杏さん頑張らないでさっさと諦めてくださいな」

 「ウルセェ!絶亡しやがれ」


 こうして私の孤独な戦いは、始まった

 ×× 二十七分後× ××


 私は、最後のケーキであるチョコレートケーキを食べきった


 その瞬間、英一が机の上に倒れてみもねが喜び乱舞した


 「小生の勝ちであーりまーす!さあ英一殿さっさと千円寄越すであります!」

 「たとえ私が倒れても第二第三の御影英一が現れるでしょう(バタリ)」


 長かった、ここまでの道のりは、絶亡的に長かったな、英一が言っていた某回転寿司チェーン並の使い回しメニューや満腹中枢を超えた暴飲暴食やら時間の五分前にもかかわらずにケーキを取る私に向ける店員の冷たい視線


 本当に良くやったなぁ


 心地よい疲労感に使い包まれながら、燃え尽きたボクサーの如しに机の上に倒れこんだ


 勝ったのだ私は、私自身との戦いに勝ったのだ


 「今日もケーキバイキングの店スイーツトラックまで御越しくださりありがとうございます」


 店員がメガホンを構え店内放送をしている


 なんとなくそれが耳に入ってくる


 「ただいまより新作のケーキ五種類を出します、ぜひ味見をしていってください」


 島根みもね、御影英一、私の間の時が止まった


ペ 「ペロ子だおー」


望 「テメエは、誰だよ?」

? 「ドーモはじめまして・通りすがりのボブ佐藤です。ドーモ望ちゃん=サン」


望 「テメエ、四つ目だろ?」


四 「親しきバディにもレーギあり」


望 「四つ目を友達だと思った事は一度もねえぞ?」


ペ 「ペロ子だよー」

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