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第102話 島民が死屍累々してた時の事

適度に続けたいです。

相変わらず不定期です。

サブタイトルは適当です。

 故郷での年越祭も無事終わり、俺達の子供はまだ早いし、俺達も五歳からだったからと言う理由で、あの後は子供達に気を使う事もなく早く帰った。島の方の年越祭はどうだったのかも気になったが、少しだけゆっくりしてから帰る事にした。

 そして昼食は「お父さん」「パパ」「「のご飯が食べたい」」とせがまれ、余り物や保存食の塩漬けを上手く利用し、三品ほど作り、その後に島に向かう事にした。



 島の気候は一年中暖かく、冬でもそこまで寒くはならないし雪も降らない、パルマさんとフルールさんが無事な理由だ。

 コーヒーの収穫は赤道直下で年二回収穫できるらしいが、年越祭辺りではあまり実が色付かないので、冬の間は収穫できないと言う訳のわからない環境になっている。深く考えずに、自然の恵みを大いに利用しよう。

 そう思って浜に転移したら、波打ち際には、水生系魔族が、多く打ち上げられており、少し慌てたが、良く見ると全員酔っぱらっていた。

 そして漁班長とシーラさんが仲良く寝ているのが見え、微笑ましくなった。

 微笑ましかったのはそこまでだった。


「船長、いつまで飲んでたんです?」

「おーカームさん、いまでものんでますよー」

 とベロンベロンに酔っ払いながら瓶のまま果実酒を飲んでいる。仕方がないので天幕下で静かに飲んでいる副船長の所に足を運ぶが、船の方からも大声で何かを歌っている様な声が聞こえてるので、そっちでも盛り上がっているのだろう。

「副船長、この状況は説明できますか?」

「はい、昨日の夕方から始まった年越祭で、波打ち際では我々と水生系まぞぐ……」

 オロロロロロ!

「……」

 汚ぇ! 港町であんな静かに飲んでいた副船長が、吐きながらダウンしたので、仕方がないので第一村に向かうが、そっちも地獄絵図だった。

 こいつ等はまだ飲んでいたのだ。

「おっさん、もう昼なんだけど」

「おう、なんか村と違ってあったけぇからよ、どこでもずーーーっと飲んでても平気な訳よ、酒も多いからな。その辺に転がってる瓶を拾えばまだ入ってるぜー」

「おいキース、お前は昼には飲まない主義じゃなかったのか?」

「あん? こんなお目出度い日くらい、そんな約束なんか捨てちまえ! なんかその辺に余ってる肉でも持って来てくれ」

 そう言いながら手に持った果実酒をゴクゴク飲み始める。

 俺は眉間を押さえながら当たりを見回し、テレビや漫画でしか見た事のない、酒瓶を抱えたまま、頬を赤く染めている榎本さんを放置し、頭を押さえてる織田さんの所に向かう。

「あの、なんかすごく大変だったみたいですが」

「あぁ、カーム君か。君が戻ってきたなら平気だな、俺はもう寝るよ」

 そう言って、与えられた家までふらふら歩いて行くのが見え、家の中に消えて行った。

 仕方がないので集会場に足を運ぶが、その道中ではハーピー族が屋根でうつ伏せで横たわってるし、ファーシルはどういう状況なのか、手押しポンプの水が出る場所でずぶ濡れで寝転がっており、キアローレさんとリュゼさんは屋根で未だに歌い続けていた。

 多目的家屋に着くと、そこには混沌とした空間が広がっていた。

 人族が浴びるように飲んだのか、床がびちゃびちゃで、壁にはアドレアさんがもたれ掛って寝ており、アントニオさんは床で果実酒まみれで寝ていた。

 島民が俺の方に気がつくと、男女問わず囲まれ椅子に座らされた。

「カームさん! なんでこっちで年越祭しなかったんですか!」

 野草さんが机を両手でバンバン叩きながら、酒臭い声で言い、誰かがテーブルの上の物を豪快に前腕を使い、物を退け、木のカップに果実酒を注いで来る。

 おいおい。こんな光景ラピ○タのばーさんしかやってるの見た事ないぞ。

「飲んで下さい」

 そう言いながら、野草さんが俺に絡みながら酒を無理矢理進めて来る。

「あの、俺は昨日故郷で十分楽しんだので」

「こっちじゃ楽しんでないでしょー!」

「はい……」

 いつもとは少し違う野草さんの雰囲気に押され、無理矢理果実酒を飲まされ、飲み始める事にする。

「魔王なんだからもっと豪快に行かないと。ドーン!」

 そう言っていきなり、カップの底を持ち上げるように持ち上げて来たので、口から零れ鼻に入り、盛大にむせ胸の辺りが赤く染まる。野草さんに笑われ、周りの皆も笑っている。

「いやーカームさんって普段あんまり酔わないから、どのくらい強いのかーって話になりましてねー、飲ませてみようって事でー……今っ!」

 ビシッ! と音が聞こえるような勢いで指を俺に指して来る。

 あ、うん、野草さんは酒飲むとかなり残念になる。酒飲んで意識がないうちに襲われなければ良いけど。ってかストレスが溜まってるのか?

 まぁ、俺個人が可愛いと思ったけど、男性から言い寄られてる噂を聞かなかったのは酒癖が悪かっただけなのかもしれない。

「はーいじゃんじゃん飲んで下さーい、酔ってるまおーさんを見た事ないんですからー」

「そうだそうだ、エノモトじいさんから聞いたぞ、ブレイコーって言うらしいじゃないか! じゃんじゃん行こうぜ! 次は麦酒だ、この日に合わせて仕込んだんだからな、たっぷりあるぜ! 次は椰子の実で作った奴だ」

 なんか武器みたいな名前に聞こえるが、無礼講だよな。

 そして俺の前に三つのカップがドン! と置かれ、三種類の酒がそれぞれ注がれる。

「あ、あの、これは?」

「ぜーんぶ飲むんですよー」

 そう言いながら俺の隣に座り、バシバシ背中を叩いて来る野草さん。

「そうだそうだ、カームさんはこっちでまだ楽しんでないんだから」

 そう言ってもう片方に座り肩をバンバン叩いて来る男性。

「まぁ、頂きます」

 そう言って麦酒のカップを空け、果実酒のカップを持ったら麦酒をカップに野草さんが注ぎ、果実酒を飲み終わって、ココナッツジュースで作った酒のカップを持ったら果実酒を注ぎ、それが淡々と続いて行く。

「今までこうやって飲んでたんですか?」

「年越祭はパーッとやらないと、私は生きてて今までこんな盛大にやった事ないですよーだ」

「そーだそーだ! この島に来てホント幸せだ! 俺は今死んでも構わねぇ!」

 そんな事を言いながらドンドン飲まされるが、その内二人の意識が怪しくなって来て、ココナッツと麦酒が混ざったり、カップに注げず全部テーブルにぶちまけズボンがびちゃびちゃになり、本当に大変だった。

「魔王さんお酒強いですねー」

 野草さんがそう言って机に突っ伏し、隣にいた男性が便所といって戻って来なかったりで本当に大変だった。

「まぁ、酒の備蓄がなくなって困るの島民だし、俺そんなに酒に依存してないし」

 と呟き、多目的家屋の後片付けを一人で始める事にした。こういう時は、酔ってない奴が損をする法則は顕在か……

 夕方くらいには多少起き出してくる島民もいたが、その頃にはテーブルの上にあった皿や空き瓶は片付け終わり、綺麗に拭き、後は床だけと言う所まで来たが、色々汚物にまみれてるので、自業自得と言う事で皆にやらせよう。


 ある程度祭りの片づけが終わり、俺は人族の島民を集め注意をしている。

「と……言う訳で、怒っている訳ではありませんが酒の備蓄がなくなり困るのは皆さんです。飲むなとは言いません、けど飲んだら吐くな、吐くなら飲むなです。しかも周りに酒を無理矢理強要してはいけません、自分のペースもあります。って言うか、皆さんこぼし過ぎです。もったいないと思わないんですか? 一応人族の寒村を見ましたが、あの状況を考えればかなり恵まれていて、嬉しいのはわかります。騒ぐなとは言いません、前後不覚になるくらい飲むのは個人の自由です。ですが、色々無駄にする事だけは許せません。幸いにも肴は食べきってあるようなので、そっち方面は何も言いません。あまり飲んでいなかった女性が子供達の面倒を見てくれていた事を感謝して下さい。罰として、しばらく禁酒令を出しても良いのですが、金や物資がないと言っても、文化的な物や嗜好品を排除すると皆のやる気が下がるのでしません。パンと水だけじゃ皆さんのやる気も上がらないでしょうから。今後、祭りの時は少しだけ自重して下さい、以上です」

 俺は胸元やズボンが汚れたままの服で注意し、明日も皆を休ませる事にして、俺は汚れた服を洗濯する事にした。



「なーヴォルフ、俺がいない間皆酒臭くてごめんなー」

「ワフン!」

 そう言いながら、腹をワシャワシャして構ってやる。そんな事をしていると、ドアがノックされ、返事をすると野草さんが入って来た。

「あの、昨日は申し訳ありませんでした」

「いえいえ、全然気にしてませんし、無礼講だったんでしょう? なら気にする事は無いです、それに、普段見られない野草さんが見れたので、それでおあいこと言う事にしましょう」

「ですが……」

「ならこうしましょう、パルマさんとフルールさん。ハニービーさんや蜂達と協力して、なにか新しい植物の交配とか改良どうでしょうか?」

「えぇっと、どの様な意味なのでしょうか?」

「そうですねー、少し長くなるのでとりあえずお座りください、今お茶出しますので」

 そう言って清涼感のあるミントでお茶を淹れ出してやる。

「例えばですが、犬や猫や馬辺りで説明しましょう、近親種と言うか亜種と言いますか、犬同士や猫同士ならお互いの良い所が目立つ子供が産まれたり、馬とロバが交尾するとラバと言う全く違う品種が産まれる場合があります、ここまで良いですか?」

「はい?」

 わからなそうなので、今度は紙を用意して、簡単な絵を描きながら説明する。

「まぁ続けます、植物界でも似たような事が起こります、雌しべと雄しべがあって、雄しべの花粉と言う粉が雌しべについて実が成り、全く別な物が出来る事もあります。こっちの林檎は実が大きけど酸っぱい、こっちの林檎は実が小さいけど甘い。その二つを合わせて大きくて甘い林檎が出来たり、多く実が成るジャガイモ同士を掛け合わせて実の多いジャガイモが出来る事もあります。二人はそんな偶然を少しだけいじれる気がするんですよ。植物の精霊か妖精か魔族かはわかりませんけどね。なので、生産性を上げる為に多少、その雄しべと雌しべを弄って貰って、改良を重ねてもらいたいなと前々から思っていたんですよ。昨日の酒の席での失態がなくてもです。それだけ期待していたと思って下さい。野草さんの大好きなトマトが、大きく甘くなるように作り変えましょう。けど甘すぎると料理に合わないので、酸っぱいのも作る事も忘れないようにしましょうか」

「はい!」

 そう言うと野草さんは目を輝かせて返事をした。

「とりあえず、この畝は、そのまま食べると美味しいの。この畝は料理に使うと美味しいのって看板建てればいいんですよ、店に並ぶトマトは一種類じゃなくても良いんです。違う種類がいっぱい並ぶトマトだけの店があっても良いんです、それが品種改良なんですよ」

 俺は多少大袈裟に説明して、まぁ、種植えて芽が出て花が咲かないと無理なんですけどね、と付け加えて置いた。

 悪いと思っていて謝りに来たのに、何か罰的な物がないと多少おさまりが悪いと言う方には、島の利益になる仕事を与えるのが一番だな。それにトマトが大好きと前に言ってたし、少しは力を入れてくれるだろう。

 将来的には、一定の環境下、もしくは場所以外では発芽しない島独特の希少植物の交配とかを任せても良いのかもしれない。例えばコーヒー豆とか。生で豆を持ち出されて、比較的暖かい土地で栽培されたら芽が出ちゃうからな。確か一世代限りの発芽で、その植物が育ちきり、種を取って、次の年に植えても絶対に出ないって奴もあったからな。葡萄や林檎の苗を買ってきて植林しても良いかもしれないけど、スイカやメロンの在来種的なウリ科の物を探し出して、勇者と共に研究させるのもありだな。俺は詳しくないから本当に任せるだけだけど。



 そんなこんなで、多少は反省しているのか、酔っ払いは見かけるが、浴びるように飲む島民は少なくなったと思いたいし、ファーシルに至っては、目が回るのが癖になったのか、なんか残念な思考が酒が入ると更に駄目になるのがわかり。キアローレさんに相談したが……。

「あんな楽しい物を子供にも飲ませないのは駄目だ」

 とか言い出して話にならないので、ハーピー族の飲酒に関しては、こっちの頭が痛くなりそうなので、もうノータッチと言う事にした。



 農閑期の年越祭前後は開墾作業くらいしかやる事がないので、適度に休みを増やし、家を増やしたり、榎本さんとの約束を守るために、温泉のある島の南側に向かって道路沿いの森林整備を始め、春頃に移民を受け入れる準備を整え始めていた。

 収穫はないが、店の倉庫が狭いので、定期的にコーヒー店に豆を運び、会田さんからの連絡がないかと確認をしていたら、あと三十日程度で暖かくなると言う頃に手紙が届いていた。

「またカームさん宛なんですが……」

「中身を見なくても大体わかります、お疲れ様でした」

 少しだけ真面目な表情をして、挨拶をして手紙を開く事にした。

 内容はとても簡素な物だった。

『王族、貴族、教会関係者との食事会の準備が整いました。もしかしたら軍部も口を挟んでくる可能性もあります。場所は城内で行われます。今回は装備品は要りませんが、暗器等の隠し武器などをお持ちいただければ、安心できると思います』

 暗器か――

 敵地での食事会だから、ナイフとフォーク、食器類の投擲は可能だとしても、魔法は多分平気だと思うが、何か有った時の為に、大量に重装備の近衛兵がいると仮定して動かないと不味いな。


 そう思い、島には戻らずにベリル村に向かい、まっすぐ道具屋のおっちゃんの所に急いで向かう。

「おう、カームじゃねぇか、どうしたこんな時間に」

「おっちゃん煙草あるかい? それと縫い針を三十本くらい」

「お前煙草吸わねぇだろ、しかも針なんかそんなに何に使うんだよ」

「言えません、申し訳ないんですが売ってください、煙草は少し多めに」

「まぁ、売ってくれてって言われれば売るけどよ」

 そして商品を受け取り、実家に帰る。

「ただいま」

「あら、珍しい。こっちに来るなんて」

「そうだな、まぁ。あの眼は何かをするつもりの目だ、深くは聞いてやるな」

「ありがとう父さん、また人族の王都に行ってくるよ。そして作業が終わったら家に帰って皆にも言うさ」

 それだけ言って自室に入り、小さい鍋に水と煙草を入れて煮出し、煮詰まって、ドロドロの真っ黒なタールを丁寧に扱い、油紙で何重にも包み、子供の頃に作っていた編マットの端切れでリストバンドを作り、そこに針を仕込み腕に巻けるようにして、長袖で隠れるように作った。まぁこれは別に回収されても良いが、首の後ろの襟やズボンの紐の結び目のや髪の中にもふんわり隠せるか試した。

 時間があればバックルに偽装したナイフも急いで作っただろうが時間がない。

 そして針と銅貨を一枚取り出し、思い切り壁に向かって投げ、針は難なく壁に刺さるが、銅貨は削って刃物のようにしなくても、勢いだけで壁に突き刺さる事を確認した。

 これは【投擲】が関ってると思う、当日少し多めにポケットに入れればいいやと言う思いで、両親に帰るよと伝えてから家に帰った。


「あ、おかえりー、今日はずいぶん遅いんだねー」

 そう言ってラッテが抱き付いて来ようとしたけが、すぐに異臭に気がついたのか、寸前で止まった。

「カーム君、何か言う事があるんじゃないの?」

 俺の奥さん達は鋭いなー。

「あぁ、確かに話がある。子供達は起こさないで良いから、スズランを呼んできてくれ」

 普段とは雰囲気が違うので、直ぐに察してくれ、スズランを呼んできて、お茶も煎れてくれた。目の前にお茶のカップが置かれ、二人が俺の方を見ている事を確認し、一息ついてから話し出す。

「年越祭前にも話したけど、人族側の王都と勇者絡みで、もう一度行く事になった。今回は戦闘はなく、話し合いだけらしいが、暗器程度は用意してくれと書かれていたので確実に安全とは言えない。だから明日朝に、皆と一緒に食事をしてから王都に向かう事にする」

「暗器って、カーム君そんなの持ってたっけ?」

「針と銅貨が有る、これを忍ばせて持ち込むつもりだ」

「そんなので本当に殺せるの?」

 二人からは多少不安の声が漏れる。

「まぁ、平気だと思うよ」

 そう言って手首のスナップだけで針を壁に刺し、銅貨は軽く投げて暖炉用の薪に銅貨をめり込ませる。

「針は毒を塗ってから投げる積りだ、硬貨が木材に刺さると言う事は顔に当れば怯ませる事は出来るし、まぶた越しにも目くらいは潰せる」

「毒って、草なんかまだ生えてないじゃん、しかもカーム君普段から毒なんか使って無いでしょ?」

「毒はもう作って来た。どうやって作ったかは言えない。子供達にも良く言ってるけど、その辺に有る物は何でも武器になる、ここにある物だけでもナイフ、フォーク、皿、熱いお茶、椅子、テーブルクロス。武器にならないのは食べ物くらいだ、熱ければ武器になるけどね」

「わかった。私はカームを信じて送り出す」

「わかったよ、私も信じる」

「ありがとう」

 そう言って、俺は初めて顔を緩める。

「まだ風呂に入ってないんだ、二人ともベッドで待っててくれ」

「珍しい。カームから誘って来た」

「本当、いつもはこっちから誘っても中々乗ってくれないのに」

 二人はかなり驚いている。

「はいはい、今日は乗っても良いから、二人とも仲良く待っててねー」

 そう言って、俺は体中の煙草の臭いを消し、べッドに向かった。



 朝になり、両脇にいる二人を起こさないように起きようとしたら、両手をがっちり二人に捕まれてて、起さないようにして起きるのは無理みたいだ。

 なるべくこんな思いはさせたくないんだけどな……。

 まぁ、あってもあと一、二回っぽいし、それまで二人には我慢してもらいますかね。

 仕方がないので腕をゆすって二人とも起こし、二人が覚醒するまで、散々抱き付かれたり、甘えられたりされ。それから朝食の準備を始め、子供達が遊びに行くまで一緒にのんびりし、子供達に心配させないように島に戻った。

 少ない着替えだけをリュックに詰め、キースとおっさん達と爺さん達に挨拶してから俺は転移魔法を発動し、人族の王都に向かった。

多分流れ的に難産が予想されます、遅れたら申し訳ありません。


20150830・1945時追記

※ニコチンは非常に危険です、絶対に真似しないで下さい。煙草を誤飲した場合は、直ぐに救急車を呼び、水や牛乳を絶対に飲ませずに吐き出させましょう。

本当に針先に付けて刺さっただけでも非常に危険です。

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作者が書いている別作品です。


おっさんがゲーム中に異世界に行く話です。
強化外骨格を体に纏い、ライオットシールドを装備し、銃で色々倒していく話です。


FPSで盾使いのおっさんが異世界に迷い込んだら(案)

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