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万能戦艦雪風  作者: 髙龍


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第二百二十一話

「それで、タツゴロウ叔父さん。何があったの?小さいながらも組を率いていたのに」


「前の組か・・・。縄張り争いに負けてな。潰れちまったよ」


タツゴロウの率いていた組は小さいながらも地元では受け入れられていた。


それは決して堅気の人には決して迷惑をかけないという方針の為だった。


「俺の話はいい。両親の後を追って宇宙に飛び出してからどうしていたんだ?」


「最近までは2人の残してくれた船で運送業をしてたんだけどね」


「何かあったのか?」


「元々ボロボロの船だったからね。エンジンが寿命で・・・」


「そうか。それは大変だったな」


「そうでもないよ。今は新しい船も手に入ったし」


「新しい船?よく、そんな金があったな」


「宇宙くじに当たってね。運がよかったんだ」


「そいつはまた・・・。それにしても奥さんが6人も何て出世したな」


「自分にはもったいないぐらいだけどね。紹介するね」


トキノリはそう言って1人1人、タツゴロウに紹介していった。


「トキ坊のことをよろしく頼む」


タツゴロウはそう言って頭を下げる。


「おじ様。1つ聞きたいのですけどよろしいですか?」


カルラが代表してそう聞く。


「聞きたいこと?」


「はい。ああいう輩は最近多いのでしょうか?」


「あぁ。お前さん達に絡んでた連中か。お前さん達が気にするようなことじゃないさ」


「お力になれるとしてもですか?」


「力に?あんたらは高貴な出かもしれないがここは独立自治領だ。貴族でも介入できないぞ?」


「確かに貴族という立場では介入は難しいでしょう。ですが、巡察官なら話は別です」


ここでトキノリは今の自分の立場を思い出す。


「巡察官なら確かに・・・。だが、こんな辺境の地にやってくる物好きなんてそうそういないぞ?」


「トキノリ様はエニュー帝国の総巡察です。治安が悪化しているなら十分、介入の口実になります」


「総巡察・・・?トキ坊が・・・?」


タツゴロウはそう言って驚いたような顔をしている。


「確かに総巡察だったね・・・」


「おいおい。忘れてたのかよ?」


「押し付けられたようなものだったからね。一応、上に確認してみるよ」


トキノリはそう言ってアルベルトへの直通回線を開く。


「トキノリ殿。何かあったか?」


「地球の治安が悪化しているようで・・・。介入しても大丈夫ですかね?」


「地球の治安がか・・・。お主を信頼して役目を任せたのだ。必要だと思うなら遠慮なくやってくれ」


「わかりました」


どうやらアルベルトの方は問題ないらしい。


これで心置きなく介入することができそうだ。

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