表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万能戦艦雪風  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

210/211

第二百二十話

「その声は・・・。タツゴロウ叔父さん・・・?」


「誰かと思えばお前・・・。トキ坊か?親父と似てきたな」


「こんなところで会えるとは思っていなかったよ」


タツゴロウはトキノリの叔父で忙しい両親に代わってよく面倒を見てくれていた。


職業柄、周囲は避けていたがトキノリにとっては優しい叔父さんでしかなかった。


「てめぇ。俺らに喧嘩を売っておいて余所見とはいい度胸じゃねぇか」


そう言ってトキノリ達に突っかかってきた男達が騒ぎはじめる。


「おう。威勢がいいじゃねぇか。ここが桐生組の縄張りだってわかってるんだろうな?」


「桐生組だぁ?そんなもん知るか」


「オジキ。ここは俺達に任せてください」


「おぅ。そういうならお前達に任せるぞ」


そう言ってタツゴロウの連れてきた人達は指をボキボキと鳴らしあっという間に絡んできた連中をぼこぼこにしてしまった。


「オジキ。こいつらどうします?」


「適当に捨てて来い」


「了解です」


そう言って絡んできた連中は連れていかれてしまった。


「トキ坊。ここで話もなんだからついてきてくれ」


「わかったよ」


タツゴロウに連れてこられたのは見事な屋敷だった。


「タツゴロウ叔父さん。ここは?」


「今。俺が世話になってる桐生組の本部だ」


「前は他のところだったよね?」


「色々事情があってな・・・。まぁ、細かいことはいいじゃねぇか。上がってくれ」


「お邪魔します」


トキノリ達はタツゴロウの案内で屋敷の中に入る。


移動する傍らタツゴロウが聞いてくる。


「それにしても偉い別嬪さんを連れてるな」


「こっちも色々あってね。全員奥さんなんだ・・・」


「奥さん?お前結婚したのか?」


「うん」


「知らせてくれれば駆けつけたのに。薄情な奴だな」


「ごめんごめん。でも、来なくて正解だったと思うよ?」


何しろ列席していたのはエニュー帝国を治める皇帝陛下に有力な貴族が参加していたのだ。


そんなところに招待しては胃がいくつあっても足りないだろう。


「タツゴロウ。戻ったのか?」


そう言ってお爺さんが話しかけてくる。


「桐生の親父。勝手に客人をあげてすいません」


「いや。お前の知り合いだろ?あんなに楽しそうに話しているのは久しぶりに見たぞ」


どうやら気分を害しているわけではないようだ。


「ハラヤマトキノリと申します。叔父さんがお世話になっております」


「なるほど・・・。親戚だったか。好きなだけゆっくりしていくといい」


「ありがとうございます」


「トキ坊。こっちだ」


そう言ってタツゴロウは広い部屋に案内してくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ