成人の儀、そして...
やっとこさ...
「ついにこの日がやってきた...」
明日は待ちに待った成人の日。ついに私の従魔を召喚できる日なのだ!!...そして今は、その前日の夜...興奮してなかなか眠れない。まぁ、明日新しい家族ができるのだ。ワクワクしないわけがないというもの......どんな名前にしようか...どの系統の魔物なんだろうか...そんなふうにワクワクしていたら、いつの間にか眠っていたようだ。気がつけば朝になっていた。
「ふわぁ〜...んッ...成人の儀、楽しみだなぁ〜」
とは言いつつも、少しの不安を持って朝の身支度をして行くのだった。
◆
「おはよう、リリィ」
朝食の部屋までの廊下で、そう私に挨拶をしたのはカフタート王国王太子である、アインズ兄様である。
「おはようございます、兄様」
「今日からリリィも成人なんだね...はぁ、本当に冒険者なんかやるのかい?危ないことはして欲しくないんだけど...」
「もう、何度言えばわかってくれるんですか!私は冒険者になるために、剣と魔法の鍛錬を頑張ってきたのです!!」
「確かにその頑張りは知っているけどねぇ...兄様はリリィが心配なんだよ」
この通り、兄様はいわゆるシスコンである。リリィの旦那は僕より強い男しか認めない!!などと言うほどのシスコンぶり。そしてこの兄様、冒険者ランクでAランク上位の実力があるのだからタチが悪い。まぁ私が将来結婚するのは女の子の予定だからなんの心配もないのだが...
「それより兄様 早く朝食に向かいましょう」
そして私は強引に兄様を連れて朝食の会場まで歩を進めて行くのだった。
「皆、おはよう」
そう威厳たっぷりに朝の挨拶をするのは、私の父様である、カフタート王国国王のシーザー·カフタートである。そして朝食の席には、母様のエリシア·カフタート、そして兄様のアインズ·カフタートと私を含め計4人が着いている。2人の姉様は、もう既に他国に嫁いでいったりしているのでカフタート王国にはいない。
「今日でリリィも成人か...朝から教会で成人の儀が行われるから、頑張ってきなさい」
「ハイ!!父様!!」
「リリィちゃんの従魔はどんな子になるのかしらねぇ〜」
そんな風には間延びした喋り方な母様。母性に溢れた超絶美人だ...実を言うと母様のような女性が結構タイプだったりする。やはりおっぱいは正義!!自分にあっても邪魔なだけだけど、他人の持っている大きなおっぱいは素晴らしいものだ...んんッ!!と、そんな煩悩を頭からかき消して、朝食をとったのだった。
◆
そしてついに...成人の儀の時がやってきた!!朝から教会にはたくさんの同年代であろう子供が集まっている。
そして毎度の恒例で、身分の低い順番で儀式は行っていくのだ。くそっどれだけじらせば気が済むんだッ!!私より前の順番の人達が、たくさんの種類の従魔を達と触れ合っている様子を見るのはなかなかに辛いものがあった。当然私は最後だから。
そしてついに...
「次...リリィ·カフタート」
「はいっ...!」
私の番が回ってきた。召喚の儀式を行う場所は、四隅に柱がたっている各辺10mの正方形の台座に、大きな魔法陣が描かれている場所だ。
「ではリリィさん、召喚の詠唱を...」
「はい!!『汝、我と時を共にする片割れ 我が呼び出しに応え 共に道を歩もう!!』」
詠唱が終わると魔法陣が輝きだし、光が収まるとその中心には...
銀髪紅眼のまさに私の理想を体現したような母性溢れるおっぱいを持っている色白長身美人が胡座を書いて座っていた...
「へっ?」
そんな間の抜けた声を銀髪美女が出した。そしてしばらく、周りを見渡し私と目が合ったと思ったら...
「ふふっ...貴女が私のご主人様かな?」
艶やかな声に、魅惑的な微笑みを称えて膝をつき、私の手の甲に唇を落としたのだった...
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