22.Ah!Very great grape juice!
長テーブルには真っ白な麻のテーブルクロスが敷かれ、二席ごとに銀の燭台が置かれている。炎がグラスの中の果汁を琥珀色に映していた。テーブルの中央には一頭丸ごとの焼き牛。表皮は濃い茶色に焼き上げられ、脂が肋骨に沿って下の銅の受け皿に滴り落ち、細かなじゅうじゅうという音を立てている。
俺は長テーブルの中ほどに座っている。左手が風信子、右手がパルティ。
風信子は今日、深緑のワンピースを着ている。翼は背中のために開けられた隙間から出ていて、細いリボンで軽く束ねられていた。彼女はこういう格好に慣れていないらしく、しばらくするとスカートの裾を引っ張ったり、翼の先でテーブルの上の銀のフォークをいじったりしている。
パルティは淡いピンクの膨らんだドレスを着て、頭には本当に白い作り物の翼をつけていた――布と羽根で作られた、歪なものだ。彼女は背筋をピンと伸ばし、顎を少し上げて、「私はこの家の主人ですよ」という表情で向かいの客たちを見渡している。
そして俺は、八十ベトもかけた高級スーツを着て、ぶどうジュースを飲みながら、味わいつつ頭の中で情報処理をしていた。
それにしてもこのぶどうジュースは本当にうまい。甘さがちょうどよく、しかも透き通っていて、陽光と薔薇の香りが染み込んでいる。目を閉じれば滝が見えるようだ。
しかも健康的だ。
俺は範馬勇次郎を見習って、ぶどうジュースを左へ、右へと口の中で漱ぎ、最後に飲み込んだ。
「ぶどうはいい……樽もいい……あれ? ぶどうジュースも樽なのか?」
俺の視線は、長テーブルの上の焼き牛、スープ皿、パン籠、果物皿、燭台、酒杯を越えて、二十メートル先のもう一つの長テーブルに落ちる。
主位。
レナールが真ん中に座っている。今日の彼は髭を剃り、深紅の上着を着て、襟元に銀のブローチを留めている。なかなか「貴族」らしく見える。左手に酒杯を掲げ、右手でテーブルの上に何かを描きながら、大きな声で笑っている。その笑い声は二十メートル離れていても聞こえる。
彼の左隣には、背の低い太った男が座っている。
マシュグ・フォン・シュタインファルス。
見た目はせいぜい百六十センチ少々。肩幅は壁のように広く、首はほとんど存在せず、頭が直接胸腔の上に乗っている。髪は灰白色で短く切られ、額には左右に走る古い傷跡がある。黒い礼服を着ているが、蝶ネクタイは曲がっている。本人はまったく気にしていないようだ。
彼は大笑いしており、顔全体がしわくちゃになっている。笑い声は胸腔から転がり出る遠雷のようで、笑いながら拳でテーブルを叩く。テーブルの上の酒杯がぴょんぴょんと跳ねる。
――レナールの昔の仲間か? この体型と力からして、たぶん前衛の肉壁型。レナールの狂戦士の役割と重なるが、二人は明らかに息が合っている。
マシュグの右隣には、痩せた高い女が座っている。
シンディ・フォン・シュタインファルス。
マシュグとは対照的に、彼女は少なくとも百七十五センチはある。細長い体形で、茶色の長い髪を後ろでまとめ、木の簪で留めている。深青の長いドレスを着て、肩の線はまっすぐで、鎖骨がはっきりしている。顔立ちは精巧とは言えないが、輪郭がはっきりしているのが強みだ。頬骨はやや高く、目は細長く、唇を結んで、レナールが身振り手振りをするのを、どこか微笑みを帯びた表情で見ている。
彼女の座り方は正しく、背筋は椅子の背にもたれていない。左手はテーブルの上に置かれ、指は細長く、爪は短く切られている。
――弓手か? それとも魔法使い? この体つきからして、腕の線には明らかな訓練の跡があるが、純粋な力型ではなさそうだ。遠距離職かもしれない。レナール、マシュグと組んで、標準的な前衛+後衛の配置か。
三人は談笑している。
レナールが何かを話し、両手で大げさに斬りつける仕草をする。マシュグがまたテーブルを叩く。シンディが酒杯を持ち上げて一口含み、口元の弧を少し広げ、それからそっと杯を置いて一言言う。レナールが大笑いし、マシュグが笑いすぎて後ろに仰け反り、椅子から落ちそうになる。
仲がいいな、この三人。
さっさと話せばいい。どうせお前らはもうすぐ俺に爆破されるんだからな、フフフ。
食事が終わって他の活動が始まったら、俺は順番に爆薬に火をつけに行く、ヒヒヒ。
でもなんてこった! このぶどうジュースは本当に最高だ――
「天夢! パルティがずっと私の食べ物を取るんだ!」
「そっちが反応遅いんでしょ! 私のせい?」
「もちろんあんたのせいだ!」
「私のせいでも仕方ないでしょ!」
よし、今すぐ席を立って爆薬に火をつけに行きたい……
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「マシュグ、シンディ、お前たちの家門統合の件はどうなった? この前の手紙ではまだ何人かの分家と揉めてるって話だったが、今は?」
「ははっ、とっくに片付いたよ! こっちの古い連中は、勇者様が昔俺たちと同じ小隊だったって聞いた途端、屁一つ漏らさず大人しく地券を差し出しやがった!」
「下品ね。でも彼の言う通りよ、レナール。発言力は確かにそこにある。『勇者小隊』の四文字は、ソレン国内ではどんな印章よりも効くのよ。私たちはほとんど武力を使わなかった。使者に勇者様直筆の推薦状を持たせて一回りさせただけで、分家どもは進んで差し出すべきものを差し出してきたわ。結局、鎮国の神剣を抜ける人間と敵対したい者なんていないのよ。たとえ彼の昔の仲間と敵対するだけでもね」
「ははは、そりゃそうだ! そういえば! レナール、お前んとこのじいさんは? 沈鯨鉄浮、後継者は見つかったのか? 覚えてるぜ! 昔俺たちが海を渡った時、あのじいさんが一人で港を塞いで、危うく船ごとひっくり返されそうになった――勇者様が手を出さなきゃ、俺たち全員海の餌になってたかもな! 後継者は見つかったのか?」
「ああ、いや。知ってるだろう、鯨系武学は……正直に言って、武学の系譜じゃ大した位置にはない。SP消費は大きいし、始動は遅いし、招式も少ない。鉄浮のじいさん本人以外、誰がやっても芽が出ない。前に一人、戦鯨砲を盗み見たって言うガキを家に引き取って、義父が弟子にしたんだが。まあその子は……何と言うか、素質は普通で、数合わせ程度だな」
「はっ! 盗み見? 度胸があるな! あのじいさんに殺されなかったのか?」
「いや、どうやらそのガキが気に入ったらしい。『型は完全に正しい』とか何とか。まあ俺には分からん。そういえば、お前ら最近悠斗から便りはあるか?」
「ないな」
「ないわ」
「俺もない。彼がガイエットに移ってから、手紙はどんどん減ってる。最後に来たのは半年前で、魔王城の再建で忙しくて猫の手も借りたいって話だった」
「……」
「……」
「勇者様の方も確かに忙しいだろう。ガイエットはあれだけ大きな島だ。魔王軍の残党、魔獣、それに従わない地方勢力まで、全部一人で背負ってる。俺たちときたら、自分の領地に引きこもって安穏と暮らして、手伝いにも行ってない。言ってみれば本当に申し訳ないな」
「何言ってるの。レナール、その言い方は間違ってるわ。勇者様は一度も俺たちに手伝いを求めたことなんてない。あの人なら、俺たちが自分の領地をちゃんと治めて、迷惑をかけなければ、それが最大の支援になる。それに昔、魔王だって一人で相手にしたんだ。今のこれくらい、あの人にとっては大したことじゃないわ」
「シンディの言う通りだ。でも……いつか日を決めて、一緒に街を見に行かないか? ガイエットは遠いけど、鉄砧堡から海路で三日だ。向こうで何か手伝えることがあるか見てくるだけでも、荷物を運ぶとか、道を直すとか、じっと座ってるよりマシだ」
「いい考えだ。前から魔王城がどんなものか見てみたかった。あの髑髏の門は、俺たちの屋敷全体より大きいって聞いたぞ?」
「じゃあ決まりだな。この宴が終わったら、日を選んで一緒に海を渡ろう」
「約束だ」
「約束だ」
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天夢は三歩を二歩で風信子を追いかけ、廊下を走っていた。
あの小娘がパルティの作り物の翼の頭飾りを奪い取り、げらげら笑いながら頭につけている。オレンジ色の短い髪が作り物の翼の帯の下から跳ね出て、毛を逆立てた雛鳥のようだ。
「返せよ! それはパルティのだぞ――」
「やだ! 私がつけた方が似合うもん!」
「お前な――」
天夢がちょうど玄関ホールのアーチ型の入り口を通り過ぎ、石畳の継ぎ目に足をかけたところで、加速して突っ込もうとした――
「すみません――」
外から声が聞こえた。
「――どうか、哀れな私を哀れんで、中に入って足を休めて、水を一杯いただけませんか?」




