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第⑥章:影の歯 (1)

 道は、長かった。

 ただ長いだけではない。

 長く、重く、妙に伸び縮みするような長さだった。


 荷川取慧璃は、赤い水のような床の上を進んでいた。

 一歩踏むたびに、足元の色がわずかに揺れる。

 鏡のように見える床は、踏まれるたびに薄く波打ち、その上の赤い液体が細かく震えた。

 それは血のようにも見えたが、触れれば生ぬるい水だ。

 ぬるさが、かえって不気味だった。

 冷たすぎればまだ分かる。

 熱すぎれば危険が分かる。

 だが、この温度は曖昧だ。

 人の体温より少し低く、外気より少し高い。

 そんな半端な感触が、逃げ道を奪っていた。


 天井では、逆さまに浮いたロッカーが、ゆっくりと左右へ揺れていた。

 誰かが上で引っ張っているのか、それともこの空間自体が呼吸しているのか、判別がつかない。

 時折、金属の縁がきしむ。

 ぎい、と乾いた音がして、そのたびに荷川取の肩がわずかに跳ねる。

 遠くでは、窓の外で赤い花びらが叩きつけられている。

 ぱた、ぱた、ぱた。

 軽い音なのに、長く尾を引く。

 静かな廊下では、それがひどく大きく聞こえた。


 彼は歩きながら、何度も足元を確認していた。

 机の迷宮を抜けてからというもの、空間は少しずつ変質している。

 廊下の幅は広がり、扉は増え、窓の外の風景もより不安定になった。

 校舎の中にいるはずなのに、校舎の規則がなくなりつつある。

 それは、建物というよりも、学校という概念の中を歩いているようだった。

 教室。

 廊下。

 窓。

 ロッカー。

 そのすべてが、実体ではなく“記憶の器”として並んでいる。


 荷川取は、窓のひとつに背中をつけて立ち止まった。

 背中越しに、ガラスの冷たさがじんわり伝わる。

 そこには、外の赤い白樺の花が映っていた。

 花は風に押されるたび、窓にぶつかる。

 それが、まるで何かが入ろうとしている合図みたいに見える。

 彼はその窓を背にしたまま、カメラを持ち上げた。


 録画は続いている。

 赤い点灯。

 小さな画面。

 少し荒れた映像。

 古い機械特有の細かなざらつきがある。

 だが、それでも十分だった。

 画面の端には、時折小さな静電気の線が走る。

 白い糸みたいなノイズ。

 色のにじみ。

 少しだけ遅れる輪郭。

 荷川取は最初、それを機械の古さだと思った。

 だが、今の彼には、それが欠点であると同時に、証拠の厚みにも見えた。

 多少荒れていても、ここを録っていることに変わりはない。

 重要なのは、残るかどうかだ。

 残れば、それでいい。


 彼は画面の中で、自分の背後に映る赤い床を見た。

 水面のように震えている。

 その揺れが、さっきから少しずつ大きくなっている気がした。

 最初はただの呼吸みたいだった。

 だが今は違う。

 床全体が、細かい震動を返している。

 まるで、この建物の奥で何かが近づいているようだ。

 あるいは、地下で何かが擦れているのかもしれない。

 どちらにしても、いい兆候ではない。


 荷川取はその揺れを、逃さぬように録画した。

 画面に赤い水の微細な波紋が映る。

 そして、そこに混じる微かな静電気。

 映像の隅に、ノイズが一瞬だけ走る。

 青。

 白。

 黒。

 色が混ざり、また消える。

 古いカメラのせいだと片づけるには、少しだけ不自然だった。


 荷川取はカメラを見つめた。

 すると、画面の端に並ぶ小さな文字のようなものが、妙に気になった。

 本来は設定やアイコンのはずの部分が、薄く揺れ、消えかけている。

 それが次の瞬間、いくつかの文字に変わる。


 「アト」

 「ウシ」

 ……いや、そう見えたのかもしれない。

 彼は瞬きし、もう一度見直した。

 今度は別の形。

 記号。

 いくつかの線。

 まるで、画面の隅が何かを示そうとしているようだった。


 荷川取は眉をひそめた。

 背後を見た。

 窓。

 ロッカー。

 廊下。

 だが、何もない。

 少なくとも、見える範囲には何もない。

 だからこそ、その違和感だけが残る。

 彼は少しだけカメラを下げ、改めて録画に集中した。


 赤い床の揺れ。

 それはさっきよりはっきりしていた。

 細かい波が、中央から広がる。

 その波の中で、荷川取は思わず息を止めた。

 まるで、下に巨大なものがいるみたいだ。

 床の下。

 あるいは、反対側。

 何かが、こちらを見上げている。

 そんな考えが、頭の奥に滑り込んでくる。


 彼は、録画を続けたまま、その揺れをズームで追った。

 すると、画面が少しだけ乱れた。

 静電気。

 線。

 色の滲み。

 映像が小さく歪む。

 カメラの調子が悪いのか、それともこの場所がそうさせているのか。

 判別はできない。

 だが、揺れだけは確かに映っていた。


 その時だった。


 画面の右上に出るはずの小さな表示が、ふっと消えた。

 消えたと思った直後、また現れる。

 そして、消える。

 まるで、誰かが指で隠しているように。

 荷川取は小さく息を吸った。

 嫌な予感がした。


 次の瞬間、画面の隅にあった小さな文字が、形を変えた。

 文字列が並び、意味を持つ。


 「アト」


 荷川取は一瞬、意味が分からなかった。

 だが、続いて、画面の別の隅からもう一文字、さらに一文字、順に消えていく。

 それらがつながる。

 荷川取の喉が、小さく鳴った。


 「アト」

 「リ」


 ……後ろ?


 その理解が脳に届くより先に、彼の背中に冷たいものが走った。

 荷川取は、振り向く。

 窓。

 廊下。

 ロッカー。

 何もない。


 だが、その時、窓の外に、一瞬だけ黒い塊が見えた。

 葉の群れではない。

 枝でもない。

 ただの、重たい影。

 そこに目が二つ。

 光っていた。

 小さくない。

 鋭い。

 そして、白いものが見えた。

 笑みだ。


 巨大な、白い笑み。


 荷川取の身体が、そこで固まった。

 考えるより先に、筋肉が停止する。

 脳が危険を認識した瞬間、足が動かない。

 床が近い。

 空気が薄い。

 時間が一瞬、押しつぶされる。


 影は、窓の外にあった。

 だが、その大きさは外の景色に収まらない。

 顔の形すら定かではない。

 ただ、暗い塊に、二つの明るい点と、異様に白い口元だけが浮かんでいた。

 それが、ほんの一秒。

 たった一秒で、荷川取の目に焼きつく。


 次の瞬間、彼の体は反射で後ろへ跳んだ。

 膝が床にぶつかる。

 鈍い痛み。

 息が詰まる。

 カメラが手の中で揺れる。

 落としそうになる。

 必死で掴み直す。

 その間に、窓の外の影は消えた。

 最初からいなかったみたいに。


 荷川取は、荒い呼吸を繰り返した。

 胸が上下する。

 脈が速い。

 手のひらに汗がにじむ。

 今見たものを、脳がすぐに信じたがらない。

 だが、身体はもう信じてしまっている。

 背中の筋肉が硬直したまま。

 喉の奥が乾ききっている。

 耳の奥には、まだ白いノイズの残響がある。


 彼はゆっくりと窓へ視線を戻した。

 何もない。

 花だけが、変わらず窓を叩いている。

 ぱた、ぱた。

 その軽い音が、さっきよりずっと不気味に聞こえる。

 見間違いかもしれない。

 疲れかもしれない。

 心理的なものかもしれない。

 だが、荷川取はもう、そう簡単には片づけられない気分になっていた。


 なぜなら、今の影は、ただの影ではなかったからだ。

 人の形に近い。

 でも、違う。

 視線。

 口。

 白さ。

 それは、何かがこちらを認識している形だった。

 認識されることは、ここでは危険に近い。

 見られることが、場所を呼ぶ。

 そんな感覚が、彼の首筋をさらに冷やした。


 荷川取はもう一度、カメラの画面を確認した。

 録画は続いている。

 止まっていない。

 音も入っている。

 なら、今の一瞬も残っているはずだ。

 そう思い、彼は少しだけ安堵した。

 完全にではない。

 だが、記録がある。

 それが今の彼を支えている。


 彼は立ち上がり、周囲を見た。

 廊下は広い。

 扉は増えている。

 窓の数も多い。

 だが、その広さが、逆に怖い。

 何かを隠すのに十分な空間だからだ。

 隅。

 死角。

 扉の裏。

 逆さのロッカーの陰。

 全部が、何かを隠せる。


 荷川取は、一歩だけ前に出た。

 その瞬間、床の赤い水が小さく波立つ。

 まるで、彼の動きに反応したかのように。

 彼は思わず足を止めた。

 そして、自分が今、単に歩いているのではなく、この場所の何かと距離を測り合っているのだと悟る。

 近づけば、向こうも近づく。

 止まれば、向こうが先に動く。

 そんな感覚だ。


 だが、彼はまだ引かない。

 恐怖は増している。

 首筋を這い上がる。

 背中の内側に冷たい汗が残る。

 それでも彼は、カメラの向きを変えた。

 今度は窓ではなく、廊下の奥へ。

 まだ何かがあるはずだ。

 まだ終わっていない。

 まだ、出口も入口も完全には見えていない。


 赤い床の上で、彼の靴音だけが響く。

 その音は少しずつ速くなる。

 まるで、何かに急かされているように。

 荷川取は、その音に合わせるようにカメラを持ち上げた。

 そして、深く一度だけ息を吸う。


 まだ進む。

 証拠がある。

 だから進む。

 たとえ、何かがこの先で待っていたとしても。

 彼はそれを見なければならない。

 それが、今の彼に残された唯一の道だった。


 荷川取慧璃は、もう少しだけ進めば出口が見つかると考えていた。

 そう思わなければ、足が止まる。

 止まれば、背後の空気が急に重くなる気がしたからだ。


 カメラの残量表示は、もうそれほど多くない。

 画面の隅に出る細い表示が、じわじわと彼の焦りを現実にしていた。

 長くは録れない。

 そろそろ最後の撮影に入って、帰る道を探した方がいい。

 そう判断しながらも、荷川取の視線は、どうしても廊下の奥へ吸い寄せられる。

 窓。

 逆さロッカー。

 赤い床。

 どれもまだ見慣れない。

 見慣れないから、撮りたい。

 撮れるうちに撮っておきたい。

 その欲が、彼の歩幅を少しだけ広げていた。


 だが、その背後で、何かがゆっくり育っていた。


 最初は、ただの影だった。

 廊下の後ろの方。

 逆さロッカーの下。

 窓の外の赤い花の影が、床の水面に落ちているだけのようにも見えた。

 しかし、それは動いていた。

 動いているのに、気づかれないようにしていた。

 空間の端、明かりの死角、波立つ赤い床の隙間。

 そこに少しずつ、黒が滲んでいた。


 黒は、水面のように広がった。

 だが光を反射しない。

 吸い込む。

 廊下の後ろにあるはずの明るさが、少しずつ消される。

 ロッカーの金属の縁が暗くなり、窓際の赤い花の色が鈍る。

 音も、ほんの少しずつ変質していた。

 ぱた、ぱた、という花の打つ音の後に、遅れて来る、説明しづらい低い擦過音。

 それは、何か大きいものが床を這っている時の、あの湿った音に似ていた。


 だが荷川取は、それを見ていない。

 彼は前を見ていた。

 出口を探していた。

 その注意は、背後ではなく、まだ遠い前方へ向いていた。

 だから黒は育った。

 見られないことを利用して、背中のすぐ後ろまで寄った。


 やがて、荷川取は立ち止まり、カメラを前へ向けた。

 自分の顔を撮るためだ。

 ここにいた証拠。

 自分がこの場所に本当に来たという証明。

 彼は少しだけ口角を上げようとした。

 だが、その瞬間――


 すべてが止まった。


 音が消える。

 花が窓を叩く音もない。

 赤い床が揺れる気配もない。

 ロッカーの金属音もない。

 白いノイズすら、耳の奥から引き剥がされるように消えた。

 まるで、世界の再生が一瞬だけ止められたみたいだった。


 荷川取は、カメラの小さな画面をのぞいた。

 そこに映っていたのは、自分の肩。

 その左側。

 耳のすぐ横。

 そして――

 黒い顔。


 目が二つ。

 白く光る歯のような笑み。

 人ではない。

 だが、人の顔を真似ていた。

 ぎこちなく、しかし確実に。

 カメラの中で、その目がゆっくりと荷川取へ向いた。

 じりじりと角度が変わる。

 ぬるい液体が流れるような遅さだった。


 荷川取の呼吸が、一瞬だけ止まった。

 胸が硬くなる。

 背中が冷える。

 耳元で、何かがいる。

 それが、画面の中で先に確定してしまった。


 彼は、ようやく顔を動かした。

 ゆっくり。

 ゆっくり過ぎるほどに。

 すると、そこにいた。


 肩のすぐ後ろ。

 耳の左側。

 影の塊。

 黒。

 深い黒。

 赤い床に落ちるはずの影ではない。

 影そのものが、立っていた。

 その顔の中央には、白い目が二つ。

 そして、裂けるような口。

 さっきまでの笑みはもうない。

 口の中だけが、白く光っていた。


 荷川取の身体が、そこで完全に固まる。

 逃げろ。

 そう頭のどこかが叫ぶ。

 だが脚は動かない。

 背骨の中に、氷の棒を差し込まれたみたいだった。


 影が、少しだけ口を開いた。

 白さが増す。

 歯のように見えた。

 その光が、目に刺さる。


 次の瞬間、荷川取はカメラを押しつけるようにしてその影から身を引いた。

 同時に、廊下の床へずるりと崩れた。

 赤い水が、制服の背中と腕を濡らす。

 冷たい。

 ひどく冷たい。

 だが、そんなものは今はどうでもいい。


 影は動いた。

 ぬっと伸びる。

 白い眼光が、荷川取を追う。

 彼は反射的に、カメラのフラッシュを焚いた。

 ぱちん。


 強い白光が、狭い廊下を切り裂いた。

 影が一瞬だけ、硬直する。

 黒い顔が白く飛ぶ。

 目が細く閉じるように見えた。

 まるで、光に突き刺された獣みたいに。


 その隙があった。


 荷川取は立ち上がる。

 濡れた床で足が滑る。

 二度、三度、踏ん張る。

 膝が震える。

 でも走る。

 走らなければ、終わる。

 その単純な理解だけが、彼の中を支えていた。


 影の背後で、何かが砕ける音がした。

 バキッ。

 逆さロッカーが一つ、内側から壊れたような音だ。

 続いて、金属の擦れる嫌な音。

 それが、荷川取を追ってくる。

 影は、もう笑っていなかった。

 だが、口が大きく開くたび、そこから白い光が漏れて見える。

 光なのに、歯のようだ。

 歯。

 影の歯。

 そう思った時、彼の喉がひどく乾いた。


 荷川取は、走りながら何度も足を引っかけた。

 赤い床は滑る。

 水が飛ぶ。

 呼吸が詰まる。

 肩で空気を切る。

 背後では、あの“もの”が金属を押し潰すような音を立てて進んでいる。

 それは歩いているのではなく、空間を壊しながら迫っているように聞こえた。


 曲がり角が見えた。

 荷川取はほとんど考えずにそこへ飛び込む。

 左。

 そして右へ折れる。

 その瞬間、背後で何かが大きく壁にぶつかった。

 鈍い衝撃。

 廊下全体に響く。

 それでも止まらない。

 まだ来る。

 まだ終わらない。


 前方に、赤い扉が見えた。

 表面は木目。

 古い教室の扉に似ている。

 だが、今の荷川取には、それが出口に見えた。

 鍵がかかっているかどうかは、もう関係ない。

 彼はその扉へ一直線に突っ込んだ。


 扉は、意外にも開いた。

 ぎい、と重たい音。

 そしてその向こうにあったのは、何もない空間だった。


 机もない。

 窓もない。

 床だけがある。

 白い。

 乾いている。

 だが、どこか学校の教室に似ている。

 四角い箱。

 空っぽの部屋。

 荷川取はそこへ転がり込むように入った。


 背後の扉が、すぐに閉まる。

 強い音。

 その直後、外側から何かがぶつかる。

 ドン。

 ドン。

 ひとつじゃない。

 何度も。

 扉が震える。

 木がきしむ。

 その振動は、彼の膝から肩まで伝わってきた。


 荷川取は、床に片手をつきながら息を整えた。

 心臓が暴れている。

 喉が焼けるように乾く。

 背中はまだ濡れている。

 足は震えたままだ。

 それでも、なんとか顔を上げる。


 この部屋は、さっきまでの廊下とは違う。

 広いようで狭い。

 静かすぎる。

 音が、外側から切り離されている。

 まるで、別の層に入ったみたいだ。

 そして、その静けさが、彼に今さらながら現実を返す。


 あの影は、まだ外にいる。

 扉の向こう。

 あの赤い廊下の先。

 だが、今はここへは入れない。

 そう判断した途端、荷川取の喉から、短く息が漏れた。


 助かった。

 ほんの少しだけ。

 だが、完全ではない。

 安全でもない。

 ただ、時間を稼いだだけだ。


 彼はカメラを手元に引き寄せた。

 フラッシュの熱が、まだ指先に残っている。

 録画ランプは――

 まだ赤い。


 その事実を見て、彼の目がわずかに開く。

 壊れていない。

 まだ撮れている。

 しかも、さっきの影も映っているはずだ。

 顔。

 目。

 笑み。

 それが残っているなら、これ以上強い証拠はない。


 だが、同時にわかる。

 もう長くは持たない。

 カメラの残量は減っている。

 この部屋もいつまで安全か分からない。

 そして、扉の向こうにいるあれは、まだ完全に諦めていない。


 荷川取はゆっくり立ち上がった。

 肩で息をする。

 足元はまだふらつく。

 だが、彼の目は、もう逃げるだけの目ではなかった。

 恐怖はある。

 強く。

 それでも、今の彼には一つだけ確かなものがある。

 証拠だ。

 映像だ。

 そして、あの影が本物だったという事実。


 だから、彼は次へ進むしかない。

 この空っぽの教室の先に、まだ出口があるかもしれない。

 あるいは、もっと深い場所があるかもしれない。

 どちらでもいい。

 今の彼は、もう止まれなかった。

 止まれば、あの影に追いつかれる。

 だから、行く。

 小さく震える脚で、荷川取慧璃は次の部屋へ視線を向けた。

 その顔には、まだ恐怖が残っていたが、同時に、逃げ切るための意地がはっきり出ていた。

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