テスト勉強は計画的に
タイトル付けのセンスがない。
今見たけど本当に見てられなかった...
今度こそいいタイトルを付けるぞ!
路地裏で俺たちはヤk...失礼。
猫耳に土下座している。
「なんで?」って思ったそこのキミ、俺らはな、忙しいんだよ!!
テスト大詰めだったの忘れてたんだよぉ!!!
という半ギレな感情はインド洋に沈めておいて、実は現実での2週間前から、俺たちは1学期の期末考査前の課題が溜まっていて...ね?
そりゃあさ、計画性のない俺らが悪いんだが。これなら猫耳も多分許してくれた。
だが、それを、だ。その時間を俺らは別のゲームに当てて、赤点補習ときた。
約1ヶ月程のゲームログインのロス。
現実世界の1日はこのゲームでは4日分だ。
...もうわかるよな?
「あなたたちのレベルなら私は数秒であなたたちを塵にできるんですよ?」
「「ホントウニスミマセンデシタ」」
「は??こっちを4ヶ月も待たせてるんですよ?
僕は定期的にログインしてたのでまだいいけど、
4ヶ月って何?」
「いや本当にそうなんですよね。アンジュさん、
これはリスキル案件だと。」
怖い怖い!てかなんでアンジュがキレてんだよ?
「今『てかなんでアンジュがキレてんだよ?』とか思いましたよね、パセリさん??」
「はぁ!?パセリ、お前ひどいな!!」
お前ッ、竹道売るな!
説教のヘイトをしれっと他人に押し付けて自分だけ罪を軽くする...
超高等テクニックじゃねぇかクッソ!
あとしれっと心読まれてるんだけど何?
「あなたもですよショートケーキさん、しらばっくれないでください」
「え」
おぉ、まじかショートケーキ。
「お前もかよw」
「オメェ消されたい??」
「これが【売り言葉に買い言葉】ですか...?」
「「「ちょっと意味違うかも」」」
アンジュ、お前人に合わせたり、ココロ読んだり...心理学科行ってきたらどうだい?
「というかそんな茶番してる場合はないんですがね。」
確かにログインし忘れた俺らが1番ダメ。
普通に腹パンされてHP1になって「手加減で許す」ってどこが手加減...いや手加減か。
普通にPW壊れてるのは突っ込まないでおくわ。
けどこれとは別で突っ込みたいんだけど、
「まさかとは思うけどさっきの腹パンってお前のストレス解消も兼ねてるとかないだろうな?」
なんとこのゲーム一部のCPUは感情がオーラとして出るヤツもいるらしくて、
赤は怒り、青は悲しみ、とか?悲しみはごく一部しか纏わないらしい。
で、さっきうっすら拳が赤だったわけですよ。
「.......」
おいおい「図星なことを言われた時に黙るというのはとても恥ずかしいことであり、
罪を認めるということだ、なので皆さん嘘は上手くつきましょう」と小学校の【外道徳】の教科で習っただろ?
ちなみに俺は外道すぎてその教科だけ1番成績良かったわ。
...これは実は半分正しいんだけど、正確には
ゲー友の『匠マスタード』から習ったんだよな。
「(小声)あのー、アンジュさん誤魔化すのが上手くなる方法あとで教えてください...」
「(小声)今ならお安くしておきますよ。」
「「金はとるんだ...」」
こんなことを話しているうちに辺りが暗くなってきた。
やっと茶番が終わったと言わんばかりの顔をしてから、猫耳が今後の計画を言い始めた。
「最初はレベル上げのために【枯渇の渓谷】へ行く予定だったんですが、
こちらだけの専用クエストが入って...」
疑問ができた時、説明している人に質問するときは?
「手を挙げる」?正解だけど、「奥義【不意打ちクラッシュ】で相手のアイテムを奪う」が大正解ですが、
この時圧倒的なレベル差で且つ隙がない場合はその考えは捨てるのが常識です。
つまりこの時は「手を挙げる」が正解です。
...ビンタする方じゃないから安心しろ。
「はい!猫耳先生!」
「パセリさん、どうぞ」
「専用クエストの受け方を教えてください!」
「えぇ...そこ?」
いやだって気になるだろ。
竹道も手を挙げかけてるわ...俺に。
Why??
「パセリ、このゲームはそういうゲームだ」
そういうゲームって言ったらそれで終いなんだよ。
「本題の方が重要なので簡単に言うと、
クエスト受注ができるNPCとの好感度により発生します。」
なるほどな。内容はともかく、
報酬が美味しそうだなァ.....
今度好感度上げにも専念するか。
「本題に戻ります。要するに専用クエストの件もあって行き先を変更して
急遽【竜炎ノ棺】まで行くことにしました。
まぁフィールド全体が溶岩ですが、皆さん飛べるはずなので大丈夫ですね。
ちなみに溶岩は上空500m以上を維持しないと
溶岩との距離に比例して割合ダメージを受けます。
レベルが低すぎると一発で死に至るらしいけど...関係ないか。(小声)」
そんなとこ俺らが立ち入った瞬間すぐ灰になるのでは?
あと聞こえてるから。
「そしてその場所の隠しエリア【竜炎ノ棺・竜頭】まで行ってボスを倒します。」
「で、その美味しいところを俺らが掻っ攫う、ということだろ?」
なんとなくだけどイメージはついてる。
それくらいステージの名前が強そうな場所なら経験値は申し分ないだろうな。
「まぁ、そういうことです。」
「ちょっといいか?」
竹道が手を挙げる。
「どうしましたショートケーキさん?」
「耐熱防具とかは必要ですか?」
「直テレポなので要りません。」
「筆は万年筆必須ですか?」
「今回は筆は今の装備でも構いません。」
俺と竹道はきょとんとした。
少し不安が残るけど、大丈夫か?
【竜炎ノ棺】※推奨レベル280
溶岩の大地に炎の竜が飛び交う魔境。
相当な実力者でないと、雑魚敵すら倒すのが「ほぼ不可能」と言える。
【竜炎ノ棺・竜頭】※推奨レベル??
NO DETA




