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Ⅰ第肆話【ギャップ(上)】

 キャットライト事務所__


「皆さ〜ん!朝食できましたよ〜!」

 朝食を作り終えた四季サクラ(しきさくら)の声が響き渡る。

 四季サクラはキャットライトのメンバーの一人。

 そして日本に現れたカントリーヒューマンズだ。

 落ち着いた性格で協調性が高く、口調は敬語。

 キャットライトの中でも特に落ち着いている。

「起きてますかね?」

 リビングで紅茶を飲んでいたインリスが言った。

 本名インリス・スピリット。

 インリスもキャットライトメンバーの一人。

 イギリスのイングランドに現れたカントリーヒューマンズ。

 四つ子の一番目でもある。

 紳士的で話し方はサクラと同じく敬語。

 自虐が多く、紅茶が好き。

「わかりません」

「じゃあ、広義起こしてくるけん」

 様子を見て優媛がレポートを中断し、立ち上がる。

 蜜和優媛(みわゆうひ)

 優媛もキャットライトメンバーの一人。

 愛媛県に現れた都道府県ヒューマンズだ。

 さらに都道府県ヒューマンズの中で優媛のみ神童である。

 温和で優しい性格で伊予弁が出るが、

基本は標準語で話すようにしている。

「助かります」

「私はラファエ起こしてきますね」

「お願いします」

 ―――

 優媛は和室に行き、広義を起こす。

「広〜もう朝だよ〜起きて〜」

「う〜ん…」

 広義は眠そうに起き上がった。

 四方城広義(よもしろひろき)

 キャットライトメンバーの一人で、

広島県に現れた都道府県ヒューマンズだ。

 明るい性格で広島弁が出る時もあるが、

基本は標準語で話す。

「おはよ。もう朝やけん、はよ着替えて〜」

 蜜和優媛がクローゼットから四方城広義の着替えを出しながら言った。

 ―――

 インリスは二階に行き、ラファエを起こす。

「ラファエ、起きてください。」

「え〜…もう少し……」

 なかなかラファエは起きない。

 本名はラファエ・ミステア。

 ラファエもまたキャットライトメンバー。

 フランスに現れたカントリーヒューマンズ。

 一番感情表現が豊かで、時間にはルーズ。

 コミュ力が高く、誰にでもフレンドリーだ。

「起きなさい。全く…」

 インリスは呆れながらラファエを起こした。

「インリスはほんとせっかちだよね〜」

「貴方が朝遅すぎるんです」

 ―――

 サクラは二階の和室へ行き、王を起こしていた。

「王さん、起きてください」

「う〜ん…」

 王は寝ぼけながら身体を起こした。

 本名は天地王(ティエンワン)

 王もキャットライトメンバーだ。

 中華人民共和国のカントリーヒューマンズだ。

 はっきりとした性格で、自分の意思は隠さない。

 口調でたまに語尾に『アル』がつくことがある。

「おはようございます」

「サクラは朝早いんね…」

「王さんはもう少し早く起きましょう。さ、着替えてください」

 サクラは王の着替えを用意しながら言った。

「わかってるアル」

 王はサクラに起こされ、まだ少し眠そうにしながら着替えた。

 ―――

 そして皆一階のリビングに集まった。

「おはよ〜」

 るりねが起きてきていた。

「おはようございます。朝ごはん食べますよ」

「「いただきま〜す」」

「にしても、昨日は珍しくこちらから行ったのですね」

 インリスは昨日珍しく、ルミナスカーレッジ事務所に行った事を聞く。

「時間はあったし、結だけと会ってるのもね」

「色んな方と交流しておくのは良い事ですからね」「皆いい子そうだったね」

「だが、廊下に誰かいたが…」

 実は無神社の一室で話している時、廊下に障子から見ている人物がいたのだ。

「さぁ?だが、ルミナスカーレッジは貴族と王族いるんやけん護衛がおってもおかしくない」

「それもそうだな」

 納得したところで、ラファエが言った。

「でも、日本に無っていう名前の神社あるんだ。知らなかった」

 日本には多数の神社がある。

 漢字一つの神社は椿神社や、社神社など

 これもまた複数ある。

 だが、無神社は一般的には知られてなさそうだ。

 似た名前の高知県鳴無(おとなし)神社というのならある。

「本当に行きたいと願わないといけないけん。それに公表はされとるけん、絶対行けんわけやないね」

とるりねは言った。でも、後にこう言った。

「五人の中で霊感があるのは霊唯姉と翠翼さんだけやけどね」

「そうなんだ。神社を拠点とするけど、全員見えるわけじゃないのね」

 ラファエが行った。

「お前ら早くする」

 いつの間にか食べ終わっていた王が急かす。

「王さんが早すぎるんです。もう少しゆっくり食べましょう?」

 インリスが言った。

「ごちそうさまでした。僕ちょっと出てくるね」

 次に食べ終わった優媛が言った。

「ちょっと待て、どこ行くんだ」

 焦ったように広義が聞く。

「買い物だよ~。まだちっちゃい頃の事気にしてるの?」

 と優媛は言った。

「優媛、それでも貴方は気をつけなくてはいけません。ただでさえ警戒心が低いんですから」

 サクラが注意するように言った。

「心配性だなぁ…僕は子供ではないんだけど…」

「優媛さん、貴方は警戒しないといけません」

 納得いかない優媛を宥めるようにインリスが言った。それに続いてラファエも言う。

「ちっちゃい頃既に誘拐されかけたんでしょ〜?」

「そうやけど、ちっちゃい頃やけん!」

 実際、実は優媛は幼少期誘拐されかけた。

 その時は四国きょうだい、広義、歐待が近くにいた為なんとかなった。

「神童を狙ってくる奴がいるからな」

 るりねが言った。

 そう話していると、窓際に黒猫がやって来た。

 キャットライトの伝達猫『菊』だ。

「任務通達です。日本国青森県山間にて異怪発生。対処に向かってください」

「「了解した」」

今回の地として使わせていただいたのは「日本国愛媛県四国中央市」です。

キャットライト事務所は四国中央市にあります。

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