Ⅰ第弐話【任務】
アメリカ合衆国 ミシガン州_
「到着しました」
前には結達の身長を遥かに超える無彩色の理性も知性もない化け物…異怪が出現していた。
「まだ人が少ない所で良かった」
魔法使いらしく、杖『マジックライト』を持った結が言った。
「んじゃ、暴れていい?」
ボクシンググローブ型武器『ルサラガー』を装着した霊唯が結に聞く。
「くれぐれも人は攻撃しないように」
「わかっとんよ!」
霊唯が異怪に先陣を斬って突撃しにいく。
「待ってや、霊唯〜!」
狐姫奈も足に装着する武器
『ラバルトシューズ』を装着し、霊唯の後を追う。
その間にも異怪は街、逃げ惑う人々を攻撃する。
「住民の皆さんは、こっちに!」
「慌てないで!」
実音と翠翼が誘導を行っている。
実音の腕には白色のブレスレット『アイスプラネット』、翠翼は特別式大麻おおぬさ『言霊詞』を持っている。
「実音!そっちに行った!」
霊唯達への異怪の攻撃が被弾し、住民達へ。
「ブリザード」
実音が腕をかざし、氷の壁を形成。
「おりゃあ!!」
霊唯はお得意のパンチで異怪を倒していく。
霊唯の腕力は実は常人の数百倍あるのだ。
さらに今は武器で力を倍増している。
だが、普通の人間でも限界まで鍛えれば霊唯と同じくらいの腕力にはなる。
霊唯はその腕力を維持しているのだ。
だが、前に集中しすぎて背後に回られた。
「あ、やば」
「よっと」
狐姫奈が霊唯の背後にいた異怪を蹴り飛ばす。
狐姫奈は脚力が兎並ある。
今はラバルトシューズを装着している為、
数百倍まで増幅している。
「ありがとさ〜!」
「ええよ〜」
「二人共油断しないで!!」
結がマジックライトを構えた。
「ギスエンド!」
結は光線を異怪に向けて放った。
だが、まだ異怪を倒しきれていない。
「ギアアアアア!!!」
異怪が奇声を発しながら攻撃。
「うーるーさーいーよー!」
狐姫奈は耳を塞ぎながら、攻撃しているが、
少し攻撃力は落ちる。
「ぐ…うぅ………」
実音は聴力が常人の倍はある為、音声攻撃は非常に効く。
「実音!」
異怪がターゲットを実音に向けた。
「実音ちゃん!」
翠翼がギリギリの所で結界を張った。
「CΤ」
〈ドゴォ!〉
異怪は霊唯が倒した。
霊唯は倒す前に何か言っていたが、
聞き取れた者は誰一人いなかった。
「大丈夫!?」
「これにて終了だね」
狐姫奈が最後の異怪を倒し、任務完了。
「皆大丈夫そうだね。」
「さっきの奇声は痛かったね〜…」
狐姫奈と実音はまだ耳を抑えているが、
大丈夫そうだ。
「2人は特にね…」
「大丈夫?」
翠翼と霊唯は心配そうな表情をしている。
「大丈夫大丈夫。」
「明日はあの人達来てくれるから、
その時軽く診てもらう?」
結は、はっと思いついたように言っていた。
だが、皆不思議そうな表情をしている。
「あの人達って?」
「あ、そっか。皆知らないのか。じゃあ、 明日までお楽しみって事で」
結はいたずら的な笑みを浮かべ、そう言った。
今回の地として使わせていただいたのは「アメリカ合衆国ミシガン州」です。
そして伝えていませんでしたが、たまにミニ情報的なものを載せたりします。




