Ⅰ第壱話【出発】
地球のどこか 早朝_
森の中にポツンと神社が建っていた。
神社の鳥居には“無神社”と書かれている。
その神社に赤髪の人が走っていった。
境内には他にも四名の人がいた。
先程の赤髪の人も障子を開け、入ってきた。
「皆!もう来てたんだ!」
赤髪の人が言った。
赤髪の人の名前は塩苗霊唯。
この無神社の巫女でもあり、ヨミテラスのクラスの一つ。
『ルミナスカーレッジ』のメンバーの1人でもある。
服装はあまり巫女らしくない。
白いシャツに青色の上着、ねずみ色のズボン、右手には黒色の手袋、頭にはカチューシャのようなものをつけている。
明るい性格で、赤い瞳は灯火のようだ。
「おはよう、霊唯。」
そう言ったのは庭を掃除していた池水翠翼。
彼女はこの無神社の神主兼巫女だ。
服装も巫女らしい。濃い紫色の髪を薄紫色のリボンで後ろで二つに結んでいる。
彼女もまたルミナスカーレッジのメンバーだ。
基本的にはおっとりとした性格だが、自分の意思は中々曲げない一面もある。
紫の瞳は優しい雰囲気だが、根には強い意志がある。
「おはよう。霊唯にしては珍しいね。いつもなら最初に来てるのに。」
今度は茶髪の編み込んだ髪をしている女性が言った。
彼女は奥平結。
実は彼女は極希少な魔法使いで『神童』である。
白いシャツに茶色のカーディガンを羽織っており、緑色のジーンズを履いて、首元には青色のリボンが結ばれている。
彼女はルミナスカーレッジのリーダーだ。
誰にでも基本、公平に分け隔てなく接する優しい性格で、周りへの気配りが上手い。
「ちょっと寝坊しちゃってね〜」
「珍し〜」
そう言ったのは谷島 狐姫奈。
彼女は『ゾーエピスティ』という地球にはない国の貴族であり、神童だ。
この世界では地球以外の惑星にも行く事ができる。
だから狐姫奈のような人間がいるのも普通なのだ。
ゾーエピスティがある惑星は『ルクスプラテネス』という星だ。
大抵白いシャツの上に黒色のジャケット、鉄黒色のズボンを履いている。
黒色のジャケットには貴族を表す紋様が金色で書かれている。
彼女もまたルミナスカーレッジのメンバーで、霊唯と同じく明るい性格。
だが、少し忘れっぽくふわふわしていて思った事を言うタイプ。
「そんな日もある」
そう言ったのは雪薔薇実音。
彼女は『アイスプラネット』という惑星の王族であり、神童だ。
黒いジャケット、紺青色のズボンを履いている。
白髪から水色グラデーションの髪を紺青色のリボンでサイドテールにしている。
頭には王族らしい王冠を被っている。
彼女もルミナスカーレッジメンバーだ。
冷静そうな見た目をしているが、根は明るく優しい性格をしている。
実音は狐姫奈と縁側で折り紙をしており、鶴や猫ができていた。
結は誰かと通信デバイスで会話していた。
「じゃあ、結。武器の新調は…」
「わかりました。」
ルミナスカーレッジはクラス同士での交流はほとんど特定のクラスのみ。
『キャットライト』というクラスくらいだ。
そして直接会うのはリーダーの結くらいで、メン バーはほとんど会わない事が多い。
だが、王族と貴族がいる為、交友関係は広い方となる。
奥平結「では、それで…」
すると一羽の鴉が飛んでくる。
「椿?任務?」
ルミナスカーレッジの伝達鴉の椿だ。
「はい。任務通達です。アメリカ合衆国ミシガン州にて異怪発生。対処に向かってください。」
「了解しました。」
結がそう言った。
五人はそれぞれの武器を持ち、神社を出発した。
ただ、この先起こることがいつもと同じではないことにルミナスカーレッジは気づく由もない。
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今回の地として出たのは「”無“神社」「アメリカ合衆国ミシガン州」です。
後書きには出させてもらった地(市区町村、県や州など)を書いていきます。




