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リインカーネイターVSリグレッサー  作者: ダン・水木
アーク1 - 入学試験

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間奏曲2:ガヴィの状態

PoV ガヴィ


ゆっくりと目を開くと、真っ白な天井がすぐ頭上に浮かんでいるのが見えた。背中を起こそうとしたが、痛みと鈍いだるさのせいで、指先一つさえ動かすことができなかった。


「何が起きたんだ?」私はかすれた声で尋ねた。何が起きたのか思い出そうとした瞬間、頭にズキズキとした眩暈が突き刺さった。「俺はまだ闘技場にいたはずだ。ラグナルという男と戦っていた。それから……それから……」


言葉が止まった。空白を埋めるように、パズルの欠片が次々と現れ、断片だった記憶がゆっくりと一つに繋がっていく。だが、それはあまりにも痛みを伴うものだった。


「俺は……負けたのか?」


気づかないうちに、涙が目尻から流れ始めていた。


そうだ。私は泣いていた。体に残る痛みのせいではない。自分に降りかかった、この屈辱的な敗北の恥のせいだ。あれほど侮辱されたのに、祖父まで侮辱されたのに、私はあの男の顔に一発の拳すら当てることができなかった。


「くそっ! くそっ! くそっ!」


私は呪うことしかできなかった。怒りを吐き出すためにできる唯一のことだったからだ。手は拳を振り下ろすことも、シーツを握ることすらできなかった。


キー……。


扉が開く音が聞こえた。頭を上げようとしたが無駄だった。体は本当に動こうとしなかった。


「待て……この足音……」


私はその落ち着いた、一定の足音をはっきりと覚えていた。五歳の頃からずっと私と共にあった足音だ。


「レオか?」私は尋ねた。ちょうど彼の足音が私のすぐ近くで止まったところだった。


「そうだ。俺だよ、パートナー。」彼は答えた。そして椅子を引き寄せ、私のすぐ隣に腰を下ろした。「気分はどうだ?」彼はもう一度尋ねた。瞳の奥に浮かぶ哀れみを隠すような笑みを浮かべながら。


「ここはどこなんだ?」


「学院の治療室だ。」彼は少し声を震わせながら答えた。それを隠そうとしているのが分かった。「ああ、ここで治療を受けているのは君だけだけどな。君が弱すぎて治療が必要だったからだ。だからもっと普段から——」


「俺は合格したのか?」


彼のくだらない話が続く前に、私はすぐに遮った。だが……彼はすぐには答えなかった。そこにはただ、あの哀れみの表情だけがあった。私は嘘も、苦さを覆い隠すための慰めも嫌いだ。欲しいのは正直な答えだけだ。


もう一度同じことを尋ねた。


「答えてくれ、レオ。」


彼はしばらく黙り込んだ後、ゆっくりと悲しそうに首を振った。


「すまない……君は合格しなかった。あの試合では、かろうじて合格するための追加点すら得られなかった。」


「そうか……?」


穏やかな静寂の中で。どちらの口からも言葉は出なかった。数秒が数分に変わっても、どちらも沈黙を破ろうとはしなかった。


「なあ……」レオがついに口を開いた。「実はさ……ここでもう友達ができたみたいなんだ。」


「お前なら驚くことじゃない。」


「いや、そういう意味じゃないんだ。本当に面白い人たちに出会ったんだ。滅多に出会えないほど心優しい貴族たちだ。それに一番いいことは何だと思う?」


私は少しだけ彼を見て、片眉を上げた。


「有名なアムステルダムの宝石に会ったんだ!」


彼の興奮した言葉に、私は少し興味を持った。彼の言うアムステルダムの宝石そのものに興味があったわけではない。ただ、あまりに嬉しそうな彼の反応が、少し気になっただけだ。


「本当か? どんな人なんだ?」


「とても綺麗なんだ。本当に。ピンク色の髪がとても魅力的で、いい香りがするんだ。マルコ叔父上が娘を自分の街に隠していたのも無理はない。君も見ればきっと夢中になるさ。少しおしゃべりだけどな。でも一番いいところは……」


彼は少し誇らしげに言った。


「彼女は、俺たちと同じかもしれない。父親と同じように、人々を思う貴族なんだ。」


彼女の美しさは否定できない。私は観客席の別の場所に座っていて、時々、先ほど彼と話していたピンク髪の少女をちらりと見ていた。


「どうして分かる? さっき観客席で少し話しただけだろう?」


彼はゆっくりと首を振った。


「前に一度会ったことがあるんだ。入学試験が始まる前、貴族の息子にいじめられていた平民を彼女が庇ったんだ。多分、その時からもう好きになっていたのかもしれない。」


「それで?」


「俺も人々を守りたかったし、彼女の前で格好よく見せたかった。でも残念ながら……」


彼の力強い表情が、少しずつ崩れていった。


「議論に負けて、誰かに恥をかかされた。」


「誰だ?」


「さっきお前を殺しかけた男だ。」


心臓が止まったような気がした。目を見開いた。


ラグナル……。


つまり、レオもすでにあの男に会っていたのか?


私はすぐに、もっと詳しく話してくれと頼んだ。彼はそれに同意した。


だが、彼の話をすべて聞いた後、理解するどころか、私の頭はさらに混乱した。


「待て。もしあいつがさっきあの貴族を庇っていたなら、どうして俺をあんなに嫌っているように見えたんだ? 祖父のことまで、あんな酷い噂を持ち出して嘲笑した。」


レオは肩をすくめた。彼にも答えはなかった。ただ一つだけ、私たち二人とも理解していた。


あの男は、何かを隠している。


「だとしたら……あいつの目的は何なんだ?」


「さあな。ラウルと関係があるのかもしれない。さっき、あいつがラウルに何か渡しているのを見たんだ。何かは分からないけど。」


「つまり……あの狡猾な狐の味方なのか?」


「かもしれない。誰にも分からないさ。」


再び沈黙が落ちた。それぞれの考えがぶつかり合い、本当の答えを探していた。


私は深く息を吐いた。


「すまない。」私は静かに言った。


レオは首を傾げた。なぜ私が謝るのか分からないようだった。


私は顔をそらした。


「俺が弱いせいで……もうお前の盾になれない。もし合格していれば、ラウルからお前を守れたはずだ。あいつが何を企んでいるか分からないからな。」


「大丈夫だ、パートナー。」


レオは優しく微笑んだ。だが、私はどう返せばいいのか分からなかった。これまでずっと、彼の無謀さを抑え、守ってきたのは私だった。だが今は違う。私がいなければ、この友人はその無邪気で無鉄砲な行動のせいで、これまで以上に傷つくかもしれない。


「自分のことは自分で守れるさ。」


私は眉をひそめた。


「その言葉を一番信用できない相手がお前だ。お前は考えずに行動するタイプだ。どんな代償を払っても正しいことを守ろうとする。誰かが止めないと、簡単に傷つくタイプなんだ。」


「俺はもう子供じゃない。」


彼は誇らしげに胸を叩いた。


「もう大人だぞ、見ろよ。ここまで来るまでに色んなことを経験してきた。全く変わっていないなんてことはないだろ?」


私はただ皮肉な目で彼を見た。


「おい、そんな目で見るなよ。言っただろ、俺のことはそんなに心配するなって。それより自分のことを考えろよ。少し運が良ければ、来年は合格できるかもしれない。そうすれば、また一緒になれる。パートナー。」


レオは拳を私に差し出した。


私はもう一度息を吐いた。


「本当に面倒なやつだな、パートナー。」


私は拳を彼の拳に軽くぶつけた。


白い静かな部屋の中で、私たちは笑った。言葉にする必要のない約束の絆が結ばれていた。長い年月を共に過ごしてきた二人にしか分からない、静かな誓いだった。


「来年、待ってるぞ。パートナー。」


「任せておけ、レオ。」






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