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リインカーネイターVSリグレッサー  作者: ダン・水木
アーク1 - 入学試験

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12/53

女の子たちが演技する番だ

「ああああ!」

ラーグナルと別れた後、森の中から大きな悲鳴が響き渡った。まさかこんなに早く聞くことになるとは思っていなかった。不運かそれとも別の何かか、その声は本当にスピキュロフェリスの巣へ戻り切る前にすでに聞こえていた。

「へへ〜、今のはきっとダニの悲鳴だね。無事だといいけど。」私は気楽に両腕を頭の後ろで組んだ。「まあ、とにかくラーグナルならあのライオン一匹くらい一人で対処できるよね、クレア?」

クレアはしっかりとうなずいた。

私たちは軽く会話を交わしながら、スピキュロフェリスの巣へ向かって歩き続けた。あそこにはまだ一体のモンスターが残っており、あの二人の戦いが終わるのを待つ間に対処しなければならなかった。

震えているように見えるクレアをちらりと見た。

「緊張してる?」

「少しね。」彼女はこめかみをかきながら答えた。「護衛やお父様なしで戦うのは初めてなの。あなたは?経験はあるの?」

「経験?あなたと変わらないよ。」

「でも、あなたは緊張してるように見えないわ。」

「本当に?よく見てみて。」

クレアは私をもっと注意深く見た。やがて、頭の後ろに隠していた私の震える手に気づき、彼女の瞳がゆっくりと見開かれた。

「あなたも……緊張してるの?」

私は首を振った。今クレアが感じているものとは、私のそれは少し違っていた。私は全く緊張していなかった。ただ、別の何かだった。

「あなたの感覚は私よりずっと鋭いでしょう、クレア。さっきから巣へ向かう途中で、何かに気づかなかった?」

クレアは唾を飲み込んだ。「まさか、それって……」

私は苦く笑った。

恐怖。

それが私が本当に感じているものだった。鼻を突き刺す血の臭い、茂みに散らばる赤い染み、視界の端に偶然映る肉片。そのすべてが、私の中にかすかな隠された恐怖を呼び起こしていた。

無視しようとしたが、その感情はむしろ強くなるばかりだった。初めてスピキュロフェリスの巣に足を踏み入れたとき、引き返して逃げ出したくなった。でも、できなかった。

救わなければならない命がある。

今まで私は弱いモンスターとしか戦ったことがなかった。強い相手とは一度もない。そしてダニに起こったことを見て、これは思っていた以上に危険かもしれないと気づき始めた。森は遊び場ではない。多くのモンスターが徘徊している。一歩間違えれば死だ。

それでも、これ以上の犠牲を出さないために、そしてまだ救える者を救うために、私は踏みとどまった。

スピキュロフェリスは獲物をすぐには殺さないモンスターだ。いくつかの獲物は巣へ引きずられ、新鮮な食料の備蓄として残される。彼らは高い知能を持つ数少ないモンスターの一種だ。

さらに今のような繁殖期には、巣の周囲で見かけたものを何でも積極的に狩る。特にオスは、巣からかなり離れた場所まで獲物を追うことをためらわない。

それが私の計画がうまくいった理由でもある。

分断して一体ずつ殺す。

高い知能と一級の能力を持つ変異モンスターのつがいと正面から戦うのは得策ではない。彼らは協力し、互いの弱点を補い合う。引き離すことは単に戦力を分けるだけでなく、もはや補えない弱点を露呈させることでもある。

私は左右をわずかに見やった。草や木の幹にこびりついた赤い染みが見えた。それが誰の血か分かっていたが、無視することにした。

近い。

再び、拳を握りしめているクレアを見た。もう一度、覚悟を問いかけた。

「言ったでしょう、私は逃げない。」彼女は、今私の頬をかすめた風のように小さな声でつぶやいた。「いつか、私もオーレンズの当主になる。私の領地の呪われた森からいつ現れるか分からないモンスターとも向き合うことになる。今でなければ、私は成長できない。強くなれない。そして民の前に立つ資格も持てない。」

私は口元を上げた。ゲームのシナリオに書かれていたよりも早く、この台詞を聞くとは思わなかった。

私は握った拳を彼女に差し出した。彼女は自信に満ちた笑みを浮かべ、迷いなく自分の拳をぶつけた。

「ロォォォア!」

突然、前方から大きな咆哮が響いた。明らかにそのモンスターは私たちの到着を待っていた――死神を。

私は拳を握り、戦闘態勢の笑みで指の関節を鳴らした。一方クレアは優しく微笑み、腹の下で両手を合わせた。

「ぶちのめそう、クレア!」

「ええ!」

茂みをかき分けると、私たちはすでに二体のモンスターの巣である洞窟の真正面に立っていた。闇の奥から、剣のように光る爪が闇を切り裂いた。尾は長く、ドリル状の毒針を備えている。

首の周りにたてがみはない。メスだ。だが、それが容易な相手であることを意味しない。むしろメスの方が、モンスター界ではメアリー・スーであることが多い。

「ロォォォア!」

その咆哮は森全体を震わせた。しかし、その目は本当に私たちに向けられてはいなかった。一瞬、怒りと焦りが見えた。まるで呼びかけに応じない伴侶に苛立つ妻のように。

クレアは腕に何かの包帯を巻いているようだった。一方私は、この隙に挑発するつもりだった。動物もモンスターも、本能が強いと言われている。

「旦那さんを探してるの?残念だけど、もう帰ってこないかもね。」

「グルル……」

モンスターは振り向き、私の言葉を理解したかのように低く唸った。今や血に飢えた視線を私たちから外そうとしない。

「一生一夫一妻だって聞いたよ。かわいそうに。でも、もう二度と繁殖できないかもしれないね。」

モンスターは怒りに満ちて咆哮した。だが一歩踏み出そうとした瞬間、クレアがすでに素早く突進していた。彼女の手の包帯が黄金に輝き、やがて陽光の下で光る銀の手袋へと変わった。

シュッ!シュッ!シュッ!

尾が三度突き出されたが、クレアは左右に軽く跳びながら前進し、それをかわした。

カン!

目前で放たれた毒針を銀の手袋で受け止め、そのまま顎へアッパーカットを叩き込む。

頭が跳ね上がる。しかし怯まず、太い尾の根元で叩きつけようと回転する。だがクレアは想像以上に強く、攻撃を耐え、わずかに左へ引きずられただけだった。

尾を掴み、背を反らし、後方へ叩きつける。そして私に向かって叫んだ。

「アリシア!」

言葉少なに、私は即座に氷塊でモンスターを拘束し、巨大な氷杭を空から落とした。

「くらえ!」

だが杭が落ちる前に、雷を伴う竜巻が現れ、私の魔法の連鎖を破壊した。私たちは数メートル離れる。

変異モンスターは単純な攻撃魔法を使えるが、これは少し本気らしい。思わず苦笑が浮かぶ。

「くそ……B級モンスターみたいね。」

この世界の設定はゲームと同じだ。モンスターの強さは危険度で分類される。B級は一個小隊に相当する。

「クレア、離れて!作戦変更、ラーグナルと合流する!」

「了解!」

私たちは即座に走り出し、クレアが私をお姫様抱っこで抱えた。私は遅くて弱いと自覚しているので従うしかない。

だが逃げようとした瞬間、モンスターが咆哮し、風刃を放った。クレアは本能でしゃがみ避けたが、前方の木々が切り倒され道を塞ぐ。

舌打ちする。

クレアは倒木を軽やかに跳び越える。だが背後から雷撃が肩に直撃し、私たちは地面を転がった。

私は立ち上がり、歯を食いしばって叫ぶ。

「アースウォール!」

厚い土壁が立ち上がり、雷を防ぐ。クレアの無事を確認。かすった程度だ。

「大丈夫。すぐ行きましょう。」

彼女は手を引くが、私は首を振る。

「何を……」

「逃げるより戦う方が生存率は高い。あれは簡単に逃がさない。」

「勝てると思う?」

「その質問、あなたに返す。」

彼女はかすかに笑い、鼻を鳴らす。「面倒ね。でもあなたが隊長よ。最初から逃げる気はないわ。」拳を打ち合わせる。「見せてあげる。オーレンズ侯爵令嬢の力を。」

「なら、私も。」

私は母の形見の赤いルビーの指輪を左手薬指にはめた。枯れかけた血管に大量のマナが流れ込む。

「本気を出す。」

バキン!

土壁が破壊される。咆哮。だが恐怖は消え、勇気が湧く。

クレアが突進。雷を纏う尾の連続突き。だが彼女の方が速い。

殴って避ける。殴って避ける。

雷撃を私が風で逸らす。

「予想外でしょ?」

劣勢を悟ったモンスターは竜巻でクレアを吹き飛ばす。

「ファイアボール!」

巨大な火球が空へ。怪物の何倍にも膨れ上がる。

「全部使えるのよ、私は!死ね!」

投擲。竜巻が酸素を吸い炎が天へ。

咆哮。

私は膝をつく。

炎が収まる。まだ立つ影。

「くそ……」

終わりか。

「よく戦った。後は私に。」

「ク、クレア……」

「ゴッドハンド!」

黄金の閃光。頭部に穴。

彼女はピース。

「手、震えてるよ。」

「一晩で治るわ。」

笑う。

「肩、貸して。」

「もちろん。」

洞窟から軋む音。

「聞こえた?」

「最初から。」

中へ。

目を見開く。

「それは……」



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