表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/36

恋人と犯罪者(弐)

「ハァ、ハァ、ハァ…」彼女は走る。給湯室から逃げ出して、どこへ向かうのか。その当ても無く、とにかく帝都から出ようとする。帝都を円形に取り囲むこの壁―〈凱壁〉を、正規の出入口からではなく、跳躍により飛び越える。

「―っ!!」着地に失敗する。

左足首がイかれたらしいが気にしない。そもそも、感情なんかあるからいけないのだ。ならば、消してしまえば良いだけの事。痛みなんて要らない。心なんて要らない。第一部隊長への、淡い気持ちすらも、捨て去って―。次第に、外見が停滞者になっていく。例の停滞者の大群に合流する頃には、もう。


見分けが付かなかった。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


「やはりな」ルナのその反応に、ヤシロは眉をひそめる。まるで、知っていたかの様な答えに幾つか疑問が浮かぶ。

「知っていたのですか?」それに対して、無言で頷く。そして続ける。

「アイツを、殺せ」

その言葉には、温度が無かった。感情が無かった。気持ちが無かった。心が無かった。しかし、そんな言葉の裏には、〈ヤシロを自分のモノにしたい〉という欲があった。ヤシロには、それも解っていた。だが、ヤシロは気付かない振りをした。

「、、、はい」既に、ヤシロの腹は決まっていた。誰が何と言おうと、〈エヴァ〉を連れ戻す。



それ以外に、選択肢は無かった。


★★★★★★★★★★★★☆★★★★★★★★★


TO BE CONTINUED……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ