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ドローンが捉えた映像。それは、先刻、忍者と剣客が殲滅したハズの停滞者。停滞者の大群。無数に蠢く異形の怪異は吼える。吠える。咆える。猛ったその群れは、帝都へと一心不乱に、一糸乱れぬ動きで進行していた。

「、、、はは」ヤシロは笑う。嗤うしか無かった。その、数万の大群をー


『嘲笑った』


「隊長…?」

一瞬、ほんの一瞬だけ残忍な表情を浮かべたヤシロを、ラデンは訝しげに見る。

「いや、何でもない。気にするな」

嘘だ―。知っている。分かっている。旧友であるラデンにはヤシロの事が良く解る。

『気にするな』―その言葉は、何かある時の言葉。ヤシロには、ラデンに見えない何かが見えているのか。彼には分からない。理解ができない。目の前に居る、[闇]が、わからない。帝都の人口を1晩で2割減らした大量殺人鬼。虐殺鬼。その心中が―。


全く解らないのだ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ヤシロの目には、信じられないモノが映っていた。それをみて、笑ったのは事実。

「アミラル、アドルフ。付いて来い」

彼はそう言って部屋を出ていく。


「は、はい」2人は素直に従い、付いていく。

その、隊長の背中から漂う異常なまでの殺気―否、何とも形容し難いオーラに圧倒されながら。


〈バンッ〉と勢いよく開けたのは、人類最強の人物の部屋の扉

「え?あ、、、」人類最強は赤面していた。いや、ヤシロが扉を開けてから、赤面していった。


「き、着替えを除くのは、その…。」人類最強―ルナ・フレデリカが照れているのを完全に無視して語り出す。

「用件だけ伝えます。停滞者の大群の中に、彼女を見つけました。殺すか、捕虜にするか、決めてください」着替え中の下着姿に見向きもせず、淡々と言う。あれだけ恥ずかしいがっていたのに、少し残念そうな表情をする。1つため息をつき、「彼女?」とルナは聞き返す。ヤシロは答える。

「ええ。彼女―〈エヴァ・フローレンツ〉です」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆★


TO BE CONTINUED……

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