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第33話
「ああああぁぁぁぁ」
城を壊しながら二人は落ちる。
落ちながらもレイシアを前に抱き直すテン。
何枚か床を突き破り、着地した。
総司令室。
全員が、唖然としている。
突然、天井を破壊し現れたモノ。
レイバーンではない。
人間か?
いや、
違う。
大きい、
青い。
新たな魔物なのか。
抱えているあれも、魔物か。
口を開いた。
全員、ビクッと体を震わせる。
「あ、すみません!」
股間を片手で隠し、去って行った。
一瞬の出来事だった。
時が止まっていた。
安堵と共に、ゼルヴァンはふと頭に浮かぶ。
去り際にこちらを見ていた......
あれは......騎士団長!?......
――床には燃えて僅かに残ったカーテンが落ちていた。
第34話に続く。
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